一人のために、全てを滅ぼす。
そして、狂気はもう一つの世界へ(オリジナル版)
遠い約束。千年の嘘。(ver.1.22474487139...)
概要
『ニーアレプリカント』とは、2010年4月22日にスクウェア・エニックスから発売されたアクションRPG。『NieR』シリーズの第1作。
本作は『ドラッグオンドラグーン』(以下『DOD』)の製作陣によって開発された。事実上の裏設定として、『ニーアレプリカント』は『DOD』のEエンド(通称:新宿エンド)から約1400年後の世界が舞台となっているが、ストーリー上の関係はない。『DOD』シリーズの他、続編の『NieR:Automata』、『NieR Re[in]carnation』とも世界観を共有している。
同日にはバージョン違いの『ニーアゲシュタルト』も発売されている。内容はほぼ同じだが、主人公の年齢等が異なっている。
オリジナル版発売から11年目となる2021年4月22日には、バージョンアップ版『NieR Replicant ver.1.22474487139...』が発売された。
解説
続編の『NieR:Automata』がSF色強めだったのに対し、本作はファンタジー要素が色濃い。魔法やマモノが登場するほか、王道RPGのような町並みや景色が広がっている。
ゲームジャンルこそアクションRPGに分類されているものの、蓋を開ければ突然サウンドノベルが始まったり、戦闘に弾幕シューティング要素が含まれていたり、釣りや栽培が可能だったりと、実際のゲーム性は多岐に渡る。またパロディが数多く存在し、ゼルダ、FF、バイオハザードと枚挙にいとまがない。様々なゲーム性を楽しんでほしいというヨコオディレクターの考えが作品に反映されている。
シリーズタイトルでもある「ニーア」とは開発コードネームをそのまま流用したもので、由来は特にない(出典→INSIDE/ガジェット通信)。逆にサブタイトルの「レプリカント」は映画『ブレードランナー』から来た造語であり、物語内にて重要な意味を持つ。「1.22474487139...」は√1.5である。
本作の特徴としてストーリーも挙げられる。ゲーム1周目では主人公視点のみが描かれるが、2周目以降になるとマモノやカイネ視点の情報が加わり、プレイヤーは登場人物たちの様々な内情を知ることとなる。見方次第では主人公側が悪に見える話も多いことから、本作を鬱ゲーと称するプレイヤーもいる。
造語を取り入れた楽曲の評価も軒並み高く、アレンジサントラが何種類も発売されている。
スタッフ
- オリジナル版
プロデューサー | 齊藤陽介 |
---|---|
Co-プロデューサー | 岩崎拓矢 |
ディレクター | ヨコオタロウ |
シナリオ | 名取佐和子 / 菊池はな |
音楽 | 岡部啓一 / 石濱翔 / 帆足圭吾 / 西村隆文 |
キャラクターデザイン | D.K |
- ver.1.22474487139...
