曖昧さ回避
「ニーアレプリカント」についてはリンク先ページを参照のこと。
概要
英語表記は「replicant」。
非常に優れた身体能力と知性を持ち、危険な場所や過酷な環境での作業に従事させられるのが主。
「製造から数年経つと感情が芽生える」という特徴があり、中には人類に反旗を翻すものもいた。
その対策として、最新型には4年の寿命というリミッターがつけられている。
それでも脱走して違法に人間社会に溶け込もうとするレプリカントは後を絶たなかった。そんな脱走レプリカントを抹殺する捜査官が「ブレードランナー」である。
陰鬱な作風と世界観が国民性と合わないのか、本国のアメリカでさほど評価は高くないものの、日本での人気は非常に高く、後世の作品にも影響を与えているが、影響を受けた作品の大半はターミネーターと混合しているのかレプリカントを意識した設定のアンドロイドは無機物として描写されている事が多い。またレプリカントは機械ではなく、どちらかと言えば人工生命体に近い。
人間との見分け方
「フォークト=カンプフ検査(Voight-Kampff Testing)」という架空の感情移入度検査法を用いることで見分けられる。
感情を刺激する質問を行うことで感情移入の度合いを測り、30問も質問を行えばレプリカントの判別が可能とされている。
最新型であろうとレプリカントは人間と違い感情移入する機能を持ち合わせていないのだ。
原作では
原作「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」では「アンドロイド」と呼ばれており、レプリカントという単語は存在しない。またアンドロイドという名称から設定に違いがあり、こちらは実写版とは異なる機械タイプのロボットのようである(なおPKDの作品には『シュミラクラ』と呼ばれる人間を模した機械が多く登場するが、そちらと同じカテゴリー)
アンドロイドというフレーズでは機械的な印象を与えすぎてしまう恐れがあったため、映画のスタッフたちが「レプリケーション(細胞複製)」という単語を元に「レプリカント」という言葉を新しく造り出したんだとか。