愛さえ知らずに育ったモンスター 叫びはおまえの涙なのか
概要
Pixivのタグとしては『ウルトラマンガイア』における怪獣のイラストか、幼少期から誰からも愛されぬまま育って悪の道に堕ちたキャラクター・人物のイラストに付けるのが妥当だろう。
しかし地球怪獣はともかく、根源的破滅招来体の行動に愛情の有無が関係しているかは怪しいが。
現実・架空における愛さえ知らずに育ったモンスター
非常に嘆かわしい事だが、現実・フィクションを問わず虐待やネグレクト、間違った英才教育等の悲惨な扱いを受けた結果、愛を知らぬまま心が醜く捻じ曲がって育ってしまい、間違った道に進んで法律を貶めたり、犯罪を犯す人間はいつの時代、どんな社会や国でも存在している。価値観や作品によっては無い方が明らかにおかしいと疑ったり、断じる事例も。
その最たる例が殺人鬼であり、彼らの殆どが親族から虐待される等して愛されずに育ってしまった故にと、悲惨な生い立ちをしている。
劇中(作中)ではまさしく邪悪な怪物の如く、同情の余地のない悪逆の限りを尽くす彼らだが、きっと自分では気づいていないだけで、心の何処かでは愛を求めていたのかも知れない。
最後に
言うまでもないが本項目に自らの意思で他者に害を為す存在を擁護する意図が無い事は留意されたし。親や何等かのせいにすれば何でも許される、なんてのはフィクションだけ(フィクションですら許されない事も多いが)である。
キャラクターや現実の犯罪者達の所業で決して癒えぬ傷を負った被害者達がいる事も、どうか忘れないで欲しい。
「家族や親族に酷い目に遭わされたから悪事や凶行に手を染めても良い」「自分は愛を知らずに育ったから何をしても許される」なんて理屈がまかり通るわけがないのは当然である。
自分が不幸だからと言って他者を不幸にしていい道理はどんな世界にも無いのである。
一旦行動を止めて振り返り、自分の愚かさや過ちに気付いて反省していく事が絶対に必要なのだ。
それでも自分の不幸を他人のせいにするならば、もはや恥を捨てた行動をとるか、愛を求めるかしかないのである。
だが、それでも教育や生い立ちによる影響は無視できないものがあるのも、被害者救済の壁となっているのもまた事実なのだが。
関連タグ
卑劣漢(悪漢)、悪女 、美形悪役:愛さえ知らずに育った者が備える場合のある特徴。
復讐者、承認欲求モンスター、哀しき悪役、サイコパス、井上キャラ:愛を知らずに育ち、魂が醜く歪み切った者達の末路。
愛などいらぬ!、ああ、心に愛がなければ…:愛の是非を問う言葉達。
毒親(毒母、毒父):自分の子供を『愛さえ知らずに育ったモンスター』にしてしまう諸悪の根源もとい元凶の元凶とも言える存在。
愛を知らない哀しい暴魔:別作品の類義語。
毒親の被害者:こちらは作品を問わず用いられる類義語。
「殺人が趣味のブタ野郎がてめーの都合だけしゃべくってんじゃねぇーぞこのタコがッ!」:「だからなんだ」「お前の都合なんか知らねーよ死ね」という被害者関係者の叫び、やられる側からしたら加害者がどんな悲惨な目にあっていようがどんな価値観を持っていようがそんなことは知ったことではないのである。