エンテ型

えんてがた

主翼の前方に前翼（カナード）を持つ機体。先尾翼機。

概要

主翼の前方に前翼(カナード)を持つ機体。特にその中でも水平尾翼を持たない機体のことをいう。世界で最初に飛行した飛行機であるライトフライヤーがこの形態であるが、飛行機の黎明期を過ぎると安定性の悪さから採用する機体は少なくなった。ただし、機体制御にコンピューターが使えるようになった1970年代以降は再び採用する機体が増えている。

日本ではエンテ型機というと推進式のプロペラ機...具体的には震電がイメージされがちだが、カナードを持つ機体はジェット機であってもエンテ型である。ただし、エンテ型のジェット戦闘機はカナード付きデルタ翼機、あるいはクロースカップルドデルタ翼機を称することも多い。

実在機

プロペラ機

• ライトフライヤー号
• 震電
• XP-55

ジェット機

• ユーロファイター
• ラファール
• ビゲン
• JAS-39
• クフィル
• ラビ
• J-10
• J-20
• X-29
• XB-70
• T-4（旧ソ連製試作超音速爆撃機）
• Su-47

水平尾翼を持つエンテ型機(三翼機)

Su-30

Su-33

架空機

• トランスフォーマー：ダージ
• エースコンバットZERO：ADFX-01/02