プロデューサー | 齊藤陽介 |
---|---|
クリエイティブ・ディレクター | ヨコオタロウ |
ディレクター | 伊藤佐樹 |
音楽 | 岡部啓一 / MONACA |
キャラクターイラスト | 吉田明彦 / 藤坂公彦 / 板鼻利幸 |
コンセプトアート | 幸田和磨 |
販売ソフト
- 『NieR Replicant(ニーアレプリカント)』
プラットフォーム | PlayStation®3 |
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発売日 | 2010年4月22日 |
開発元 | キャビア |
発売元 | スクエア・エニックス |
対象年齢 | CERO:D |
オリジナル版にあたる作品。
予約特典として、ゲーム内未使用曲「Voice of Replicant」などを収録したCD『NieR Replicant Mini Album "ウラギリノコエ"』が付属。
2011年4月21日には廉価版「アルティメットヒッツ」も発売された。
- 『NieR Gestalt(ニーアゲシュタルト)』
プラットフォーム | Xbox 360 |
---|---|
発売日 | 2010年4月22日 |
開発元 | キャビア |
発売元 | スクエア・エニックス |
対象年齢 | CERO:D |
同日に発売された『ニーアレプリカント』のバージョン違い。
それぞれ主人公の年齢が異なり、『レプリカント』では兄妹の愛、『ゲシュタルト』では父娘の愛が描かれている。また、海外版『NIER』はPS3/Xbox360版ともに『ゲシュタルト』の内容に準じており、『レプリカント』版は発売されていない。
予約特典として、ゲーム内未使用曲「カイネ/光ノ雨」などを収録したCD『NieR Gestalt Mini Album "オワリノウタ"』が付属。
2011年4月21日には廉価版「プラチナコレクション」も発売された。
- 『NieR Replicant ver.1.22474487139...』
プラットフォーム | PlayStation®4 / Xbox One / Steam |
---|---|
発売日 | 2021年4月22日 |
開発元 | トイロジック |
発売元 | スクエア・エニックス |
対象年齢 | CERO:D |
『ニーアレプリカント』のバージョンアップ版。海外でも『レプリカント』の内容で発売された。
オリジナル版では没となったエピソードが本編に追加、音声・BGM・サウンドは完全新録(オリジナルではボイスが無い箇所も全てフルボイス収録)、キャラクター・背景3Dモデリング/モーションデータも全て1から作り直して刷新するなど、ほぼ完全リメイクと呼べる内容になっている。
2020年3月29日に行われた『【ニーア10周年】オケコン・舞台・トーク無理やり10時間やっちゃう生放送』内にて発表。2020年9月24日の『ニーアTGS2020特番まぁまぁ新情報がありまスペシャル』内にて初のプレイ動画と発売日が公開され、同日のうちに予約開始となった。
PS4版には初回生産・早期ダウンロード特典として、PS4用のテーマとアバターセット・ミニサントラが付属。また各店舗特典としてスチールブックケース・タロットカード・ラバーストラップが付属した。
XboxOne版ではミニサントラ、Steam版ではミニサントラ・壁紙が予約特典として付属した。
数量限定で、ピンバッジ×3・台本セット・サントラ「Weiss Edition」を同梱する豪華版『White Snow Edition』も発売された。
『ver.1.22』版の追加要素
- 設定資料集に載っていた「Eエンド」が本編に追加。
- 同様に、「人魚姫」のエピソードが本編に追加。
- 同様に、ウェポンストーリーが追加。
- オートバトル機能が追加。これによりゲームが苦手な人でも簡単にプレイできるように。
- 敵のロックオン機能が追加。
- 原作にあった有料DLCが最初から搭載。クリアすると原作準拠の追加コスチュームが手に入る。
- 作中BGMを『NieR:Automata』の曲に差し替えて本編をプレイできる。
- 無料DLC「4 YoRHa」の配布。『NieR:Automata』に出てきた主人公たちのコスチュームと武器が手に入る。
- その他、武器やワード、クエストが一部追加されている。
