ソフト情報
機種 | プレイステーション・ポータブル |
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ジャンル | RPG |
UMD版発売 | 2011年11月23日(水) |
PSS配信開始 | 同上 |
UMD版価格 | 通常版:6,279円 |
PSS配信価格 | 5,600円 |
販売元 | セガ |
開発 | イメージエポック |
CERO | B(12歳以上対象) |
※PSS:PlayStation Store …つまりダウンロード版。
概要
ニンテンドーDSの『セブンスドラゴン』シリーズ作品の一つ。タイトルこそ同じだがシステムやハード面はリメイクされ、PSPでの発売となっている。
セブンスドラゴンと呼ばれる7匹のドラゴンと、それに従う多数の竜によって異界化した東京が舞台。
プレイヤーは異能力者「ムラクモ」となってパーティを組み立ち向かう。
ストーリー
西暦2020年、地球外から突如飛来した「ドラゴン」と呼ばれる謎の生命体。
「セブンスドラゴン」と呼ばれる7匹の強大な竜と、それを取り巻く多数の竜たちによって、世界の国々は瞬く間に支配され、人々はなすすべなく次々と狩られていく。各国の軍隊の力をもってしても撃ち破ることはできず、人々は生き残りをかけ、絶望的な戦いを始める。
そして、ドラゴンが来襲したその日、東京・新宿都庁には、一癖も二癖もある若者たちが集まっていた。
彼らを招集したのは特務機関「ムラクモ」。国民から選抜された優秀な人材を集め、あらゆる困難に立ち向かうことを目的とした組織。
数々の難事件をその手で解決に導いてきた組織からの呼びかけに、若者たちは戸惑いながらも組織に身を投じる。
それが、絶望的ともいえるドラゴンとの戦いとの始まりだとも知らず・・・。
世界観
前作(セブンスドラゴン)とは打って変わって近未来的な舞台背景をもつ。
東京都はドラゴンによってダメージを受けると同時に、極端に自然環境が捻じ曲げられたダンジョンになっている。
もともとが都市なのでダンジョンの中で生存者を探したりと、物語りも前作より若干シビアなものとなった。
プレイヤーキャラクター
以下の5つの職業を、10種類の容姿と男女15種類ずつのキャラクターボイス(下記参照)の組み合わせで選ぶ。
パーティは1~3人で組み、必要に応じて新しくキャラクターを作ってパーティに入れ替えたりする。
ゲーム内では通称「13班」と呼ばれる。
選べるキャラクターボイス
男性
阿部敦、石田彰、江川央生、岡本信彦、小野大輔、神谷浩史、黒田崇矢、櫻井孝宏、下野紘、杉田智和、竹内良太、中井和哉、中村悠一、福山潤、三木眞一郎
女性
加藤英美里、桑島法子、佐藤利奈、沢城みゆき、竹達彩奈、田中理恵、田村ゆかり、茅原実里、豊口めぐみ、豊崎愛生、日笠陽子、堀江由衣、水樹奈々、悠木碧、ゆかな
いずれもファンならばニヤリとしてしまう顔ぶれであるが、実は隠れ小ネタとして、職業とボイスが特定の組み合わせの場合、ときどき戦闘中にその声優が担当したアニメキャラクターのパロ台詞を聞くことができるのである。
上手くかみ合えば「セーット、アップ!!」「撃ち砕け、ファイア!!」「こんなの絶対おかしいよ…!」「狙い撃つぜ!!」「全く、理解に苦しむよ」といった、どこかで聞いたことがあるような台詞が聞けたりもする。
ファンはニヤニヤが止まらないこと間違いなしだろう。自分の好きなキャラのイメージに合わせてキャラメイキングをするのも一興かもしれない。
職業
- SAMURAI(サムライ)
身体能力Sランク。特に剣技に長けた者から選抜される攻守に優れたオールラウンダー。
刀を使う攻撃寄りの万能型タイプ。ATK・DEF・SPDのバランスがとれており、かなり扱いやすい。回復からパラメータ上昇、状態異常攻撃までできる。スキルによって「抜刀」「居合構え」の2つのスタイルがあり、これを使い分けるのが強さを引き出すカギとなる。
- TRICKSTER(トリックスター)
俊敏性Sランク。特殊技巧に優れたものから選抜される。手数で攻めるスピードスター。
全職業では最もSPDに優れる。武器は「拳銃」「ダガー」があり、装備させる武器によって戦い方も異なってくる。また、敵を状態異常にすることに長けており、毒や麻痺などの状態異常もお手のもの。
- DESTROYER(デストロイヤー)
運動能力Sランク。武道で達人級の者から選抜される。一撃にかけるへヴィファイター。
全職業中最高のATK・DEFを誇る。敵を攻撃すると、敵に「デストロイ深度」という一種のコンボのようなものを付加することができ、これが溜まるほど強力な技を放てるようになる。SPDは全職業中最低だが、カウンター攻撃が多彩という利点も持ち合わせる。
- PSYCHIK(サイキック)
ランクSの超感覚の持ち主。 天変地異や超能力をあやつる特異能力者。属性攻撃や回復魔法のスペシャリスト。
MAT・MDFに長け、全体攻撃や回復技も可能な職業。反面、物理攻撃にはかなり弱い。炎・氷・電気といった属性攻撃を扱うのが得意で、相手の弱点属性を衝いた戦い方をもっとも得意とする。強化すると対象が単体から全体に広がるスキルが多いのも特徴。
