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ナスカ級高速戦闘艦の編集履歴

2023-12-09 22:55:54 バージョン

ナスカ級高速戦闘艦

なすかきゅうこうそくせんとうかん

アニメ『機動戦士ガンダムSEED』シリーズに登場する宇宙用艦船。

概要

艦種略号:DDMH Nazca Class「ナスカ級DDMH」

ローラシア級MS搭載艦に次いで就役したザフトの宇宙用モビルスーツ搭載型高速駆逐艦(巡洋艦とも)。

級名は「ナスカ文化」に由来し、本級に属する艦は全て歴史上の知識人の名が冠されている。


ローラシア級その他の戦闘艦に比べると火力は劣るが、船体は地球軍のネルソン級よりも大きく、搭載MSの迅速な運用を主眼に艦自体の機動性を高めている。

その速力は地球連合軍アークエンジェル級強襲機動特装艦にも匹敵し、エターナル級高速戦闘艦の就役まではザフト宇宙艦随一の快速を誇っていた。


全長255m。搭載可能なMSはローラシア級と同じく6機。

胴体の半球部分がカタパルト部分となっている。


『SEED DESTINY』でのナスカ級

2年の間で近代化改修が行われており、グラスゴー隊のようにローラシア級が不在ながら3隻のナスカ級で構成される部隊で、数十機のザクウォーリアグフイグナイテッドニューミレニアムシリーズの展開が可能となっている。単純計算で1隻あたりの搭載可能数は倍の12機ほどに改良された模様。内部設備を小型化し、スペースに余裕ができたためであると思われる。


武装

  • 沈胴収納式58mmCIWS×10
  • 450mm多目的VLS×4

VLSは艦体両舷側にある大型の丸い開閉口らしき部分が発射装置と判明。

弾数は側面2門につき7連発×4列で、4門から計56発が発射されていた。

  • 66cm2連装レールガン×2(艦橋下両舷)
  • 120cm単装高エネルギー収束火線砲×2

ニュートロンスタンピーダー搭載型

Nスタンピーダーナスカ級

『SEED DESTINY』に登場した、プラント防衛のために後述する「ニュートロンスタンピーダー」を搭載する独自改修が施されたナスカ級。艦体前面にニュートロンスタンピーダー専用の大型装置が搭載されている。

装置の運用に特化しているため、機動力の大幅な制限など、戦闘能力は実質皆無。


ニュートロンスタンピーダー

プラントで開発された特殊な電磁波照射システム。開発者は不明。

中性子の運動を暴走させ、強制的に核分裂反応を起こすための電磁波を前面広範囲に照射することで、有効半径内に存在する核兵器をその場で自爆させる。

核分裂反応を用いた物であれば、理論上はZGMF-Xシリーズをはじめとする機動兵器に搭載された核エンジンや復旧した原子力発電所の原子炉を暴走させることも可能である。C.E最強と名高いストライクフリーダムであっても、有効半径内に入ってしまえば一方的に破壊できる


システムを構成する6対、計12枚のブレード状の電磁波放射装置「量子フレネル」は1度の使用で焼き切れてしまい、搭載したナスカ級も反動で機能停止に陥るため、連続使用は不可能の実質使い捨て前提のシステム。

このシステムには、ニュートロンジャマーキャンセラー(NJC)に連なる技術が用いられているため、NJCと同じくコア部分には特殊なレアメタルであるベースマテリアルが必須であり、NJCと比較しても投入されるベースマテリアルの数は遥かに膨大であった。

大西洋連邦と違い、ベースマテリアルの新規供給源を持たないプラントは、隠匿していた核エンジン搭載MS・ザク量産試作型計47機のNJCを解体して、コア部からベースマテリアルを抽出し、ニュートロンスタンピーダーの使用に充てている。それでも、1発分が用意出来ただけである。


核兵器が使えない世界を描くために造った設定であるニュートロンジャマー(Nジャマー)が、NJCによって無効になってしまったため、新たな核封印の手段としてこの装置が設定された背景がある。なお、これらの装置は揃いも揃ってプラントで開発されている。

なお巨大電子レンジこと『サイクロプス』やガンマレーザー砲こと『ジェネシス』などと演出が似ているため勘違いされるが、放出された電磁波そのものには直接的な殺傷力は無く、電磁波そのもので死ぬ描写は一切無い。あくまでも照射された核弾頭を強制的に反応させて起爆することで被害を及ぼす。そのため、理論通りなら核ミサイルを発射し尽くした相手には効果が無い。


劇中では地球連合軍の核攻撃部隊「クルセイダーズ」によるプラント攻撃の際に、ザフトが迎撃用として使用。ウィンダムから発射されたMk5核弾頭ミサイルを全て誘爆させた上、クルセイダーズのウィンダムやその母艦なども搭載していた核ミサイルを誘爆させることで全滅させるという大戦果を挙げた。先述した経緯の通りコスト的にも状況的にも外すことが許されない状況下であったが、見事にこれを達成してみせたといえよう。

ただしザフト側はようやく1発分を用意できただけで、もしクルセイダーズが2波以上に分けて攻撃を行った場合は失敗していたというギリギリの状況だった。もっとも、この迎撃成功の効果は非常に大きく、以後地球軍は迂闊に核使用に踏み切ることが出来なくなったため、抑止力として十分に機能している。

『核兵器の使用によって失われた抑止力が復活した』と言う点もこのシステムの効果の強さを物語っている。逆に言えば、このシステムがもう作れないと発覚してしまえば元通りになると言う事も意味している。




余談

  • 近代化改修によって2年で倍近い搭載能力を確保している点は驚くべき技術なのだが、地球連合軍はメビウスなどMAを搭載する能力しか無かったドレイク級やアガメムノン級にMS搭載能力を持たせると言う、ザフトでもびっくりドッキリな近代化改修を行っている。
    • 外観上の変化が無い事も、ナスカ級のみで部隊運用できる事のインパクトが薄くなった原因だろうか。

関連タグ

機動戦士ガンダムSEED 機動戦士ガンダムSEED DESTINY

ザフト エターナル級高速戦闘艦 ローラシア級MS搭載艦

アークエンジェル級強襲機動特装艦


ナスカ級 ナスカ級打撃型航宙母艦

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