概要
『龍が如く』シリーズに登場する老人男性。吊り上がった目に高い位置に髪を結った老人男性で、その身なりは非常に質素でホームレス然としている。その正体は戦国時代より継承された由緒ある古武術:古牧流古武術の正当後継者であり、体術・剣術に精通した伝説の格闘家。
各作品での活躍
- 『龍が如く0』
1980年台。知人の息子:飛虎(フェイフゥ)の身を案じ蒼天堀を訪れる。その際に出会った真島吾郎に眠る強さを見出し以降は「喧嘩師スタイル」の師匠として実践を交えた修行を課す。古牧流の技を継承する桐生との修行(後述)とは異なり、実践を交えての新たな技の開発に尽力した。また、本作では他流派との因縁が報いたために「米木染太郎」の偽名を名乗る。修行完遂後は地下闘技場の選手としてエントリーし、真島だけでなく桐生でも再選可能。
2000年台初頭。神室町西公園に居住しており、そこで邂逅を果たした男・桐生一馬に潜む強さを見出し、以降「堂島の龍スタイル」の師匠として修業を課す。
活動拠点をチャンピオン街の空き地に移しており、前作同様に桐生の強化に貢献する。サブストーリーでは亜門丈に敗れ秘伝書を強奪される。
―『龍が如く3』
ホテル街にある「龍宮城」に道場を開き、桐生に奥義を継承する。弟子の数が増えており、神室町の住人にも古武術を伝授している。
―『龍が如く4』
前作に引き続き道場を経営しており、桐生に奥義を継承する。携帯電話購入のために秘伝書を売り払うなど奇行が目立つ。
―『龍が如く5』
引き続き道場を経営している。また、今作では彼の孫:古牧宗介が登場する。高齢ながらも自身の孫を圧倒するなどその体術は衰えておらず、ホームレスになった経緯が語られる。
―『龍が如く7』
古牧自身は登場しないものの、装備品に「古牧流グローブ」が登場する。
古牧流奥義
―古牧流・火縄封じ
銃を所持した敵に対して有効なヒートアクション。
―古牧流・斬撃術
『龍が如く維新』の一刀の型に近い剣術。洗練された刀捌きが特徴的。
―古牧流・八面討ち
後方の敵に対しての肘打ち。コンボを中断しての発動も可能なため応用が利く。
―古牧流・猫返り
吹き飛ばされた際に身を躱しての受け身をとる。この際、受け身をとった直後に敵との距離を詰め反撃する「ダウンリバーサル」への派生も可能。
―古牧流・明鏡の心得
「堂島の龍スタイル」時に常時発動。強敵に対しての攻撃力が上がる。
―古牧流・捌き討ち
スウェイ中に発動可能。タックル、裏拳、喧嘩キックなど多岐に及ぶ。
―古牧流・達磨避け
回避時に発動。体を前転させることで回避距離を大幅に向上させる。
―古牧流・無手返し
四方からの攻撃に対する対抗手段。技の発動方向によって異なる効果を放つ。
―古牧流・弾き返し
ガードから繰り出す反撃技。敵のコンボを中断可能など応用が利く。伝授前の「堂島の龍スタイル」にはこれと酷似したギアカウンター:弾きが存在する。また、『龍が如く7』の桐生との戦闘導入ではこれに近い技が使用された。
―古牧流・虎落とし
敵の攻撃に合わせて発動するカウンター技。敵の懐に潜り込み、強烈な突きを打ち込む。伝授前の桐生の「チンピラスタイル」にはこれと酷似したカウンターフック/カミナリフックが存在し、「堂島の龍スタイル」にはギアカウンター:鉄拳が存在する。また、久瀬大作との最終決戦時の演出では無意識に虎落としを発動する様子がうかがえる。
―古牧流・受け流し
敵の攻撃に合わせて発動する受け流し技。敵の攻撃から身を躱し、強烈な膝蹴りを打ち込む。伝授前の「堂島の龍スタイル」には敵の攻撃に合わせて腕を捻って転倒させるギアカウンター:ひねりが存在する。また、『龍が如く7』での桐生はこれに特化した構え:無影眼の構えを発動する。