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タスティエーラの編集履歴

2023-09-03 11:09:38 バージョン

タスティエーラ

たすてぃえーら

日本生産調教の競走馬。23年ダービー馬。

データ

性別
生年月日2020年3月22日(3歳)
血統父:サトノクラウン/母:パルティトゥーラ(byマンハッタンカフェ)
毛色鹿毛
オーナーキャロットファーム
調教師堀宣行(美浦)
生産ノーザンファーム

概要

生い立ち

ノーザンファーム生産。サトノクラウン初年度産駒の1頭。母は3勝で本馬が初仔となる。

母と同じキャロットファーム所有となり、父サトノクラウンも手掛けた堀宣行厩舎への所属が決まった。

キャロットファームにおいては一口7万円、募集総口400口募集総額2000万円と比較的リーズナブルな価格で募集され、その後、母のパルティトゥーラがイタリア語楽譜を意味していることからの連想(パルティトゥーラの名前も元々はその母・フォルテピアノからの連想である)で、同じくイタリア語の単語から『鍵盤』を意味する「タスティエーラ(tastiera)」の名前が与えられることとなった。


2歳(2022年)

2022年11月27日の東京競馬場の2歳新馬戦(芝1800m)でJRAの短期騎手免許制度で来日していたライアン・ムーア騎乗でデビューし、新馬勝ちを記録。その後、2歳でも参戦できるレースには向かわず、放牧して成長させる。


3歳(2023年)

3歳の初戦は初の重賞挑戦にもなる共同通信杯を選択。鞍上は福永祐一に乗り替わり、最終的に2番人気で挑むも4着で終わる。これによって、陣営としては誤算が生じることとなった。元々、陣営は同馬をクラシック戦線で戦うための有力候補として扱っているのではないかと噂されていた。4着でも賞金は加算できていたものの、皐月賞へ参戦する場合、出走予定馬の内容によっては獲得賞金の優先順位において除外候補の対象になってしまうかもしれない金額となってしまったため、陣営は中2週となるものの弥生賞ディープインパクト記念への参戦を選択。鞍上は福永祐一の引退により、松山弘平へ乗り替わった。当日3番人気ではあったが重賞初制覇。また、この勝利でサトノクラウン産駒としての重賞初制覇だけでなく、弥生賞親子制覇の快挙も達成。獲得賞金の大幅な加算と皐月賞の優先出走権も得たうえで、皐月賞への参戦を正式に表明。これによりクラシック戦線の有力馬として認知されるようになった。


4月16日、皐月賞では共同通信杯の勝ち馬ファントムシーフを筆頭に他の有力馬の存在や過密気味なローテーションの影響で(弥生賞からの参戦は珍しくないが、共同通信杯→弥生賞→皐月賞というスケジュールで出走した馬はいるものの少数派で直近だとアドマイヤムーンが最後となっており、同馬は皐月賞4着であったため、疲労により苦戦するのではと見られていた)、5番人気となる。レースでは先行集団でレースを進めつつも、好位に付け、最後の直線では一時は完全に抜け出し二馬身程リードを取ったものの、外から差し込んできたソールオリエンスの末脚に敗れ、2着となった。


次の出走は日本ダービー東京優駿)。鞍上はJRAの短期騎手免許制度で来日していたダミアン・レーンに乗り替わり、当日は4番人気であった。この背景はテン乗りでの勝利がないに等しいという不安、重馬場の皐月賞のレースでの疲労は同レースに参戦していた馬に共通することであったが、有力馬のなかではタスティエーラが過密気味なローテーションになっていることは事実であり、皐月賞の時より疲労の影響が増すのではという懸念をされていた。レースではスタートから好位で運び、直線では早めに抜け出し、追い上げてきた他馬を凌ぎ切り、クビ差で1着。GI初制覇となった。これにより、父サトノクラウンは初年度産駒からダービー馬を輩出することにもなり、同時にダミアン・レーンは今回で4度目の挑戦となるが、彼に日本ダービー制覇の結果ももたらすこととなった。


ダービーから一ヶ月後に次走は菊花賞と発表。近年は皐月賞かダービーの片方のみを勝った馬は皆天皇賞(秋)、ジャパンカップ、凱旋門賞などに向かい菊花賞に行くことが殆どなく、長距離軽視が物議を醸している中での発表だった。ダービーと菊の二冠馬はタケホープ以来50年以上現れておらず、久々の記録達成となるか注目である。


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