概要
Live2Dとは、イラスト、マンガ、アニメなどの2D画像を、描かれた形状や画風を保ったまま立体的に動かすことのできる表現手法。
または、この技術を開発しているLive2D社(旧社名サイバーノイズ)のアニメーション作成ソフトを指す。
類似ソフト(他社)E-moteとは異なる。
Live2Dのアニメーション作成ソフトには2種類があり、モデルの回転、目パチや口パクなどといった動きを作成する「Cubism Modeler」と、作成した動きを編集してアニメーションにする「Cubism Animator」に分かれている。
描かれたタッチや画風をそのまま変形できるのがウリで、最近(2017年春時点)ではLive2Dが利用されたキャラクターの登場するゲームやアプリが多くリリースされており、TV放送のアニメでそれを使用したキャラクターが次回予告を行う等、様々なコンテンツで利用されているのが確認できる。
「Cubism」では用意したイラストを左右30度ずつ程度で立体感をつけることが可能だったが、
描いたものを全方位360度で動かすことができる「Euclid」の開発もされ、2017年4月27日に発売された。
各種製品は基本的にライセンス利用料を払って利用する、photoshopなどと同様のレンタルタイプだが機能を限定したフリー版が用意されている製品もある。
現在は永続ライセンスの販売は、ほとんどの製品で終了しており1か月単位または1年単位での支払いが常に要求される。
決算方法としてatoneでも課金可能。
これほどのソフトウェアであるにもかかわらず、関連書籍はほんの一握り、片手の指で数え切れるほどの種類しか出版されていないのが惜しいところである。
関連リンク
主な採用事例
モンスターストライク超・獣神祭スペシャルムービー(ゲーム自体には非採用)
バーチャルYouTuber(このソフトを使う人も多い。)
※他にプロモーション動画やソーシャルゲーム、Webサイトのムービーなどに多く採用されている。
変わった用途ではテレビ朝日系『サンデーLIVE!!』が2018年1月28日放送時に出演者が、直後に放送されるこの日最終回の『キラキラ☆プリキュアアラモード』のキュアホイップと生会話する場面で、ホイップの映像処理で用いられている。テレビの生放送で初めて用いられた事例となる。