ゲームシステム
本作にはA〜Dエンド(バージョンアップ版はEエンドまで)が存在する。また周回するごとに一部ストーリーにもシーンが追加され、1周目ではわからなかった謎が明かされていく。
- ワードエディット
戦闘での強化要素。敵を倒すと手に入る「ワード」を組み合わせることにより、武器や魔法、身体能力の強化や状態異常の付与ができる。
- ウェポンストーリー
『ver.1.22』からはゲーム内にもウェポンストーリーが追加された。武器を入手・強化すると、元の持ち主に関する小話を読める。『DOD』から続く伝統システムで(そちらでは武器物語という名称)、他の『NieR』作品にも存在する。内容は繋がっていたりいなかったりとまちまち。本作には『DOD』シリーズの武器が登場する。
ストーリー
プロローグ
2053年、東京。
街は廃墟と化し、黒い化物たちが徘徊していた。鉄パイプを持った少年ニーアと病弱な妹ヨナは、スーパーマーケットに潜伏していた。
襲い来る化物たちから妹を守るため、ニーアは人語を話す書物「黒の書」に触れ、強大な魔力で敵を殲滅する。しかし、同じく黒の書に触れたヨナの体には、不可解な黒い文様が浮かび上がってしまう。
本編
プロローグから1412年後。
小さな村に、少年ニーアと妹のヨナが暮らしていた。ヨナは生まれつき病弱で、謎多き不治の病「黒文病」を患っていた。
あるとき、ニーアは人語を話す書物「白の書」と出会う。伝説に従い、白の書と共に「封印されし言葉」を集めればヨナの黒文病を治せるかもしれない。そう考えたニーアは妹を救うため、各地のマモノを倒し、封印されし言葉を集めていく。
登場人物
主人公の少年。幼い頃に両親を亡くし、妹のヨナと村で二人暮らしをしている。作中で時間が経過すると青年の姿になる。
正義感が強くお人好し。白の書やカイネ、エミールを始め、村の人々にも優しく接する。何より妹のヨナを大切に想っており、彼女の抱える「黒文病」を治すために日々頑張っている。
戦闘では剣、槍、白の書による魔法を使って戦う。
白の書(CV:ピーター/安元洋貴(ver.1.22474487139…))
人語を喋る書物。目覚めた際の影響で記憶を失っている。仲間からは「シロ」という愛称で親しまれる。
荘厳な口調で毒舌を吐くが、おとぼけな一面も多く、根は優しいお爺ちゃん。博識を活かして仲間たちをサポートしてくれる。
戦闘ではニーアと共に魔法を使って戦う。倒したマモノの血を吸収することで「封印されし言葉」を手に入れ、力を取り戻すことができる。
「マモノ憑き」の女戦士。半身のマモノの侵食を防ぐために露出の多い下着姿をしている。実は両性具有であり、それを理由に崖の村で差別されてきた過去を持つ。
口が悪く乱暴だが、家族や仲間を想う優しさも併せ持ち、祖母を殺したマモノへの復讐を目的に戦い続けている。
戦闘では双剣と魔法を使い、荒々しく戦う。
見たモノを石化させる能力を持つ少年。それが理由でいつも目隠しをしている。ストーリーが進むと、彼の身にとある変化が起こる。
おだやかで優しい性格。自分を受け入れてくれたニーアとカイネを慕っている。
戦闘では杖と魔法(石化)を使って戦う。
ニーアの妹。生まれつき病弱だったが、更に「黒文病」を患っており具合が悪い。時折ニーアの役に立とうと料理を作ってくれるが、その出来はどれも壊滅的。あまり外に出られないからか、世間擦れしない無垢な感性を持ち合わせている。ニーアとは共依存の関係で、いつも彼の帰りを今か今かと待ちわびている。
ニーアの村に住む双子の姉妹。ニーアとヨナを気遣ってくれる。
デボルは活発な性格で、よく村の噴水や酒場で歌っている。
ポポルは温和な性格で、村の図書館の館長を務めている。また村の長としての役割も受け持っており、ニーアに仕事を斡旋してくれる。
カイネの半身に住まうマモノ。猟奇的な考えの持ち主。
ゲームでは2周目以降から登場する。
砂漠にある仮面の街の王様。若いながらに民を統べている。「掟は自由を知るためにある」という考えを持つ。奔放な性格で側近を困らせることもあるが、国と民をきちんと想っており、王としての尊敬を集めている。
仮面の街に住む少女。掟に倣って言葉を使わず、身振り手振りで意思疎通を行う。以前狼の襲撃から助けてくれたカイネのことを恩人として慕っている。誰にでも優しいおおらかな性格だが、逆境に負けない強い心も持ち合わせている。
