「この腕も、私も、まだ生きる意味があるように、おまえにも未来がある筈だ。」
CV.田中敦子(レプリカント)/ローラ・ベイリー(ゲシュタルト)
概要
プロフィール
性別 | 両性具有 |
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年齢 | 17歳 |
身長 | 172cm |
武器 | 双剣、魔法 |
髪の色 | 青みがかった白銀色 |
瞳の色 | 沈んだ紫色 |
体重 | 聞くなバカ |
食欲 | 何でも食うぞ |
困った時 | 気合い |
好きなもの | 死なすぞ※☆ |
コメント | この※☆▽×○☆●□×※★!!! |
双剣を扱う『マモノ憑き』の少女。半身のマモノの浸食を防ぐために、大胆な下着姿をしている。
可憐な見た目に反して、非常に口が悪い。喋るとよく規制音が入る。この言動の荒さと豪快さは、今は亡き祖母譲りのもの。
あまり素直ではなく、ぶっきらぼうな性格。しかしその奥には家族や仲間を思う優しさを持ち合わせている。
ちなみに両性具有である。
テュランの影響でカイネのみマモノの言葉を理解することができ、それにより戦いの中で葛藤を見せることも。
白の書からは『下着女』と呼ばれ、事あるごとに口喧嘩をしている。なんだかんだ仲は良い。
エミールには頼りになるお姉さんだと思われている。そんな彼をカイネも不器用なりに可愛がっている。
残虐な思考のテュランとは馬が合わないが、日光に弱い彼に配慮して半身に包帯を巻くなど、カイネなりに思うところはあるようだ。
数年前まで祖母と二人暮らしをしていたカイネだが、巨大なマモノ『フック』に襲われて祖母は死亡。カイネも手足を失うなど瀕死の重傷を負った。その際、半身にマモノ『テュラン』が取り憑き、失った手足を再生。生き延びたカイネはマモノ憑きとなる。
戦闘能力が向上し、魔法が使えるようになったカイネは、この力を使って祖母を殺したマモノへの復讐の道を選ぶ。
両性具有であることを理由に、過去には崖の村の住人から酷い虐めを受けていた。実の両親はそれが間接的な原因となって亡くなっている。カイネが下着姿をしている理由は、差別を受けていた反動でもある。
カイネがマモノ憑きとなってからは住人の虐めは止まったが、差別自体は無くなっておらず、今でもカイネは村近くの荒屋で暮らしている。
復讐のために生きていたカイネだったが、ニーアと白の書の力を借りて、ようやく仇のマモノを撃破した。
生きる目的を失ったカイネは戦いの末、死を選ぼうとする。そんな彼女をニーアと白の書が呼び止めた。自分を差別せず仲間だと呼んでくれたニーアのために、再びカイネは剣を振るうようになる。
やがてカイネは旅の中でニーアへの想いを募らせ、惹かれあっていく。
続編である『NieR:Automata』では登場こそしないものの、あるサブクエストにてカイネの名前が出てくる。また、DLCを購入すると彼女のつけていた下着を2Bが着てくれる。
『DOD3』では彼女の持っている剣が『カイネの剣』という名前で登場した(後述)。
ショートストーリー
公式設定資料集『Grimoire NieR』、およびそのバージョンアップ版の『Grimoire NieR: Revised Edition』にて。
ゲームでは語られないショートストーリーがいくつも載っている。その中にカイネも登場する。
以下、若干のネタバレ注意。
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「魔女ノ夜宴 ver.1.00」
モブである人格者の女性が語り手。第三者から見たカイネの印象について綴られている。非常にセンシティブな内容となっており、カイネが両性具有なのだと再認識させられる(身も蓋もない言い方をすると※★をしている)。
「人魚姫 ver.1.00」
『NieR Replicant ver.1.22474487139...』にて追加された人魚姫のシナリオの元となった小説。内容はゲームとそれほど変わらないが、カイネとテュランの心情が事細かに描写されている。
「狭キ門 ver.1.00」
ポポルに頼まれ、カイネとエミールが村の見張りをする話。祭りでも二人は差別され、村には入れてもらえない。
ちなみに内容を読む限り、この時からカイネはマモノの声が聞こえるようになったらしい。また、ここで既にカイネはマモノの正体を確信している。
「失ワレタ世界 ver.1.00」
