概要
江(ごう)は戦国時代、江戸時代の女性。督、江与とも。諡は崇源院。
織田信長の姪にあたる。
浅井氏滅亡から本能寺の変までは信長、変後は羽柴秀吉の庇護下にあったとされるが詳細は不明。
佐治一成に嫁ぐが、羽柴秀吉の命により離縁。
その後、秀吉の甥で養子の豊臣秀勝に嫁ぐが死別。
さらに徳川秀忠の正室(継室)となり、徳川家光、千姫、東福門院和子らを産む。
春日局との確執、家光よりも弟の忠長を溺愛した、夫秀忠を尻に敷いたなどの逸話によりきつい性格のイメージもあるが、詳細は分からない。
しかし、江戸幕府の歴史において正室の子が将軍になった唯一の例となる。
浅井三姉妹の中ではただひとり現代まで血筋が続いている。
「家光は江の子ではない」という説もあるが、江は家光が生まれたことを喜び、寺の造営や十二神将像の寄進をしているため、江の子で間違いないと考えられている。
また、家光の正室を決めたのも江である。
彼女の直筆の手紙が二通現存しているが、
子供たちのことが書かれた微笑ましい内容もので、一般的な「きつい性格の御台所」のイメージからはかけ離れている。
大河ドラマ
2011年のNHK大河ドラマ、「江 ~姫たちの戦国~」の主人公である(演:上野樹里)。
当時の実際の年齢と役者の年齢の齟齬がどえらいことになっている(江:6歳・上野:25歳)。
特徴的な脚本の問題もあり、このキャスティングの問題は放送終了まで批判の的となってしまった。
他にも江が家康と一緒に伊賀越えしたり光秀に説教したり、近江と江戸の移動がおかしかったり、
大阪の陣での秀忠の言動が史実と大いに異なるなど、
歴史的事件との無理やりな絡めや史実を無視した内容などが多く指摘された。
作品の歴史考証に参加した学者はスタッフから押し通された演出で作られたと述べ、
学者仲間からも非難を受け、作品と史実との違いには自らも苦言を呈した。
「ファンタジー大河」だという批判も多く、評価も視聴率も低い結果になった。
余談だが、2000年の大河ドラマ「葵徳川三代」において、江を演じた岩下志麻も、ドラマ開始時(1599年〉の江の年齢と実年齢がかなりずれていたことも付記しておく(江:26歳、岩下:当時59歳〉。
戦国大戦において
「1570魔王上洛す」から参戦。レアリティは最上位のSR。
父浅井長政、母お市の方、長姉茶々も揃ってSRとなる豪華な顔ぶれ。
次姉の初だけは一つ格下のRとなってしまった。
スペックはコスト1 武力1/統率5の弓足軽で、特技は「防柵」と「魅力」。
能力面は同勢力の小少将と同等だが、持ち計略の差異がある。
持ち計略は「山津波の計」の範囲縮小版である「岩石落とし」。
同系統のダメージ計略「山津波の計」に比べ、使用コストは低いが有効範囲は狭くなっている。
史実では生まれるや否や浅井家が滅亡するのだが、群雄伝ではしっかり喋る。ゲームだから仕方ない。