『ver1.22』で追加されたエピソードで登場する少女。漂着した難破船の中で発見された。文字の読み書きができず、上手く喋ることができない。海岸の街に住む郵便配達員のハンスにだけは心を開いている。
マモノでありながらも日光で消滅せず、黒の書を連れている謎の存在。どこか主人公ニーアと似た容姿をしている。
設定資料集『GRIMOIRE NieR』
- ニーア ザ・コンプリートガイド+設定資料集 GRIMOIRE NieR -PROJECT GESTALT & REPLICANT SYSTEM-
2010年5月28日にアスキー・メディアワークスより発売された『レプリカント(オリジナル版)』と『ゲシュタルト』の攻略本+設定資料集。発売から7年で19版を重ねている。
当時ゲームには収録されていなかったウェポンストーリーや、小説「失ワレタ世界」(Eエンド)が初収録された(ウェポンストーリーは「電撃PlayStation」と「電撃ゲームス」に掲載されたものを再録)。
その他にもゲーム本編をなぞった小説や攻略情報、設定イラスト、横尾太郎・名取佐和子・映島巡による対談、10編のショートストーリー等が収録されている。
ショートストーリーには際どい内容もあり、その最たる例が「赤ト黒」である。2017年発売の『NieR:Automata Black Box Edition』には「赤ト黒」を再録した小説が同梱されていたが、CERO規定によって当該箇所が塗り潰しとなり、これについてヨコオ氏が言及したところ、一時amazonで本書が品切れとなった(映島氏のブログを参照)。
- ニーア レプリカント ver.1.22... ザ・コンプリートガイド+設定資料集 GRIMOIRE NieR:Revised Edition
2021年7月9日にKADOKAWAより発売された『レプリカントver.1.22』の攻略本+設定資料集。
前述の書籍をベースに内容をアップデートしたもので、攻略情報やスクリーンショット等が『ver.1.22』準拠に更新されている。旧作のイラストやショートストーリーは引き続き収録され、『ver.1.22』の設定資料や制作陣の対談等が新たに追加されている。判型はB5判からA4判に拡大された。
- ショートストーリー
当書籍に収録されたショートストーリーには、世界観やキャラクターの裏設定に迫る重要な内容も多い。
タイトル | 著者 | 原案 |
---|---|---|
「ソシテダレモイナクナッタ」 | 映島 巡 | cavia/横尾 太郎 |
「石ノ花」 | 映島 巡 | cavia/横尾 太郎 |
「赤ト黒」 | 映島 巡 | cavia/横尾 太郎 |
「小公女」 | 名取 佐和子 | cavia/横尾 太郎 |
「魔ノ山」 | 映島 巡 | cavia/横尾 太郎 |
「魔女ノ夜宴」 | 名取 佐和子 | cavia/横尾 太郎 |
「人魚姫」 | 菊池 はな | cavia/横尾 太郎 |
「狭キ門」 | 名取 佐和子 | cavia/横尾 太郎 |
「八十日間世界一周」 | 映島 巡 | cavia/横尾 太郎 |
「失ワレタ世界」 | 横尾 太郎 | cavia |
「失ワレタ世界 appendix ver.1.22474487139...」※ | ヨコオタロウ |
※『ver.1.22』版のみ、書籍のカバー裏に掲載されている。
ドラマCD『ウシナワレタコトバトアカイソラ』
- ドラマCD「ニーア レプリカント」ウシナワレタコトバトアカイソラ
2011年4月27日にフロンティアワークスより発売されたドラマCD。CD2枚組。シナリオはヨコオタロウ他による書き下ろしであり、ヨコオ氏はDisc1の長編を担当している(電撃オンライン)。
Disc1ではゲーム本編以前の新宿で起きた出来事が、Disc2ではニーア・カイネ・エミールの短編1本ずつと、公式学パロ「私立レプリカント高等学校」が描かれる。初回盤にはボーナストラックとしてエミールの「ハナウタ」も収録された。
本作には16ページのブックレットが付属。タイムラインの記載とともに内容の細かい解説がなされている。私立レプリカント高等学校の学校案内も(無駄に細かく)記載されている。
なお、本作にはレギオンやレッドアイ、十字軍や世界浄化機関といった用語が登場する(これらの用語は設定資料集で解説されている)。
