シアン・パイル

しあんぱいる

シアン・パイルとは、川原礫によるライトノベル『アクセル・ワールド』に登場するデュエルアバターの一種。

「墜ちろぉーーーーーッ！！」

概要

オンライン対戦格闘ゲーム『ブレイン・バースト』において、黛拓武の肉体となるデュエルアバター。

青と緑の中間色であるシアンのため攻撃力、防御力が高く。強化外装『パイルドライバー』による近接型アバターながら中遠距離の攻撃手段を持つオールラウンダー。

右手に持った『パイルドライバー』は、かつて通っていた剣道の道場で上級生から受けた突き技によるいじめの記憶が具現化したもの。

元のポテンシャルも含め、ネガ・ネビュラス加入後はレベルアップボーナスの全てをこの強化外装につぎ込んでいる他、3つある必殺技の内2つが強化外装の有無に依存しているため、パイルドライバーを失うと戦闘力がガタ落ちしてしまう。

また、『親』の半ばいい加減な育成方針により、ネガ・ネビュラス加入以前の4までのレベルアップボーナスを全て必殺技につぎ込んでいたため攻撃手段は豊富なものの、本人はその考えなしの選択を少し後悔している。

しかし素手の状態でも学校の薄い壁なら粉砕できるパワーを持ち、踏み付けでの揺れで移動を阻害できるため、厄介なことに変わりはない。

アバターネーム	シアン・パイル（Cyan Pile）直訳・蒼い鉄杭
カラーサークル	青緑色/純色に極めて近い暗い青(蒼色)
二つ名	「構成失敗(ビルドエラー)」「釘打ち機」←(番外編で言われるのみなため、正式な二つ名か不明)
所属	青のレギオン『レオニーズ』→黒のレギオン『ネガ・ネビュラス』
強化外装	「パイル・ドライバー」「ISSキット(一時的に)」
アビリティ	「穿孔（パーフォレーション）」
必殺技	「スプラッシュ・スティンガー」（レベル2）「スパイラル・グラビティ・ドライバー」（レベル3）「ライトニング・シアン・スパイク」（レベル4）
心意技	「蒼刃剣（シアン・ブレード）」「ライトニング・ダーク・スパイク(一時的に)」

　右にいる青いのが原作のシアン・パイル

ガタイの良い巨体に、剣道の面を思わせる無数のスリットの入った頭部が特徴。

原作では蒼一色な上、パイルドライバーも太い棒とかなりシンプル。

スリットの中には何対もの眼が輝いていて怪人然としているが、アニメでは蒼の類色が多数加えられ、パイル・ドライバーのデザインも複雑化。

両肩には水色のランプを追加し、目も一対のヒーローらしいものに変更されるなど、原作の雰囲気を残しながら主人公の相棒に相応しい姿に一新された。

四巻ではダスク・テイカーとの対戦の為、スカーレット・レインに心意システムのレクチャーを受け、攻撃威力拡張系の心意技『蒼刃剣（シアン・ブレード）』を手に入れた。

また、とある事情でISSキットを装着してしまった際は、負の心意によって強化された必殺技『ライトニング・ダーク・スパイク』を使用した。

シアン・ブレードの漢字表記を見て、「何で『青緑色(シアン)』なのに『蒼』なの？」と疑問に思った方はご安心を。

シアンとは古代ギリシア語で「暗い青」を意味するcyanosから派生しているので、あながち間違いではないのだ。