概要
1775年4月19日から1783年9月3日までイギリスとその植民地であったアメリカ東部沿岸の13州との間で起こった戦争であるが、他にもフランスやオランダなど欧州各国も巻き込むこととなった。
「アメリカ独立革命」または「革命戦争」とも呼ばれており、この戦争のさなかの1776年7月4日に独立宣言が採択され、アメリカ合衆国が建国されることとなった。
戦争の流れや詳細は外部リンクを参照。
他地域への影響
この戦争はアメリカ大陸だけではなく、他の地域にも影響を与えている。
- メキシコ湾方面でも戦争が行われたが、戦争後支配権は元に戻されたものの、スペインのベルナルド・デ・ガルベス伯爵の活躍により、フロリダを占領、その後の領有が認められた。
- ヨーロッパにおいてはスペインはジブラルタル( アフリカ大陸の北端にある地域、スペインとともに地中海の出口となる。)および地中海のスペイン寄りにあるメノルカ島を攻撃、メノルカ島の奪回に成功( 後に領有を認められる)。
- インドにおいてはマイソール王国とイギリス東インド会社の戦争が発生、これにフランスも加担し、マイソール王国側は引き分けまで持ち込んだ。
- オランダはイギリスに戦争を仕掛けられ、インドの領土を包囲され、のちに割譲することとなった。
- フランスはこの戦争によりイギリスほどではないが戦費を費やし財政が危険状況となった。これは後にフランス革命の一因となった。
- アメリカ独立宣言はヨーロッパにおける革命のモデルとなり、フランス革命や18世紀のポーランド分割のレジスタンス運動にもつながったとされる。