現在のところ、実際に開催されたのは昭和39年10月10日から10月24日まで行われた第18回夏季オリンピックの一回だけである。
平成28年東京オリンピック構想について
2016年に開催される予定の第31回夏季オリンピックを再び東京で開催する構想があり、石原慎太郎東京都知事が中心となって招致活動を行ったが、2009年10月のIOC総会でリオデジャネイロに敗れた。
余談であるが、予定されていた開催期間は平成28年7月29日から8月14日までで、メイン会場は中央区晴海に新設し、東京ビッグサイトにプレスセンターが置かれることになっていた。
あるイベントに対するそこはかとない悪意を感じる向きもあるだろうが、邪推である。多分。
平成32年東京オリンピック構想について
2020年に開催される予定の第32回夏季オリンピックにも、東京が立候補し、現在招致活動中である。震災から復興してきた姿を見せることをテーマの一つとしている。
ライバルとなる立候補都市にはトルコのイスタンブール、スペインのマドリードがある。
開催都市は2013年にIOC総会で決定される。
前回の計画を改善したことや治安の良さ、財政面で高い評価をうけ、立候補都市中唯一「非常に質が高い」という評価を受けている。
一方で、他の開催地に比べて国民の支持が少ないことと、原発事故による、ピーク時の電力不足が課題として挙がっている(第一次選考より)
前者については、平成28年度東京オリンピック構想の時も大きな課題であったこと。そして今回の支持率は前回よりも低く、3カ国中、唯一賛成が50%もない。これについて、石原都知事が「都民は五輪に来なくていい」(のちに「言葉が足らなかった」と釈明)と逆ギレ発言するほど、招致委員会を悩ませている。ここは招致委員会が頑張ってアピールしてもらうしかない。
後者については、今後の政局を左右する大きな問題であるので、今後政府がどのような方針を打ち出すかに大きく影響されうる。また、インフラに関する重大な事項であるだけに、開催のためには、オリンピックを開催できるほどの電力を確保する発電手段の確保が必要不可欠になると思われる