口を入ってすぐのところ(口腔)にある、白くて硬い物体。日本人では通常子供は最大で20本、成人なら28本あるが、「親知らず」が生える人はそれ以上生えている場合もある。人類の進化に伴って人間の歯の数は減っており、日本人では親知らずがちゃんと生える人は少ないが、白人や黒人では親知らずを含め32本の歯が生えている人が多数派である。ちなみに犬の歯は42本ある。
歯はその形態と役割によって、物をかみ切るための前歯(門歯)、とくに硬い物をかみ切るための糸切り歯(犬歯)、噛み切ったものをすりつぶすための奥歯(臼歯)の3種類に分類される。
歯の色は個人差があり、純白の人もいればうっすら黄色がかった人もいる。したがって、歯が黄色いからと言って気に病む必要はない。歯の表面のエナメル質は酸に犯されやすい。虫歯になると歯が溶けて孔が空くのは、虫歯の菌が酸を作り出すためである。
(ちなみに、頻繁に嘔吐を繰り返していても、やはり歯が胃酸に侵されて細くなる。)
比喩的用法
鋸の刃や歯車など、規則的に並んでいる突起を「歯」と呼ぶことがある。
関連タグ
乳歯 永久歯 前歯 門歯 犬歯 糸切り歯 臼歯 奥歯 親知らず/親不知
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