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ニーア(NieR)

にーあ

スクウェア・エニックス発売のアクションRPG『ニーアレプリカント』及び『ニーアゲシュタルト』の主人公。
目次 [非表示]

「わかってる! もう誰も失わない。そう決めたんだ!」


タグ使用のお願い編集

本キャラクターの作品にタグをつける際には「ニーア(NieR)」の使用を強く推奨する。「ニーア」だけだと他キャラクターにも多く使用されているため、本キャラクターに限った検索が不可能となってしまう。

また、『レプリカント』版と『ゲシュタルト』版の主人公を区別するため、適宜「父ーア」のタグも併用してほしい。


概要編集

小さな村で、唯一の肉親であるヨナと暮らす男性。

「黒文病」を患うヨナのため、仕事に励む日々を送っていた。ある日、石の神殿で出会った白の書の力で黒文病を治せる可能性があると知り、ヨナを救うために「封印されし言葉」を探す旅に出る。


正義感が強く、実直でお人よし。大変仲間想いで、白の書やカイネエミールをはじめ、村人たちにも優しく接する。なによりヨナを大切に思っている。その反面マモノや敵対する者には容赦が無く、目的のためには手段を選ばない危険な一面を垣間見せる。


なお、「ニーア」という名前はオリジナル版公式サイトや設定資料集等で使用されているが、デフォルトネームではない。主人公名はプレイヤーの任意入力であり、ゲーム内に限ると「ニーア」の名は一切公式に使用されない(他作品コラボを除く)。続編では名前がぼかされ、『ver1.22...』では「主人公」や「青年」と紹介されている。


兄ニーアと父ニーア編集

レプリカント側とゲシュタルト側の主人公を区別するため、それぞれを「兄ーア」、「父ーア」と呼び分けることがある。

兄ニーア編集

少年期(16歳)青年期(21歳)
CV:岡本信彦CV:遊佐浩二
ちびニーア青年

プロフィール編集

性別男性
年齢前編16歳/後編21歳
血液型A型
身長前編157cm/後編183cm
武器片手剣、両手剣、槍、魔法
髪の色白に近い銀色
瞳の色やや灰色を帯びた青色
誕生日6月6日

出典:設定資料集『GRIMOIRE NieR』、『ワールドインサイド』


レプリカント』版の主人公。

幼い頃に両親を亡くしており、ヨナとは兄妹の関係。

2人きりで育ったためか、ヨナの事を(依存気味に)大切にしている。

少年期の頃は、歳の割に純朴で元気な少年らしい性格だが、青年期では影が濃く、荒んだ言動も目立つようになる。

少年期の髪型がやけに独特なのには、公式で理由がある。

特技は米粒大のものに絵を描くことだが、絵は下手らしい。


誕生日は6月6日、兄の日。

本来は父ニーアと同じく9月11日に設定する予定だったが、ヨコオタロウ氏の誕生日を仮設定で使ったまま変更を忘れてしまったらしい。制作陣が兄の日を知ったのはユーザーから指摘された後だった。→参考:4gamer.net


父ニーア編集

物語開始時(39歳)第二幕開始時(44歳)
CV:Jamieson Price(ゲシュタルト)/松田健一郎(レプリカントver.1.22...)
Niernier

プロフィール編集

性別男性
年齢前編39歳/後編44歳
血液型A型
身長185cm
武器片手剣、両手剣、槍、魔法
髪の色白に近い銀色
瞳の色やや灰色を帯びた青色
誕生日9月11日

出典:設定資料集『GRIMOIRE NieR』、『ワールドインサイド』


ゲシュタルト』版の主人公。

妻に先立たれ、一人娘であるヨナを溺愛している。

見た目どおり豪気な性格で、既婚ゆえに含蓄のある台詞をしばしば放つ。物語後半からは右目に眼帯を着用している。

特技は腹筋バリバリの腹踊りで、幼児は皆泣き出すとのこと。


誕生日の9月11日は、『ドラッグオンドラグーン』の発売日でもある。


正体編集

※以下、ネタバレ注意。


     ↓


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ニーアは人間ではなく、レプリカントである。

レプリカントとは、人間のデータを元に姿や機能をコピーした器のこと。それに自我が芽生え、あたかも人間のように生活しだしたのがこの世界の人々。ヨナカイネや村人たちもレプリカントであって、人間ではない。


