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白の書

しろのしょ

ゲーム『ニーアレプリカント』及び『ニーアゲシュタルト』に登場するキャラクター。主人公ニーアの相棒。
目次 [非表示]

「血はオト……音はコトバ……コトバは…チカラ…… ……これはキオク?」

CV:ピーター(オリジナル版)/安元洋貴(ver.1.22474487139...)


概要編集

人語を話す古の書物。

石の神殿に封印されていたところを、無理やりニーアによって叩き起こされた。目覚めた際に強く打たれた影響で重要な記憶をほとんど失っているが、本人は大して気にしていない。


倒したマモノの血を吸収することで「封印されし言葉」を手に入れ、魔法の力を取り戻すことができる。

ポポルの持つ文献によれば、封印されし言葉を全て集めきると、不治の病「黒文病」を治せるらしい。ヨナの黒文病を治すため、白の書はニーアの旅に同行する。


プロフィール編集

性別男性(?)
年齢?歳
身長縦30cm×横23cm×厚さ7cm
武器魔法、毒舌

出典:設定資料集『Grimoire NieR』


人物編集

一人称は「我」。


荘厳な口調で話すが、実際はおとぼけな一面も多く、憎めない性格のおじいちゃん。博識なアドバイス兼ツッコミ役と、記憶喪失ゆえのボケ役の両方をこなす。ときおり世界の全てを知り尽くしているように振る舞ったりするも、肝心な部分は大抵忘れている。


知識以外にも毒舌を武器にしており、隙あらば周囲に苦言を呈する。しかし、人間を見下すわけでもなく、なんだかんだ言いながらニーアたちを気遣う様子はまるで保護者のよう。


仲間からは「シロ」という愛称で親しまれる。また、カイネからは「クソ本」や「クソ紙」、「クソ拭き紙」などとも呼ばれている(シロ本人は尊敬をこめて白の書と呼ばれたがっているが、要望は全くもって通らない)。


基本空中に浮かんでいるが、曰く浮かんでいるのも疲れるらしい。とある場面では疲労が祟って床に落ちてしまうことも(ちなみに同じく空中に浮かぶエミールは自分の足で歩く方が疲れると語っている)。


差別を受けるカイネやエミールとは異なり、白の書は村や街にも普通に出入り可能である。その理由は不明。小さい本だから人々も恐怖を感じにくいのだろうか?


戦闘時のニーアは白の書を介して魔法を使っている。特に攻撃魔法のレパートリーが多く、「黒の弾」を筆頭に、ムービーでは「黒の手」や「黒の槍」といった魔法をよく使用する。


ストーリーが進むと、白の書はニーアの旅がまるで誰かに操られているように感じ始める。小さな疑念を抱きつつも、しかし最後までニーアの選択を尊重し、そばに居続けた。


人間関係編集

特にニーアにはいつも寄り添っており、彼の過剰なお人好しにも渋々付き合っている。苦境を経た5年後には互いに性格が落ち着き、相棒と呼べるほどに固い絆を結んでいる。


カイネとは頻繁に口喧嘩をしているが、なんだかんだ仲は良い様子。基本的に白の書はカイネのことを「下着女」と呼んでいる。


メインストーリー編集

※ネタバレを含みます。

少年期編集

魔法陣によって石の神殿に封印されていた際、ヨナを捜しにきたニーアと出会う。魔法陣の先で眠るヨナにしか目がないニーアが、白の書の封印を強引に破ったことで記憶喪失の状態で目覚めた。以降、白の書はニーアの旅に同行する。

少年期終盤、封印されし言葉が集まった段階で魔王黒の書がニーアの村に襲来する。白の書は黒の書に取り込まれそうになるが、仲間たちの慌てる声を聞き融合を跳ね除ける。動揺する黒の書を前に、白の書は今後もニーアの仲間として戦い続けることを誓った。


