「おいでひより パパがいるから大丈夫 恐くないよ」
CV:内匠靖明
概要
山川信也(やまかわ しんや)とは、『スローループ』に登場するキャラクターである。
主人公・海凪ひよりの実の父親で、ひよりにフライフィッシングを教えたのも彼である。
ひよりが小学6年生の時に癌で他界している。
既に故人なので、物語に直接関わる回は少ないが回想などで何らかの形で話題になる事が多く、ひよりの教訓にもなっている。そのため、本作の物語においては重要な立ち位置にいるキーパーソンと言える存在でもある。
一方信也の死後は家族に大きく影響を与えており、ひよりは彼に対しては他の人にあまり話したりはせず、昔はよく泣きながら怒っていた妻・ひなたは彼の死によって笑顔ばかりしか見せなくなっている。
人物
ひより曰く趣味や嗜好が人とは違った変わり者だったとのことで、マイナーな楽器に夢中になったり、目玉焼きにポン酢をかけるなど少し変わった所があるようで、小春から「ひよりちゃんのパパも変人だったの?」と言われた際、ひよりは否定できなかった(が、ひよりもまた彼の遺伝で変わった趣味を持っている)。
一方ひよりの幼馴染である吉永恋は「常識人で、家族優先の超いいお父さん」と答えている。
その言葉通り高校1年生時のひよりが船舶免許を取ったのも彼のへそくりがあったりと、死没した後もひよりの人生を支えたりしている。一方ひよりには過保護な所があり、幼少期のひよりに釣りに連れて行きたがらなかったり、成人式の振袖用、海外釣行用などのへそくりを用意しているのに対し、結婚式用のへそくりだけは作らないと親バカな一面を見せている。
山川家の食事を担当しており、ひよりの誕生日にカマスを釣って寿司を作ったり、「釣りの前に食べるとよく釣れる」という理由でカツ丼をよく作っていた。
ちなみにひなたは電子レンジをリアルで爆発させる程の料理下手で、ひよりも彼から魚を捌いて刺身にすることしか伝授されず、それ以外は不器用だったからか、彼の死後はスーパーの惣菜や外食が多くなってしまっている。
恋の父・吉永良太とは学生時代からの釣り友達で、「Permit」の常連客で、ひよりと恋と一緒に釣りキャンプをするなどの家族ぐるみの付き合いがあった。
良太とは良好な関係を築いているが、8巻のおまけるーぷ「ドッチ・モ・ドッチ」では揉めた事がある(信也は「マッチ・ザ・ハッチ」に対し、良太は「マッチング・ザ・ハッチ」)。この時の恋は呆れているが、ひよりは「ドッチモドッチ」と大喜びし、本編でよく間違ったりしている。
また良太から信也にロッドを渡す予定があったが、渡す前に他界してしまったので、最終的にひよりに譲ることになった。
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