実は、作中でニーアたちが散々殺してきたマモノこそが人間である。大昔に人間は白塩化症候群から逃れるために己の体を捨て、魂だけの姿「ゲシュタルト」と化した。脅威が去ったあと、ゲシュタルトはレプリカントと融合する予定だったが、長い時の中でレプリカントには自我が芽生えており、結果として両者の争いが始まってしまった、というのがこの世界の裏事情。


なお、レプリカントには元となった人間が必ず存在する。主人公ニーアにとってはそれが魔王である。

魔王は「オリジナル・ゲシュタルト」と呼ばれる特別な存在で、彼がいないとゲシュタルトは崩壊体化して自我を失う。また、崩壊体と紐づいたレプリカントは必ず黒文病を発症して死ぬ。


ストーリー終盤、ヨナを取り戻すためにニーアが魔王を殺したわけだが、これにより人類の滅亡が確定した。

また、同時にレプリカントの滅亡も確定した。

とどのつまり、ニーアのせいで全てが滅んだことになる。


……というのは些か暴論で、実際問題ニーアが魔王を殺そうが殺すまいが、人類のたどる結末は変わらないと思われる。詳細は省くが、ゲシュタルト計画は初期の時点から問題だらけだった。とはいえ、ニーアの選択が人類の滅亡を早めたのもまた事実だろう。


設定資料集『GRIMOIRE NieR』編集

収録されたショートストーリーに兄ニーアが登場する。


「赤ト黒」編集

ヨナが黒文病を発症したときの話。

父は遠くの街に働きに出ていたがヨナが生まれて間もなくして死亡、母もニーアが10歳の頃に黒文病で死んだ事が語られる。

作中にて、ニーアはヨナの薬を買うために海岸の街で売春をする事になる。

彼が髪を結い上げるようになったのはこのときから。元々は無造作に束ねていたが、肩に髪が触れると行為を思い出して気持ち悪いという理由できっちり結い上げるようになった。いっそ切ろうかとも考えたが、切った理由を問われた際に上手く答えられる自信が無い事、また聞かれるだけで行為の事を思い出してしまうという理由で止めている。

ニーアの行動に気づいたポポルがマモノ退治の仕事を斡旋し、以降こちらで稼ぐようになった。なお、体を売るようニーアに誘ってきた男は、マモノ退治に紛れる形でニーアが手に掛けたことが示唆されている。



「狭キ門」編集

ポポルに頼まれ、カイネエミールが村の見張りをする話。祭りでも村に入れてもらえないカイネたちのために、ニーアがごちそうを持ってくる。鈍感な彼の様子がカイネ視点で描かれている。


ドラマCD『ウシナワレタコトバトアカイソラ』編集

Disc1編集

新宿で生活していた頃の人間のニーアが登場。開始早々、白塩化症候群で死亡した母親の死体を地面に埋めている。

レギオンが発生した騒ぎで人間のヨナとはぐれてしまい、彼女を捜し回った先で人間のカイネエミールと出会う。


Disc2編集

千年ノ約束編集

人間のニーアが黒の書に触れてから5年後の話。ゲシュタルト化しても自我を保てている彼は「オリジナル・ゲシュタルト」として監視されている。黒の書とのやり取りや、ヨナを想う彼の姿が描かれている。


私立レプリカント高等学校 体育祭編編集

まさかの公式学パロ(公式が病気)。

ニーアは少年期と青年期で分離し、それぞれニーア(弟)とニーア(兄)として登場する。なお、父親の出番はない。

ニーア(弟)は高校3年生。カイネやエミールとは同級生で、妹のヨナを可愛がっている。

ニーア(兄)は教育実習生。幼馴染みのカイネを無自覚に気にしているが、鈍感なのでカイネやエミールからの好意には気づいていない。


続編での扱い編集

ドラッグオンドラグーン3編集

DLCで「ニーアの服」と「ニーアの剣」が登場した。


NieR:Automata編集

ゲームでは登場しないが、エミールのクエストでその存在が仄めかされている。また武器「白の矜持」及び「黒の倨傲」に兄ニーアと父ニーアを思わせるウェポンストーリーが存在する。

