概要
宮野楓(みやの かえで)とは、『スローループ』に登場するキャラクターである。
祖父が経営しているレストラン「BASE FIELD」の店長で、嗜んでいる狩猟を生かして、狩った獲物を調理したメニューを出している。また、祖父が経営するカフェ&バーのバータイムも担当している。
従業員には初登場の頃はナナちゃんがいる。
福元一花とは友人(あるいは悪友)の関係にあり、楓の出番は基本的に一花とセットになることが多い。
アパート一人暮らしで、クロエという黒猫を飼っている(一花は「黒丸」と勝手に名前を付けていたが)。
プロフィール
容姿
金髪をショートカットに整え、ボーイッシュと美人(ひより評)が特徴の女性。
見た目が男性のように見えるが、一花に負けず劣らず胸はしっかりとある。
人物
しっかり者で、面倒見のいい性格。
周囲からクールな女性だと思われ、ひよりや周りの女性から尊敬されているが、実はお化けなどの怖いものが苦手で、一花から弄られている。
また、車内に去年から行方不明だったエアキャップを見つかったりとうっかりな一面もあったりと、ひよりと似ている部分がある。
狩猟ではキジやカモなどを仕留めているが、イノシシなどの大物猟の経験はない。楓本人は機会があったらチャレンジしたいと思ってはいる。
一花とは高校1年の頃からの付き合いで、林間学校の肝試しでペアを組んだことがきっかけだった。
自身は一花とは「腐れ縁」と呼び、煩わしそうにしているが、何だかんだ付き合いがいいし、かなり気が合う。後述の調理の件や、一花の釣り(とその後のささやかな宴)に付き合っているのは、そんな楓の一面を如実に示していると言える。
ひより達とは、初めての海釣りで釣ったシイラ(マヒマヒ)の調理を、一花が(勝手に)依頼したことで縁が出来た。
このときひよりが指摘した、狩猟と釣りの連関性に共感を覚えたこと、クリスマスの日で夜フライの際に良太と紅葉キャンプの時にひよりから教えられたことをきっかけに、フライフィッシングに関心を持つようになり、本格的に始めようと考えている。
ひよりや恋、小春は、楓のPermitに卸すためのコンプリートスキンを獲るためのキジ猟にも同行している(作中で描写されたのはひよりのみ)。フライフィッシングを興味を持った一番のきっかけはひよりだと明かし、彼女とは似た者を嗜む同士として楽しく語り合った。
また恋との関係も強く、鳥の羽根を卸してもらうよう頼まれており、できるだけヘッドショット狙った方がいいと言われていた。また、この2人の関係性は単行本未収録回の75話でも更に掘り下げがなされている。
一方小春とは関係は案外薄く、料理全般な得意な彼女がシイラを料理するやり方は知らなかったのに対して丁寧に教えたりはしているものの、作中2年目夏の小春がシイラを料理する際に楓に対する言及がほとんどない。一応狩猟の同行させた時に小春は大満足な表情を見せ、狩猟免許の質問をやたらしていたことをひよりに明かしてはいるが…。