概要
CV:ささきのぞみ
『とある魔術の禁書目録』では妹達(シスターズ)編より、『とある科学の超電磁砲』では欠陥電気(レディオノイズ)編より登場。
御坂美琴の量産型クローン「妹達(シスターズ)」の一人。本来の名称(というべきなのか)は「検体番号一〇〇三二号」。美琴と上条当麻に救われる前までは自分の存在を「実験動物」であると称していた。
妹達の中では最も上条当麻と接触している個体で、「御坂妹」という呼称は彼女と接した上条当麻が付けたもの。勘違いされやすいが上条が本屋に入っている間に一方通行に殺害されたのは彼女とは別の個体(公園で白井黒子が立ち去った直後に現れた個体。『超電磁砲』によれば一〇〇三一号)であり、猫を拾った個体、すなわちこの一〇〇三二号が上条と最も交流がある個体である。
一方通行の絶対能力進化計画の最中に上条当麻が介入し、自分を含む約1万人の妹達の未来を救い、また自分たちを人として認めてくれた発言もあって、上条当麻に恋愛感情を抱いており、美琴の前でそれらしい明言をしている。
その後は10039号、13577号、19090号と共に学園都市のカエル医者のいる病院で暮らしており、星座占いや血液型占いをして地味な争いをしていたり、じゃんけんでケーキ屋にケーキを買いに行く担当を決めるなど、割と自由に暮らしている様子。
10031回の一方通行との戦闘経験をミサカネットワークを介して共有しているため、体術は素人程度なら寄せつけないレベルで強い。流石に電撃はシスターズの一員のため能力は落ちているものの、ハッキングをしたり一般的な服装の相手であれば倒せる。そこら辺の不良学生程度なら容易に撃退してしまうことができる。
そして上条当麻から唯一プレゼント(ペンダント)を貰っている。
この一〇〇三二号は公式展開でも扱いがよく、ゲームにおける会話ウィンドウで名前欄が「御坂妹」と表記されたり、劇場版で一人だけ特別な装備をもらったりしている。
容姿・性格
御坂美琴のクローンのため外見はほぼ同じで、服装も彼女と同じ常盤台中学の制服を着用している。ただし、美琴のように電子線を肉眼で見ることが出来ないため、額に専用のゴーグルをつけており、必要時(主に戦闘時)に装着する。また、瞳はハイライトの消えたジト目(アニメ版超電磁砲Sでは他のミサカと同様、目の描かれ方が美琴と同じ。中盤のヒロインなのが理由か)。
また、美琴とは違い短パンは穿いておらず、ちょっとした動作でパンチラする。
しかも縞パン。ただいつも縞パンというわけではないようで、気分次第で変えている様子。
性格は、オリジナルに比べて非常におとなしくほぼ無表情、美琴がエヴァで言うアスカ(ツンデレ)なら、御坂妹はレイ(クーデレ)に例えられる存在。そして羞恥心などは持ち合わせていないので、パンツを見られてもまるで気にしない。
ただし無表情ではあるが無感情ではなく、オリジナルである美琴に似て短気な一面や小動物を可愛がる姿が見受けられる。
その一方、軍用の量産兵士として生み出されあまり外には出てこなかったために社会経験に乏しく、少し世間知らず。上条がヒヨコのお菓子を食べようとしたところ、それを本物のヒヨコと勘違いしてショックのあまり絶叫して上条に電撃を浴びせたことがある。
一人称は「ミサカ」。また、他の妹達や妹達全体のことも「ミサカ」と呼ぶ。二人称は「あなた」、美琴のことは「お姉様」と呼ぶ。逆に美琴本人からは「妹」として扱われているものの、結構気ままでマイペースなところがあるため時折姉を振り回している。御坂妹曰わく、美琴は「年齢にそぐわない幼稚な趣味で、ガサツで短気で喧嘩っ早く、好きなものを好きと言えない天の邪鬼だが、妹のために命も捨てようとした困った姉」とのこと。
語尾に「とミサカは~(細かい説明)に…(動詞)します」と付ける。
なお、上記の外見や性格口調などは他の妹達(1~20000号)も同様の設定。