概要
初出は『ポケットモンスター サン・ムーン(第7世代)』。
消費するものではなく、「ハートのウロコ」のように特定の人物に渡すためのもの。
シナリオをクリアした(ポケモンリーグチャンピオンになった)後、これを欲しがっている人物に渡すことで、ポケモンに「すごいとっくん」を施してくれる。
こちらは一つだけで6つの能力全てを最高、いわゆる6Vの状態にしてくれるため、一見すると「ぎんのおうかん」の上位互換のように見えるが、実際のところそうでもない。詳細は下記や当該記事および「ぎんのおうかん」を参照。
入手は「ぎんのおうかん」より難しく、「きんのおうかん」を1つ手に入れる間に「ぎんのおうかん」がたくさん手に入るなんてこともある。
というか「『ぎんのおうかん』6つ分」=「『きんのおうかん』1つ分」なので、わざわざ手に入りにくい「きんのおうかん」を求めるくらいならまだ手に入りやすい「ぎんのおうかん」を探した方が効率的。
また、ポケモンによってはすべての能力が最高の状態になってもらっては困るというケースもあるため、実は数さえそろっていれば「ぎんのおうかん」の方が使い勝手が良い。
せっかくのレアアイテムなのに半ば要らない子扱いされているという……
もっとも、基本的にはシナリオを進めることで一つは確実に入手できるアイテムである。ぎんのおうかんも金の王冠に比べれば入手経路は多いものの、実際にはそれなりに入手経路の限られるアイテムだったため、高速物理アタッカーなど6Vでも何ら差し支えのないポケモンや、ステータスを下げる調整を重要視しない場合など、とりあえずすぐにポケモンを強化できるアイテムとしては使い道がある。
ただし、第9世代では「ぎんのおうかん」が高価ではあるが恒常的に店売りされるようになった。
金策があれば簡単に数を揃えられるため、こちらのアイテムの存在意義が怪しくなっている。
……なんてことを言っていたら、今度はDLC『藍の円盤』で登場した道具プリンターにより、きんのおうかんが金レア枠という中当たり程度の扱いで出てしまうようになった。レアボールチャンス狙いで回数を稼ぐとその副産物としてまとまった数が出るので、もはや温存する必要すら薄い。6Vで問題ないならぎんのおうかんの節約目的で積極的に使うといいだろう。
なお、「ぎんのおうかん」同様頭に被るものではなく瓶の蓋である。
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