関連商品
DLC
- 15 Nightmares
2010年5月13日より配信された有料DLC。自宅1階にある日記を調べることで、計15種のバトルステージに挑戦可能。BGMには本編未収録のリミックス曲が使用されている。
追加ステージ中は主人公の声と容姿がバージョン違いのものに変化し、『レプリカント』では父親、『ゲシュタルト』では兄となる。クリア毎に新武器やコスチュームを入手可能。おまけとして、イノシシに乗って羊を倒す追加クエストも収録された。
『ver.1.22』では本DLCが標準収録されており、1周目クリア後から解放される。
ゲーム
- DRAG-ON DRAGOON 10周年記念BOX
『DOD3』の豪華版Box。設定資料集『ドラッグオンドラグーン ワールドインサイド』をはじめとした各種特典の内容に『レプリカント』と『ゲシュタルト』も含まれている。
- 『NieR:Automata』Black Box Edition
『NieR:Automata』の豪華版Box。特典の1つとして長編小説『NieR RepliCant Recollection《ゲシュタルト計画回想録》』が同梱された。
小説
- 小説NieR Replicant ver.1.22474487139... 《ゲシュタルト計画回想録》 File01
- 小説NieR Replicant ver.1.22474487139... 《ゲシュタルト計画回想録》 File02
『レプリカントver.1.22』のノベライズ版。2021年6月28日 スクエア・エニックスより発売。前述の特典小説を加筆修正した完全版で、計2冊構成となっている。著者は映島巡、監修はヨコオタロウ。カバーイラストを幸田和磨、口絵イラストを吉田明彦、本文イラストを板鼻利幸が担当。
File01にはSS「赤ト黒」を含む少年期から青年期冒頭までが、File02には青年期からEエンドまでが収録されている。また、File02からはニーアとカイネの2人の視点を交えて話が進んでいく。
ストーリーは概ね原作ゲームに忠実。ノベライズ化の都合上カットされたシーンはあるものの、キャラクター同士の関係や設定等を掘り下げた描写や、ゲームを補完するオリジナル描写も含まれている。
CD
オリジナルサウンドトラック
タイトル | 発売日 |
---|---|
ニーア ゲシュタルト & レプリカント オリジナル・サウンドトラック | 2010年4月21日 |
ニーアゲシュタルト&レプリカント 15 Nightmares & Arrange Tracks | 2010年12月8日 |
NieR Replicant ver.1.22474487139... Original Soundtrack | 2021年4月21日 |
アレンジサウンドトラック
タイトル | 発売日 |
---|---|
NieR Tribute Album -echo- | 2011年9月14日 |
Piano Collections NieR Gestalt & Replicant | 2012年3月21日 |
NieR Orchestral Arrangement Special Box Edition ※1 | 2018年9月12日 |
NieR Gestalt & Replicant Orchestral Arrangement Album | 〃 |
NieR Orchestral Arrangement Album - Addendum | 2020年3月25日 |
NieR Replicant ver.1.22474487139... Choir Arrangement Album | 2022年3月2日 |
※1:『NieR Gestalt & Replicant Orchestral Arrangement Album』+『NieR:Automata Orchestral Arrangement Album』に加え、本商品だけの新規アレンジ楽曲(計4曲)がセットになったBOX。
レコード
タイトル | 発売日 |
---|---|
NieR Gestalt & Replicant Original Soundtrack Vinyl | 2017年12月20日 |
NieR Replicant -10+1 Years- Vinyl LP Box Set | 2021年9月15日 |
