概要
シリーズ初登場となる職業で、これはどうぐ使いも同様である。
死霊を召喚して戦うといういわゆるネクロマンサーを意識した職業である。
名前がネクロマンサーではなくデスマスターなのは、DQらしさを重視して堀井雄二がつけたらしい。絶妙なダサさが良い味を出しているといえる。
DQシリーズが一般的なファンタジー職業名を独自に言い換えるのは初めてではなく、武闘家やバトルマスターもそれ。
装備可能な武器は棍、弓、斧、鎌の4種であり、デスマスターの実装と同時に武器種の鎌も初登場した。
また、「デスパワー」という専用のギミックを持ち、敵や味方の死でデスパワーのゲージが溜まってゆき、一定に達するとさまざまな恩恵が得られる。
「死霊召喚」という特技でがいこつ、ゴースト、よろいのきしの3種のうち1種を選んで召喚できる。
がいこつは物理攻撃型でゴーストは呪文攻撃型、よろいのきしは攻守ともに行うサポート役といったところ。
デスパワーはこの死霊の死でも溜まってゆくため、「サクリファイス」で死霊を自爆させるという手段をとることもできる。
魔法職であるためギラグレイドやマヒャデドスといった呪文攻撃が行えたり、ベホマラーで回復もできる…のだが、攻撃魔力や回復魔力はそれらの専門職である魔法使いや賢者に遥かに劣る。
それよりもデスマスターの最大の長所としてはすぐれた蘇生能力であり、「反魂の秘術」で範囲蘇生を行うことができ、またデスマスターによって蘇生された者は攻撃力や攻撃魔力などのバフが乗った状態で蘇るというメリットがある。
大人数のオートマッチング等でデスマスターと他のヒーラーが存在している場合、デスマスターが蘇生、他のヒーラーが回復というように役割を分けると良いだろう。
その特性上「アストルティア防衛軍」や「万魔の塔」のような大量の敵を相手にするコンテンツや、剛獣鬼ガルドドン戦などの「ゾンビゲー」とは非常に相性が良く、テンプレ構成に組み込まれている。
職業専用衣装は『ドラゴンクエストⅤ』のゲマとよく似た紫のローブとなっている。
これはゲマの色違いが「ネクロマンサー」というモンスターであるため、その繋がりからだろう。