概要
酒見賢一の小説『後宮小説』を原作とする、1990年に日本テレビ系で放送されたテレビアニメに関するイラストタグ。
「西暦で1607年ころ」の、架空の中華風の国を舞台にした物語。中華風な世界観だが、魔術や霊獣といった、中国神話のようなファンタジー要素はなく、マスケット銃に似た鉄砲や大砲が登場しており、史実の明朝末期に近い世界観になっている。
民放でありながらCMを本編放送中入れない異例の形式をとるアニメとなった。スタッフにジブリと関わりの深い近藤勝也氏が参加しており、ジブリ作品のような画風となったことで有名。
アニメ化に際しては設定の変更や省略は多少あるが、とくに少女向けにするため原作の女性の肉体・子作り・性交などといった多くの詳細な性的描写が縮小された。
ストーリー
素乾国の地方に暮らす少女・銀河は、安易な理由から新皇帝の花嫁募集に応募し、宮廷の後宮へ入る。彼女は正妃になる研修をしながら、様々な人々と出会っていき、ついに皇帝と対面する。その一方で、宮廷内の陰謀や時代の動乱が巻き起こっていた。