※本紙のネタバレを含みます!
「そうよ…私は皆から思われているような”奇才”じゃなくて」
「ただの天才なの…」
概要
本編の主人公である恋太郎の26人目の運命の人。
お花の蜜大学附属高等学校1年6組。
「奇姫(キキ)」という芸名で活動している高校生歌手。
恋太郎ファミリーで初の芸能人彼女。また、転校生であると明言された初の彼女。
容姿は釣り目気味の美人であるが、髪や瞳のハイライトがひし形をしているのが特徴。
人物
"若き天才歌姫"と言われるほどの歌唱力の持ち主で、若者の間で人気を集めている。
クールでカッコいいが、少しドジで抜けていると噂されている。
だがその実、奇才に憧れるあまり奇人になりたいという変わり者。
そう思うようになったきっかけは、米○玄師がL○monのMVでハイヒールを履きながら歌う姿を奇才っぽくてカッコいいと思ったから。それからというもの、奇人で奇才と思われたいがためにわざと奇行を働いている。
しかし、その奇行も「傷口を洗うのに炭酸水」「絆創膏ではなくデコキャラシール」「割り箸を上下逆に使う」等の正直、奇人というよりはただのドジっ子レベルである。また奇行を自慢する際、ドヤ顔になる。
奇人にあこがれるあまりに「奇人と一緒にいることで自分も奇人と見てもらえるかも」という考えから、付き合いたい・仲良くなりたい者たちに関しても奇人であるかどうかを基準にしてしまっている様子で、当初は恋太郎を「好青年ではあるが普通の人」と見て「好意は抱いたが付き合えない」と、告白されてもいないのに振るという奇行を見せた。その後、彼女が当時25人もいるという奇人ぶりを聞いて告白。
ファミリーへ紹介される際にも当初は彼女たちを「普通の集団」と思い込み否定したことで若干のひと悶着が起きかけたが、メンバー全員が一癖も二癖もある奇人(一部は……よく考えたらみんな狂人)であると知り、「ファミリーに入れて下さい」と土下座で懇願した。
恋太郎に関しては当時26股以外は普通の人だと思っていたが、ナディーと詩人が突如単行本を持ってきて恋太郎がこれまでしでかした奇行の数々が描かれた情報を一気に流し込まれてベタ惚れ。そして恋太郎も姫歌という新たな奇人(かぞく)をゲットした。
ここまで聞くと一見、非常識な人物のように思うかもしれないが、実際はとても真面目な常識人である。
元々歌に優れた才能を持ち、周囲から天才と呼ばれもてはやされて生きてきた彼女にとって、"天才"という言葉は誉め言葉ではなく"普通の人間"と呼ばれることと同じ意味なのである。そんな彼女が奇人や奇才を目指すのは、今の自分を乗り超えて更なる高みを目指すという向上心の現れ。
そのため非常にプロ意識が高く、152話~154話でのアイドル回でもプロの歌手として一番やる気を見せており、さらに他のメンバーを引っ張っていくリーダーシップも発揮している。
また、158話では中二詩人に対し「独創的なセンス」「現代に生きる米○玄師」と評して師匠になってほしいと懇願し、快く了承をもらう。そんな日々が続く中、詩人は有名歌手の姫歌との差で自身を「すごい人間なんかじゃない」と吐露したが、それに対して「そのすごいわたしがすごいって言っている詩人はもっとすごい人間」とはっきりと述べる。その後のトラブルも相まって二人の仲はさらに良くなっている。
余談
名前の由来は「奇才」と「歌姫」。
また、恋太郎は最初に奇姫の名前を聞いたとき別のキキを連想している。
因みに姫歌がファミリーに加入した話数が151話であり、その時のタイトルが「目指せ奇人マスター」だったり、アニメのナレーションのテンションが完全にお姉さん大好きな元祖お前ら人間じゃねぇ!の人だったりと明らかに狙ってやったとしか思えないネタが満載の回だった。