青年期編集

青年期終盤、魔王の動きを止めるために白の書は自ら犠牲となる。「シロという名、本当はけっこう気に入っていたのだぞ」と好意的な言葉を残し、強烈な光を放って四散した。


Eエンド「失ワレタ世界」編集

神話の森の量子サーバー内でデータフックと戦闘中、幻惑に負けて自分を見失うカイネを助けるために颯爽と登場。白の書の言葉に勇気づけられたカイネは戦意を取り戻す。感謝を述べるカイネに対し、白の書は普段と変わらぬ毒舌で彼女を鼓舞した。力を合わせてデータフックを倒した後、白の書はニーアをカイネに託すと再び消えてしまった。


本来の役割編集

※ネタバレを含みます。

本来、白の書は「黒の書計画」(全てのゲシュタルトを強制的にレプリカントに回帰させる計画)において重要な役割を果たすはずだったが、あろうことか使命を忘れてレプリカント・ニーアの仲間についてしまった。


少年期終盤、黒の書が白の書との融合を試みて失敗したアレこそまさに黒の書計画の最終工程である。

ちなみにデボルとポポルニーアに封印されし言葉を集めさせたのも黒の書計画に必要だったからに他ならない。イニシエノウタの歌詞や白の書が黒文病を治せるという話は全て双子がついた真っ赤な嘘だった。

しかし双子の誘導も虚しく、結局黒の書はニーアによって倒され、白の書も魔王の動きを止めるために消滅してしまった。

これにより黒の書計画は頓挫。魔王が不安定な現状、例えニーアが魔王を殺さなかったとしてもゲシュタルトは崩壊体化するため、この時点で人類はほぼ詰んでいるといえる。


設定資料集『Grimoire NieR』編集

ゲームでは語られないショートストーリーがいくつも載っている。その中に白の書も登場する。


「ソシテ誰モイナクナッタ ver.1.00」編集

白の書が元人間であったことが判明する。

当時の年齢は推定19歳。一人称は「俺」で、口調も今と異なる。

かつてレギオンと戦った「第13次十字軍」の生き残りであり、その後拉致されて「黒の書計画」に巻き込まれた。彼を含めた13人が「封印の書」にされていく過程が描かれている。

「人魚姫 ver.1.00」編集

NieR Replicant ver.1.22474487139...』にて追加された人魚姫のシナリオの元となった小説。内容はゲームとそれほど変わらない。

「狭キ門 ver.1.00」編集

ポポルに頼まれ、カイネエミールが村の見張りをする話。元気のないニーアを想った白の書は、彼に一喝入れている。

「失ワレタ世界 ver.1.00」編集

『NieR Replicant ver.1.22474487139...』にて追加されたEエンドの元となった小説。ゲームと違って白の書は出てこないが、最終盤に何者かがカイネの背中を押す場面がある。


ドラマCD『ウシナワレタコトバトアカイソラ』編集

Disc2の「私立レプリカント高等学校 体育祭編」にて名前のみが登場している。予算……もとい、大人の都合らしい。

一応、レプリカント高等学校の校長先生でもある。


余談編集

原作発売時、声優が『ドラッグオンドラグーン』のアンヘル役を務めたピーター(池畑慎之介)氏ということで注目を集めた。

『ver1.22...』では池畑慎之介氏が芸能活動を休業していたため、代わりにポッド042役で知られる安元洋貴氏が白の書の声を担当した。


アニメ版『NieR:Automata Ver1.1a』の「Chapter.5 mave[R]ick」では、エミールの記憶の中で一瞬だけ白の書の姿が登場する。カイネとともに映っており、おそらく『レプリカント』の本編で彼女の石化が解けた直後のシーンだと思われる。


関連タグ編集

シリーズ

NieR

ニーアレプリカント/ニーアゲシュタルト

NieR:Automata

NieR_Reincarnation


キャラクター

ニーア(NieR)/父ーア カイネ(NieR) エミール/実験兵器7号

ヨナ(NieR) デボル&ポポル/デボル/ポポル

テュラン/由良正義 仮面の王 フィーア(NieR) ハルア(NieR)

ルイーゼ(ニーア) 黒の書 魔王(NieR)


同シリーズの同ポジション

ポッド042 ポッド153 ママ(NieR_Reincarnation)


外部リンク編集

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