コンサートBlu-ray
タイトル | 発売日 |
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NieR Music Concert & Talk Live Blu-ray 《滅ビノシロ 再生ノクロ》 | 2016年12月14日 |
NieR Music Concert ≪人形達ノ記憶≫ ※1 | 2017年9月20日 |
NieR:Orchestra Concert 12018 Blu-ray ※2 | 2019年2月27日 |
NieR:Theatrical Orchestra 12020 ※3 | 2020年10月28日 |
NieR:Automata FAN FESTIVAL 12022 壊レタ五年間ノ声(Blu-ray) ※4 | 2023年4月19日 |
※1:『NieR:Automata』がメイン。
※2:『NieR:Automata』と合同。1部がレプリカント楽曲+朗読「エミールの言葉」となっている。
※3:『NieR:Automata』と合同。2nd Stageがレプリカント楽曲+朗読となっている。
※4:『NieR:Automata』がメイン。遊佐浩二(青年)/野中藍(ヨナ)/ 門脇舞以(エミール)の御三方が朗読で出演。
アート
タイトル | 発売日 |
---|---|
NieR Art 幸田和磨アート集 | 2021年6月28日 |
売上と受賞歴
- 『ニーアレプリカント(オリジナル版)』
初週売上は約6万本。口コミからじわじわと広まり、店頭では品切れが続いた。2018年10月末時点で『ゲシュタルト』と合わせた累計売上本数は全世界約70万本を達成している(リアルサウンドテック)。
- 『ニーアレプリカント(ver.1.22)』
ファミ通発表の初週売上では10万8838本を記録(ファミ通)。
2021年6月22日には世界累計出荷・ダウンロード販売本数が100万本に達し、2022年11月25日には同売上150万本を突破している(これは11年前のオリジナル版累計本数を遥かに超える販売ペースである)。
「PlayStation Partner Awards 2021 Japan Asia」ではPARTNER AWARDを受賞。世界最大級のゲームアワード「The Game Awards 2021」ではBest Score/Musicを、「Destructoid's Award 2021」ではBest Remaster/Remakeを受賞している(NieRブログ)。
開発
- 『ニーアレプリカント(オリジナル版)』
以前『DOD』を開発した経緯もあり、再び㈱キャビアと何かやりたいと考えたプロデューサーの齊藤陽介氏が、㈱キャビアに企画を提案してもらったのが開発の発端となっている。
本作は新規IPの立ち上げを目的に開発された。発足当初は小さめのプロジェクトでシンプルなアクションゲームを企画していたが、斎藤氏の意見から派手なRPGを作ることとなり、その後紆余曲折を経て現在のアクションRPGの形となった。
当初は青年版だけを『ニーア』として制作していたが、海外市場も考えたいという齊藤氏の意向により、アメリカ・ヨーロッパのスタッフと議論を行った結果、北米向けに肩幅の広い主人公が用意された。一方何が何でも青年版を制作したいという開発陣の要望から、日本では青年版の『レプリカント』、海外では父親版の『ゲシュタルト』を発売することとなった。
実際の制作は親子のXbox360版から開始された。制作チームの規模は約20人から50人。マップ制作に力をかけるよりも、ボリュームを稼ぐために同じマップを遊ばせる設計にした方がいいとヨコオ氏が判断したことから、ゲームは周回プレイをさせる作りとなっている。当初『DOD』の世界観を引き継ぐ予定は全くもって無かったが、ファンサービスとして裏設定で繋げられた。
本作のストーリーはアメリカ同時多発テロ事件やイラク戦争のニュースの影響を受けて制作されていることから、人は自分が正しいと思っていれば相手を殺せるという内容になったとヨコオ氏は語っている(PlayStation 4:00〜)。
声優のキャスティングについてはまず齊藤氏が実力重視の方針を提示し、その後ヨコオ氏が㈱キャビアの女性スタッフや宣伝のK氏らと話して皆で決めたという。カイネ役の田中敦子氏はヨコオ氏の強い要望から、白の書役のピーター氏は『DOD』のファンサービスという観点から齊藤氏の案により決定された。