- HACKER(ハッカー)
情報技能Sランク。重度のメカマニアから選抜される。敵味方の能力を操作するサポーター。
敵や味方をハッキングして有利な状況を作り出すサポート型職業。攻防面は最低の性能で攻めるには全く向いていないが、敵の弱体化や同士討ちから、味方の回復・強化、果ては無敵化までできてしまう、強敵相手にはなくてはならないメンバー。
NPCキャラクター
日本人が多いが基本的に名前はカタカナ仕様になっている。
- ナツメ<CV:水樹奈々>
日暈棗(ひかさなつめ)。政府特殊機関「ムラクモ機関」総長。
あらゆる方面にAランクの実力を発揮する、カリスマ性のある女性。
主人公らを心配するなど基本的に穏やかだが、手段を選ばない作戦を指示することも。
- キリノ<CV:石田彰>
桐野礼文(きりのあやふみ)。ムラクモでトップクラスの研究員の男性。
主人公らのメディカルチェックや対ドラゴン戦用機器の開発などを手がける。
眼鏡、へタレ、僕のターン没収などで毎章着実に人気を得るだろうキャラ。
- ガトウ
ムラクモのベテランファイター。頼りになるおっさん。
ナガレとコンビを組んでムラクモ10班としてマモノ討伐を手がけてきた。
- ナガレ
ガトウの相方のムラクモ10班の男性。既婚者。
- リン<CV:豊口めぐみ>
堂島凛(どうじまりん) 自衛隊三佐の女性。
ドラゴン襲来後、上層部が壊滅した自衛隊を指揮することになる。
やる気も使命感もあるがプレッシャーやムラクモへの抵抗に戸惑う。
NAV3.6とNAV3.7(ナビ)。ムラクモ研究機関で生まれた双子の兄妹。
10代前半の容姿だがナビゲーターとしてムラクモ10・13班の後方支援を行っている。
ナツメの研究によって生まれた時から記憶野が発達しており、情報処理能力はPC以上。
ってことはナツメさん今何歳なの?とか聞いてはいけない。
選択によって、プレイヤー側の13班に付くか、NPC側の10班に付くかが決まる。(選ばなかった方が10班のナビになる)
- アオイ
雨瀬アオイ(うのせあおい)。ムラクモ候補生だった美少女。
方向音痴ゆえにムラクモ選抜試験にたどり着けなかったり、任務中にチョコバー食べてたりとどこか抜けている性格の持ち主。
ドラゴンから助けられた後は10班見習いとしてムラクモに合流、主人公らをセンパイと呼び慕う。
- SKY(スカイ)
ドラゴン襲来後、渋谷を仕切っている若者たちの集団。
ムラクモを嫌っており、メンバー全体としてムラクモと敵対関係を築いている。
冷静なデストロイヤーのダイゴ、お調子者のサイキッカーのネコ達を筆頭にドラゴンとも対等に渡り合っている。
リーダーは謎の青年タケハヤ。常に傍らに赤い目の少女アイテルを連れている。
- アメリカ合衆国
エメル<CV:田村ゆかり>
日本とは別に、ジャック=ミュラー大統領の下でドラゴンと戦う。
大統領補佐官はプロレマ大学研究員のエメル。ドラゴンの襲撃をいち早く察知していたようだ。
ドラゴン襲撃当初は日本へ戦力を割く余裕は無いとしていたが、エメルの予見によりドラゴンへの反抗は順調化に成功する。が
- ムラクモ開発班
ワジ<CV:宮崎寛務>、ケイマ<CV:宮坂俊蔵>、レイミ<CV:藤井ゆきよ>
装備品やアイテムを開発製造し、ショップで販売してくれる人達。
アイテムはワジが、武器はケイマ、防具とアクセサリーはレイミが担当する。
エプロンがトレードマークで皆仕事熱心。
- チェロン<CV:佐藤利奈>
古菅チェロン(ふるすがチェロン)。奪還後の都庁に流れ着く。
アフリカ発の巨大NGO団体『世界救済会』の、日本総責任者。
主人公らに避難民や同僚からの頼みごと、『クエスト』を紹介してくれる。
実はいいところのお嬢様なのだが、それを鼻にかけることなく人助けを行うことを良しとする人格者。
- ミヤ<CV:藤堂真衣>
ムラクモの建築班のリーダー。東京都庁の改修工事を仕切る女性。
凛々しい雰囲気をもつ女性で、男性のような口調かつハスキーな声で話す。
そのせいかチェロンからはクールビューティーと言われている。
- 帝竜ウォークライ
新宿の東京都庁を襲った帝竜。
聞いた者の思考を麻痺させる咆哮と灼熱の炎でムラクモの前に立ちはだかる最初の壁。
PVや各種広報に登場し、本作品で真っ先に連想するであろうドラゴン。
- ドラゴハンマード
ウォークライと共に現れ、何頭かが都庁内を徘徊している。雑魚ドラゴンの一。
しかし雑魚とはいえスタンダードモードでは真っ先にコイツに泣かされる。
このゲームの難易度、病み上がりのムラクモ新人とドラゴンとの実力差を教えてくれるありがたい存在。
ゲーム内では『初音ミク』の名前で登場。
本作ではゲストキャラといえる存在。本作オリジナルのドレスを着た姿で現れる。
人間ではないためレーダーには映らず、目で見つけてもすぐ見失ってしまうが、池袋でドラゴンに襲われているところを助けると保護することが出来る。
保護した後はBGMを彼女の歌声に変更/修正できるが、残念ながらこれといった出番が無い。