概要
スマートフォン(以下スマホ)の過度の使用により、健康状態・学業・仕事・睡眠といった日常生活に支障が出ているにも拘らず、やめられない状態を指す。
2010年代から急速に普及し、コミュニケーションや遊びのツールとして無くてはならないスマホだけに依存性は高く、場合によっては精神疾患相当の扱いで精神科を介して治療することもある。
ゲーム脳のような一介の学者が提唱した疑似科学というレベルではなく、スマホ依存は世界共通の問題とされており、海外でも通用する。
Apple創業者の一人にしてスマホ普及の立役者であるスティーブ・ジョブズが、iPhoneやiPadの依存性を見抜き、自分の子供に与えなかったという話は有名。
一般的に若者が陥りやすいとされるが、SNSや動画サイトが浸透した現在では年齢はあまり関係ないというデータもある。
症状
- スマホが手の届く位置にないと不安になる。
- SNSの返信や既読がないと不安になる。
- 風呂・トイレ・食事の最中にスマホをいじる。
- 現実で他人と会話や会議をしていても無関係にスマホをいじる。
- ながらスマホ(歩きスマホ)をする。
- 過度のスマホ使用により疲れ目に陥っても、操作をやめられない。
等々、とにかく日常のあらゆる動作にスマホを挟まなければ気が済まず、かつそれらを無意識的に行っている状態。
他の依存症同様、自覚があったとしても簡単にやめることができない。