音楽担当の岡部啓一氏はヨコオ氏によって指名された。同じ大学出身の友人ということもあり、遠慮無く意見する事が出来たと岡部氏は語っている。ヨコオ氏の意向から本作の楽曲はほぼ全てボーカルが採用された悲しげな曲調となっている。
楽曲のボーカル・作詞は主にエミ・エヴァンス氏が担当。各言語版に翻訳する手間やゲームプレイを阻害してしまうことを考慮し、歌詞には様々な言語を混ぜ合わせた独自の言語が使用されている。ヨコオ氏のアイデアにより、ゲーム内では音声がシームレスに切り替わるよう工夫がなされた。
出典:INSIDE/4gamer/GAME Watch/ガジェット通信/playstation/ナタリー
- 『ニーアレプリカント(ver.1.22)』
10周年だから何かやらなくてはという勢いから始まったと齊藤氏は話している。当初はただのリマスター版として開発していたが、開発していくうちに要素が多くなったため、リマスターとリメイクの中間というニュアンスでバージョンアップ版と名づけられた。斎藤氏の案により、オリジナル版では没となったエピソードも収録されている。
今作開発の㈱トイロジックは、以前齊藤氏が別ゲームの開発を手伝ってもらったことや、オリジナル版のスタッフが何人か在籍している理由から選ばれた。監修には前作『NieR:Automata』を手掛けたプラチナゲームズの田浦貴久氏が加わり、モーション全体の挙動や攻撃動作の操作感がアップデートされている。ファンサービスの観点や斎藤氏による要望から『NieR:Automata』の声優陣も新たに起用された。
キャラクターデザインにおいてはオリジナル版を担当したD.K氏が現在日本国内で活動していない経緯から、元のデザインはそのままに前作から続投する形で吉田明彦氏がメインキャラクター・パッケージのイラストを手掛けることとなった。
楽曲は岡部氏がディレクション、MONACAスタッフがアレンジを担当。原曲の雰囲気はそのままに、ヨコオ氏の指示により楽曲の尺が伸ばされている。
CM
上記の動画タイトルは、
『NieR Replicant ver.1.22474487139... | CM | 新宿ver.0.25 | 2周目』。
このCMだが、実はとある秘密が存在する。
タイトルに倣って、動画の再生速度を0.25倍速にして観てみると……。
なお、同じくタイトルに「2周目」とあるように、低速で観るのはゲームの2周目に入ってからをオススメする。
関連動画
原作OP
関連イラスト
関連タグ
シリーズ | NieR ニーアレプリカント/ゲシュタルト NieR:Automata NieR_Reincarnation |
---|---|
DOD | ドラッグオンドラグーン ドラッグオンドラグーン2 ドラッグオンドラグーン3 |
総合 | ドラッグオンドラグーン/NieRシリーズ DOD/NieRシリーズの登場人物 |
コラボ・外部出演 | SINoALICE |
users入り | |
発売元・開発元 | スクウェア・エニックス キャビア(オリジナル版)/トイロジック(ver.1.22) |
媒体 | PlayStation3(オリジナル版)/PlayStation4 XboxONE Steam(ver.1.22) |
略称・表記ゆれ | レプリカント NieR_Replicant |
時系列
西暦856年 | 大災厄 | |||
---|---|---|---|---|
西暦1000年 | ↓ | DOD3(小説) | DOD3(ゲーム) | ↓ |
↓ | ↓ | Aエンド | ↓ | |
西暦1096年 | ↓ | ↓ | DOD 死ニ至ル赤 | ↓ |
西暦1099年 | ↓ | DOD1(ゲーム) | DOD1.3(小説) | ↓ |
西暦1117年 | ↓ | ↓ | ↓ | DOD2(ゲーム) |
西暦2003年 | ↓ | ←Eエンド | ↓ | |
西暦3465/3361年 | ニーアレプリカント/ゲシュタルト | |||
西暦3470/3473年 | D or Eエンド(レプリカント) | |||
西暦11945年 | ニーアオートマタ | |||
Eエンド | ||||
西暦?年 | ニーアリィンカーネーション |