「今めっちゃライズしてるから!! 絶対釣れるから!!」
CV:勝杏里
概要
吉永良太(よしなが りょうた)とは、『スローループ』に登場するキャラクターである。
吉永玲子の夫であり、主要人物の吉永恋の父親。恋以外の子供に隼人や双子の虹・虎がいる。
フライフィッシング専門の釣具店「Permit」の店主だが、よく釣りに出かけて留守になる事が多いため、実質的に恋が務めている。
人物の頃目にある通り、人間性に問題はあるが、海凪ひより達にとっては釣りや移動手段として貴重な役割を持っているため、彼女達からは敬意を払っている。
人物
釣りが大好きで、よく仕事をサボって釣りに出かける程の自由人で、その熱意は「暑いからこそ釣りをしよう」と語る程。恋からは「釣り中毒」と称している。しかも出産より釣りを優先しており、「世捨て人って呼んでくれよなっ☆」と言うくらい反省の色はない。
しかも、恋は「鯉」、虎を「鱒」を魚関連で名付けようとし、前者は玲子が必死に止めて漢字だけ変えて、後者は玲子が双子の出産で疲労困憊していたのか危うく承諾する所だったが、慌てた恋が「鱒=トラウト(Trout)」で「虎」にしようと推してなんとかなった。
そのため恋からは、その自由人っぷりから怒られることが多く、親子の力関係が完全に逆転しており、恋が母・玲子を「お母さん」と呼ぶに対し、彼に対しては「親父」と呼んでいる。
釣り人としての腕は極めて高く、その方面では名が知られており、釣り雑誌の取材が来る程。やる時はやる男と言うべきか…。
彼の釣りへの熱意は玲子からは容認されているが、あまりの釣り好きで子供まで振り回す様子は流石の玲子も本気で怒り、一時期は離婚を考えられたこともある。
だが、厳格な両親が結婚をしたら仕事を辞めるように言われた玲子を必死の説得によって続けることができた。そのため現在は、玲子とは良好な関係を築いている。
恋は彼の事は釣り中毒っぷりに呆れ果てているものの、夫として父親として家族のことを大切にしているのは知っているため、何だかんだ嫌ってはいない様子。
だが最近足腰を悪くし、常連客の釣り自慢に耐え切れず、Permitをやめると言い出した際は、Permitが大好きな恋は彼を失望し、機嫌を損ねてしまい、その後徹底的に無視されてしまう。
難色を示される事はあっても、無視されることは初めてだったために深く落ち込んでいまう。
その後、小春の根回しでずっとPermitを続けることを恋に告げ、やっと許してもらえた。
ひよりの実父・山川信也とは友人関係であり、山川家との家族ぐるみの付き合いもある。信也とどのように出会ったかは不明だが、少なくとも学生時代の頃には既に友人だった様子。
お互い釣り仲間で、親バカ同士な為、気が合うが、家族を振り回す良太と違い、信也の場合は家族優先の常識人とのこと(恋評)。
また、ひなたの実家によく遊びに行ったり、アニメ版7話では学生時代に北海道へ釣りキャンプに行った際にヒグマの被害にあっている(ちなみに原作は別の内容で、アニメ版と比べて怖さが強調している)。
また、信也にプレゼントするつもりで、高価なロッドを用意していたが、死別したため結局渡せずじまいだった。後にそのロッドはひよりに渡している。
余談
- 元ネタ
うちのまいこ先生曰く「知人の釣り人たちのエピソードをこれでもかと詰め込んだキャラクター」とのことで、玲子の出産時に釣りを優先したエピソードは実話が元ネタである(【スローループ】原作者の前で描いてみた【TVアニメ化&4巻発売記念】の19:35~より)。
あまりの釣りバカすぎるのでアニメ化の際に「愛嬌のある声の方にお願いしたい」とスタッフに伝え、彼の役を勝杏里氏が担当することになった。ちなみに、勝氏本人も釣りが趣味である。
彼の仕事や家庭をほったらかしにする程の釣りバカっぷりや子供に鯉の名前を付けようとしたりと某釣りバカ作品の主人公と似通っているが、「実話」が元ネタである以上、単なる偶然と思われる。
- 体調
前述にもある通り、最近足腰を悪くしているようだが、まんがタイムきららの20周年記念特別付録小冊子「魔法少女ひよりん」において、ひよりが「老眼が始まったみたいで」と言及している。この言及からすれば、年齢的に40歳くらいと思われる。
ちなみに、友人の信也は物語開始時の3年前に癌で他界している。
関連タグ
登場人物
吉永家族
吉永玲子(妻) 吉永恋(長女) 吉永隼人(長男) 吉永虹=吉永虎(次男・三男)
関係者