概要
正式名称は「宮城野原公園宮城球場」。
以来宮城県の高校野球や社会人野球の聖地として親しまれていたが、1970年代にプロ野球においてジプシー時代のロッテオリオンズが暫定本拠地として使用し、移転後も年間数試合使われていた他、2005年より新規参入球団東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地となっている。
2020年現在は宮城県が所有し、楽天球団が管理と運営を行う。
イーグルスの本拠地となった2004年オフに大規模な改修を行い、ロッテ移転後から変わらなかった設備が大幅に更新され現代的な球場に変貌。その後も何度か大規模な改修が行われており、現在左中間スタンドそばには日本の野球場では珍しく観覧車やメリーゴーランド(閉園した遊園地より移設)などの子供も楽しめる遊具も置かれている。
無論試合中も開設されており、乗りながら野球観戦も出来る。
また2019年よりイーグルスの主催試合では球場内の販売サービスが原則キャッシュレス決済となり、現金での取り扱いは飲料自販機のみとなったので来場の際は要注意である。
マイカーについては球場のあるスポーツ公園の駐車場を利用できる。
プロ野球との関わり
上記の通り諸事情で本拠地球場を持てなくなってしまったロッテオリオンズ(現千葉ロッテマリーンズ)が1973年から1977年にかけて暫定的に本拠地として使用した。
ロッテが「本拠地」としたのは夜間照明設備が付けられたからであり、東北地方の球場としては初めてのものだった。なおロッテは1974年の日本シリーズで前身の毎日時代から24年ぶりの日本一となっているが、当時の宮城球場は収容人数がNPBの開催規格を満たさなかったため全主催試合が後楽園球場での代替開催となり、日本一となった後も仙台で祝賀行事が行われなかったため地元の強い反発を招いた。
東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地となった後、2013年の日本シリーズでは仮設スタンドを設けることにより「収容人数3万人」の開催規格を充足した。その後も複数回の改修工事を経て、現在は常設的に規格をクリアしている。また、命名権(ネーミングライツ)制度を導入しており2014年からはイーグルスを保有する楽天グループの系列企業が命名権を取得している。
- フルキャストスタジアム宮城(2005年-2007年)
- 日本製紙クリネックススタジアム宮城(略称Kスタ、2008年-2013年)※日本製紙の不祥事により一時期自社名を外していた。
- koboスタジアム宮城(略称コボスタ、2014年-2019年、2017年以降は「koboパーク宮城」)
- 楽天生命パーク宮城(2020年-2022年)
- 楽天モバイルパーク宮城(2023年-2025年予定)