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日本沈没(1974年テレビドラマ)の編集履歴

2023-11-13 18:48:38 バージョン

日本沈没(1974年テレビドラマ)

てれびどらまばんにっぽんちんぼつ

小松左京が1973年に発表した小説「日本沈没」の(最初の)テレビドラマ化作品。

概要

1974年10月6日から1975年3月30日にかけて、日曜夜8時台のプログラムという形でTBS朝日放送系列局(放送当時は関西地方におけるTBS系列局は朝日放送だった)およびフジテレビ系列局約2局(うち約1局は放送当時)、NET系列局約1局(放送当時)にて放送された。


1973年版映画を手掛けた東宝が作者の小松左京との間に交わした取り決めの中に、「映画化の後テレビドラマ版を、TBSで放送してもらう」という条項があり、それに従って放送されたもの。映画版と平行して制作されたため、映画版から拝借したシーンも少なからず存在した。またキャスティングの一部は映画版と共通している(田所博士役の小林桂樹はその一例)。

さらに、内容に関しては原作とは結構異なる部分があったりする(例えば原作なら中盤で地震によりかなりの被害を被った東京がドラマでは終盤まで何とか持ちこたえていた)うえ、原作や映画とはまた違ったオチとなっていた。


蛇足ながら放映の30分前である19時30分には同じく小松左京(他2名)が原作を務めた特撮ドラマ『猿の軍団』が放送されており、90分間・2本連続で小松左京作品が放送された時代でもあった。


その他の出演者は村野武範(メインイラスト参照)、由美かおるほか。


各話リスト

No.サブタイトル脚本監督特殊技術
第一回飛び散る海山根優一郎福田純田渕吉男
第二回海底の狂流西村潔
第三回白い亀裂
第四回海の崩れる時長野卓川北紘一
第五回いま、島が沈む長坂秀佳
第六回悲しみに哭く大地西村潔田渕吉男
第七回空の牙、黒い龍巻山根優一郎
第八回怒りの濁流山長永三高野宏一
第九回海底洞窟の謎石堂淑朗
第十回阿蘇の火の滝長坂秀佳金谷稔川北紘一
第十一回京都にオーロラが!!山根優一郎高野宏一
第十二回危うし京の都真船禎
第十三回崩れゆく京都
第十四回明日の愛長坂秀佳長野卓川北紘一
第十五回大爆発・海底油田
第十六回鹿児島湾SOS山根優一郎山長永三高野宏一
第十七回天草は消えた!
第十八回危機せまる小河内ダム西村潔
第十九回さらば・函館の町よ長坂秀佳金谷稔川北紘一
第二十回沈みゆく北海道
第二十一回火柱に散る、伊豆大島長野卓高野宏一
第二十二回折れ曲がる、日本列島山根優一郎
第二十三回海に消えた鎌倉金谷稔
第二十四回東京都民・脱出せよ
第二十五回噫々 東京が沈む福田純
最終回東京最後の日

主題歌

「明日の愛」作詞:山口洋子、作曲:筒美京平、歌唱:五木ひろし

ちなみに五木は、14話にゲスト出演しており、それも由美かおるが演じたヒロイン・阿部の友達にして小林桂樹が演じた田所博士にデータを提供した船乗りという、なかなか重要な役割を担った人物を演じている。


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