DLCでは少年ニーアの衣装が「素朴な少年の服」、青年ニーアの衣装が「世界を滅ぼした男の服」としてコスチューム実装された。それぞれ9SA2が着てくれる。


小説『短イ話』に掲載の「エミールの追憶」には、ニーアと仲間たちの挿絵が1枚載っている。


アニメ『Ver1.1a』の第5話では、エミールの記憶の中で一瞬だけ少年ニーアの姿が登場する。またアニメ最終回では、青年ニーア役の遊佐氏がアニメオリジナルキャラクターのポッド567役として登板した。


NieR Re[in]carnation編集

コラボ編集


ver.1.22』発売記念コラボにて青年ニーアが初登場。「世界を滅ぼした男」名義で実装された。



その後の『NieR』シリーズコラボでは、新規コスチューム「異心円の青年」が登場した。


世界を滅ぼした男/魂の青年(★3)

おなじみの白黒衣装。解放武器は「百獣の双槍」。

    

世界を滅ぼした男/異分岐の青年(★4)

黒を基調とした衣装。解放武器は「王位簒奪者の槍」。

キャラ名に「異分岐」と入っている通り、ストーリーも『レプリカント』本編とは打って変わって幸せそうな内容をしている。

 

世界を滅ぼした男/異心円の青年(★4)

黒を基調とした衣装。解放武器は「不死鳥ノ剥製」。

ポケットに「月の涙」が刺さっていたり、ケープのようなものを羽織っていたり、その上からオオカミのマントを身につけていたりと、カイネエミール仮面の王を彷彿とさせる姿をしている。また、動画内だと見えづらいが半身にはカイネみたく包帯を巻いており、背中には「鉄パイプ」を背負っている。


キャラ名の異心円とは「普段と異なる」という意味。ストーリーはまるで『レプリカント』Dエンド後のカイネとニーアの立場が入れ替わったような内容をしている。詳しくはわからないが、ヨナを含め全てを失ってしまった悲惨な世界線なのかもしれない。


余談だが、配布キャラとして父ーアの格好をした「アルゴー/忘我救国の冒険者」が実装されている。


リィンカネな人々編集

X(旧Twitter)ではリィンカネ公式によってこんな4コマ漫画が投稿されている。→リンク


ただでさえ貴重なレプリカント×オートマタコラボだというのに、2B9Sに名前を(悪気がないとはいえ)イジられまくっている。

これでいいのか、ニー……じゃなかった、世界を滅ぼした男さん。


SINoALICE編集


2019年2月21日より開催のコラボにてニーアが初登場。青年姿と少年姿の2パターンが実装された。


青年ニーア/パラディン

武器は「百獣の双槍」。

ジョブストーリーには、ニーアに対するヨナの想いが綴られている。


少年ニーア/ソーサラー

武器は「白の書」。

ジョブストーリーには、小説「赤ト黒」の内容が含まれている。


『レプリカント』コラボでは「三匹の子豚/レプリカント」の武器として「名もなき青年の剣」が登場した。また『オートマタ』コラボの「鉄パイプ」、『DOD3』コラボの「千年樹の嘆き」もニーア関連の武器である。


コラボレーション編集

OCTOPATH TRAVELER 大陸の覇者編集



本作には珍しい、ドット姿でのニーアたちを見ることができる。

ジョブは商人、影響力は名声。入手方法は限定ガチャ。

バトルアビリティは「黒の幻影」や「黒の手」、「黒の処刑」。サポートアビリティは「世界を滅ぼした男」、「マモノを狩る者」など。

必殺技は「黒の槍・大」、EXアビリティは「アタックゲージ」と、いずれも原作ネタが細かい。


関連イラスト編集

兄ニーア

ニーアとシロNieR Replicant ver.1.22…

父ニーア

Good kid


関連タグ編集

※ニーアの作品に付いているタグはだいたいこっちである。単体の検索が非常に困難。


シリーズ主人公一覧


外部リンク編集

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