『NieR Replicant ver.1.22474487139...』にて追加されたEエンドの元となった小説。所々ゲームとの違いはあるが、大筋は変わらない。カイネの心情が事細かに描写されている。
ドラマCD
公式ドラマCD『ウシナワレタコトバトアカイソラ』でも、カイネは登場する。
以下、ネタバレ注意。(Dエンド後の内容や、『DOD』の内容を含みます)
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Disc1
新宿で生活していた頃のオリジナル・カイネが登場。しかし、そこで彼女が元々普通の人間ではないことが明らかとなる。
なんとオリジナル・カイネは、かつて軍人だった祖父母の遺伝子にレギオンの攻撃パターンを組み込んで生み出された『プログラムド・ベイビー』であった。
後の時代(ゲーム本編)を生きるレプリカントのカイネがその身に両性具有という一種のバグを抱えて生まれたのも、Dエンド後に『マモノ憑き』ではなくなったにも関わらず驚異的な身体能力を保持したままだったも、全てはこれが要因。
ちなみに、オリジナル・カイネはガチのお嬢さま。言葉遣いも丁寧で、見つけた犬にシロという名前をつけるような可憐な少女である。
Disc2
獣欲
Dエンドから3か月後の世界が舞台。ニーアに関する記憶を喪ったカイネはかなり荒れていて、自暴自棄がゆえに村の男性の死体に手を出してしまう(直球に言ってしまえば●※☆)。
私立ニーアレプリカント高等学校 体育祭編
まさかの公式学パロ(公式が病気)。
カイネは高校3年生として登場。チビニーア(弟)とエミールが同級生で、ニーア兄弟とは幼馴染み。
なんとテュランがカイネの兄という設定で登場する。ちなみに仲は悪いらしい。でしょうね。
武器物語(ウェポンストーリー)
概要で触れたように『DOD3』にて、彼女の剣が『カイネの剣』という名前で登場した。その際に書かれた武器物語(ウェポンストーリー)は以下の通り。
「女は二度失った。
最初は、大切な祖母を。
二度目は、大切な友を。
女は殺した。
彼女から大切なモノを奪った敵を。
彼女に復讐の呪いをかけた敵を。
女は失った。
復讐の為に戦う意味を見失っていた。
殺戮の中で生きる意味を見失っていた。
女は夢を見た。
暗い洞窟の中。
いつか訪れる死の先で、大切な人に会える夢を。」
『NieR Replicant ver.1.22474487139...』にて、作中に『カイネの剣』が追加された。もちろんウェポンストーリーも存在する。内容は以下の通り。
「彼女は恐れた。
大切な人を失う痛みを、苦しみを、悲しさを。
その感情だけが、薄く残っていた。
彼女は戦う。
悲しみを振り払うような乱暴な太刀筋。
復讐の刃が敵を屠り、返り血で視界が曇ろうとも。
彼女は夢を見る。
孤独と失望が、暗闇の中から歌いかける。
しかし、彼女は抗った。諦めずに何度も、何度も。
彼女は出会う。
たとえ待ち受ける未来が無意味だとしても。
███と共に在る世界を、選んだから。」
ゲスト出演
仲間の実験兵器7号と共に参戦。属性は闇、種族は魔種。特殊技は「てめえの★※$を¥△&♯!」(自身のATK上昇+弱点消失+攻撃が貫通するようになる)。
実験兵器7号と共にデッキを組んだ状態で100勝すると、称号「迸ル狂気」が手に入る。
性能はかなり強力で、評価は高い。
実験兵器7号と共に再登場。魔種のコスト30で、超覚醒をすると、大幅に攻撃力と防御力が上がるが、7.5秒毎にゲートに帰るまでステータスが下がるデメリットを背負っていた。しかし大体の場合同コスト帯では圧倒的な殲滅力を誇り、冬木の魔女と並び大暴れをしていた。デメリットも帰還したらまたステータスは戻るため、大したデメリットではなく、同コスト帯で暴れ続けた。
関連イラスト
関連タグ
余談
カイネが両性具有という設定のキャラクターとして誕生したのは、開発チームの女性に「男性のヒロインを入れてほしい」と言われたのがきっかけ。→ 出典:ガジェット通信
ゲシュタルト版で声優を担当したローラ・ベイリー氏は、他には「ストリートファイターⅣ」で春麗の英語版CVなども演じている。オープンワールド型のバカゲーとして名高いSaintsRowシリーズの3と4では、キャラクターメイキング可能な主人公の「女声その1」を担当。ギャングのボスなので「Fu○K」やら「As○h○le」やらと、やっぱり品のない言葉を口走っている。
彼女の喋るセリフに入るピー音は隠されてるだけで実際は田中氏はスタジオで発音している。