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エアコンの編集履歴

2024-02-11 14:34:15 バージョン

エアコン

えあこん

室外機とセットになった冷暖房器具。

概要

冷暖房器具。エアコンディショナーの略。


人と接する本体、人目に付かないところで頑張る室外機がある。また、窓際設置用に本体と室外機を一体化したもの(窓用エアコン)もある。


ヒートポンプの原理により、本体と室外機を配管経由して循環するガスを媒体として熱を移動させる事により冷暖房を行う。冷蔵庫やヒートポンプ式給湯器も使用目的こそ異なるものの、動作原理はエアコンと同じである。


普及

高度経済成長期後期の日本(昭和40年代)ではカラーテレビ(Color Television)・自家用自動車(Car)と並ぶ「新・三種の神器」「3C」と言われたが、1960年代後半〜1970年代に急速に普及率をあげたカラーテレビや自家用車と比べて、エアコンは大幅に普及が遅れた。1970年のルームエアコンの普及率は7.7%に過ぎず、日本の過半数の家庭がエアコンを使うようになったのは1980年代も後期になってからであった。


北日本では21世紀に入ってからもエアコンを持っていない家庭もかなり多くあり、特に北海道の家庭では近年までこたつと並びほとんど見かけない冷暖房器具であった。寒冷地でのエアコンの普及が遅れているのは、夏場暑い日が少なく冷房として活躍できる日数が少ないのと、冬場外気温が低過ぎると暖房としては役に立たないからである。2010年代以降、北海道でも家庭用エアコンが一般化しつつあるのは、地球温暖化による真夏日の増加と、屋外が低温でも暖房として機能する寒冷地対応のエアコンが登場したことによる。


北海道ですらこの状況の現在、今では35度超えの猛暑日が当たり前にある本州以南では、エアコンは生活必需品というか生命維持装置である。真夏にエアコンが無い環境に居ると冗談抜きで生命に危険が及びかねない。平成前半は根性論とエコロジーブームが融合して「エアコンは堕落」というイメージがまだまだ強かったが、平成後期以降、各地の学校でもエアコンの取り付けが進められ、東京都の小学校のエアコン設置率はほぼ100%となった。生活保護家庭などの貧困層がエアコンが買えない(安く借りた/タダで貰い受けた物であっても使用を許可しない)という問題は人権問題として取り上げられるようになっている。


井戸水(クーリングタワー)エアコン

主にビル一斉型。冷媒を水または間接に水を利用したエアコン。 年中水温がほぼ一定な井戸水を使いそれをラジエターを通し後ろからファンを回す、井水の水温以下にはならないが大規模な冷房には充分だった。しかし井水のくみ上げすぎによる地盤沈下が問題になりクーリングタワーによる水使用の削減、現行の冷媒使用のエアコンになった。比較的大型であるため冬季はボイラーの蒸気を利用した暖房や電気ヒーターを内包したパッケージエアコンが知られる。最近は河川の水熱を利用したヒートポンプ暖房も出てきている。


愛称

愛称がつけられたのは昭和後期で冷房を主眼としたつけ方が多い。また暖房強化モデルについては暖房能力の高さを表現した愛称が付けられていることか多い。

東芝

  • 現行モデル

大清快(だいせいかい):プラズマ空清搭載モデルの愛称

暖太郎:暖房強化モデル

  • 過去

木かげ

富士通ゼネラル

  • 現行モデル

nocria(ノクリア):元々は上位モデルの愛称だったが後に富士通ゼネラルのエアコン全般の愛称となった。

室内機と室外機に「nocria」のロゴが付けられている。

ゴク暖 nocria:暖房強化モデル

  • 過去

ミンミン(ゼネラル時代のエアコンの愛称)

日立

  • 現行モデル

白くまくん(注):室内機と室外機に「白くまくん」のロゴが付けられているが製造時期によって室外機に「白くまくん」の刻印がない場合がある(単に「HITACHI」と表記)

メガ暖白くまくん:暖房強化モデル

省エネの達人/省エネの達人プレミアム:業務用エアコン

ダイキン

  • 現行モデル

うるさらX:加湿・換気機能付きモデル

うるさらmini:加湿・換気モデルのコンパクト版

risora(リソラ)

スゴ暖:暖房強化モデルの愛称

  • 過去

黒潮

タスタス(マルチエアコン):2023年現在もマルチエアコンを生産している。

まどっぽ(窓枠設置)

うるさら7:世界で初めて冷媒に「HFC32(R32)」を採用した。

うるるとさらら:無加水加湿ができるエアコンとして1999年に発売。後に上記の「うるさら7」→「うるさらX」となっていく。後の「うるさら7」・「うるさらX」・「うるさらmini」も含め、室外機に「うるるとさらら」のロゴが付けられている。発売20周年を迎えた2019年には「うるさらX」・「うるさらmini」・「うるるとさらら空気清浄機(除加湿空気清浄機)」・「うるるとさらら(うるさら)ZEAS」の4商品で新ブランドライン「うるるとさららシリーズ」を立ち上げた。

三菱電機

  • 現行モデル

霧ヶ峰:室内機と室外機に「霧ヶ峰」のロゴが付けられている

ズバ暖霧ヶ峰:暖房強化モデルで室外機に「ズバ暖霧ヶ峰」のステッカーが貼られている。

三菱重工

  • 現行モデル

ビーバーエアコン:家庭用エアコンの愛称。ダイエー向けにダイエーのPB「コルティナ」としてOEM供給された。

パナソニック(旧松下電器)

  • 現行モデル

Eolia(エオリア):一時期、エオリアの愛称を付けなかった時期もあったが2016年にエオリアの愛称が復活した。室内機と室外機に「Eolia」のロゴが付けられている。またナノイーX搭載モデルは室外機に「nanoe X」のロゴステッカーが貼られている。

  • 過去

樹氷

楽園

三洋電機

ひぇひぇ

Raydan 健康

シャープ

  • 現行モデル

Airest(エアレスト):空気清浄機搭載エアコン

*その他のモデルには愛称は付けられていない。すべての機種にプラズマクラスターが搭載されているため室内機と室外機にプラズマクラスターのロゴが付けられている。(機種よって「NEXT」、「25000」、「7000」の違いがある)

  • 過去

チロル

ウインダム

コロナ

  • 現行モデル

ReLaLa(リララ)

アイリスオーヤマ

  • 現行モデル

air wil(エアウィル)


(注)白熊のマークは冷蔵庫にも採用された。(取説では白くまのイラストが息を吐いて冷やしている)


関連イラスト

エアコンはじめましたチルコン


関連タグ

家電 冷房 暖房 クーラー 室外機 日本の夏

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