「お仕置きが必要なようですね」
「FPSがやりたいなら、リアルでサバゲーでもしてるんですね」
「頑張ってくださいね、カラスさん♡」
概要
オンライン対戦ゲーム『ブレインバースト』にて*、倉崎楓子の肉体となるデュエルアバター。
ネガ・ネビュラスの幹部『四元素(エレメンツ』の一人で、『風』を司る。
レベルは純色の七王に次ぐ『レベル8』。
『四元素』の中でもブラック・ロータスの副官と呼べる存在で、メンバーの一人には公私共に苦手とされている。
加速世界で長く生き残ってきた古株であるため交遊関係は広く、終生のライバルとしてプロミネンスのブラッド・レパード。弟子にシルバー・クロウがいる。
グレートウォールに所属するアッシュ・ローラーは彼女の『子』。
他にも、因縁がある相手は数多く存在する。
原作開始時点では過去の出来事から引退し、東京タワーの頂部ににて隠遁生活を送っていて事実上のセミリタイア状態だったが、一羽のカラスにかつての親友と引き合わされたことで、再び戦場に舞い戻った。
プロフィール
アバターネーム | Sky Raker(直訳:空を見晴らす者) |
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カラーサークル | 白よりの青『空色』(広義の近接格闘型) |
二つ名 | 「ICBM」「イカロス」「鉄腕」「超空の流星(ストラト・シューター)」 |
所属 | 黒のレギオン『ネガ・ネビュラス』幹部『四元素』”風“ |
強化外装 | ゲイルスラスター |
アビリティ | 浸透打法 |
必殺技 | なし |
心意技 | 装甲強度拡張系「庇護風陣(ウィンド・ヴェール)」「旋回風路(スワール・スウェイ)」 |
アバターデザイン
普段の外見はいかにもお嬢様で、ショップで購入したつば広帽とワンピースを着用し、車椅子を足代わりにしている。そのため、普段のデュエルアバターとしての姿は顔と水色の長髪以外見受けられない。
しかし、本格的な戦いとなると上記の衣服は弾け飛び、各部に翼の装飾が施された女戦士へと姿を変える。(小説ではピチピチの宇宙服のような格好をしていた)
本人も普段服を着ているためか、シルバー・クロウが家に泊まっている時はベットのシーツで素の身体を隠していた。アニメでは月光りも相まって変な気分になる人が続出したという。
戦闘スタイル
相手の内にダメージを通す「浸透打法」アビリティを乗せた掌打と蹴り技を駆使する。
女性型アバターのため細いナリをしているが、防御寄りの『白』と緑の次に固い近接戦を得意とする『青』が合わさっているおかげで見た目ゴツいシアン・パイルより固い。
劇場版では踵落とし一発でメタルカラーであるアイアン・パウンドを地面に陥没させ、クレーターを作るなど、『青』らしくパワーもある。
では普段の車椅子状態の時は何をしているのかというと、心意(心意『技』ではなく、『事実の上書き』)による猛スピードで駆け回り、手刀で敵の首を斬り飛ばしたりアッシュ・ローラーのバイクに『バックします』で追随したりする。 ひぇ……。
強化外装
名称 | ゲイルスラスター |
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形状 | ロケットブースター型 |
機能 | アビリティ『ブーストジャンプ』による飛行、加速 |
背部にバックパック型の強化外装『ゲイルスラスター』を着装し、ロケットの如き推進力で空を駆け回る。
彼女はレベルアップで得たボーナスを全てゲイルスラスターに注いだため推進力が凄まじく、シルバー・クロウが借りて扱った際は一条の軌跡となって略奪者を貫いた。
無論、本来の持ち主たるスカイ・レイカーが扱えばさらに凄まじく、金の装飾が加わりコンパクトになったゲイルスラスターに頭部にリボン、脚部に羽型の補助翼が追加され、緊急停止・急速旋回・瞬間移動レベルの音速を自由自在に操る。
それでも飛行限界は東京タワーまでで、本人も「ジャンプの延長線上でしかない」と語っていた。しかし白銀の翼の手を借りれば、宇宙にまで進出する事ができる。
車椅子 本来はオブジェクトというただの『物』なのだが、もはやもう一つの強化外装。その性能は上記の通り。
上にある通り、全てのボーナスをゲイルスラスターに注いだため必殺技にあたる技は存在しない。
レイカーはその弱点をゲイルスラスターによる推進力で攻撃力を底上げしカバーしている。
心意技
高い戦闘力とSな性格とは裏腹に、切り札たる心意技は仲間を守る優しいもの。
装甲強度拡張系の技で、自分を含む周囲3mほどを空色の旋風で守る「庇護風陣(ウィンド・ヴェール)」と、手から緑色の小型竜巻を発生させる攻守両用の「旋回風路(スワール・スウェイ)」の二種類を習得している。
これは彼女が『純粋な正の心意の使い手』であることに由来し、心意システムのライトサイドこそが加速世界の可能性だと信じているためである。
事実、その明るい考えは弟子(当時、翼を無くして暗くなっていたクロウやアッシュの性格)に影響を及ぼした。
総合評価・攻略
基本的に車椅子状態では車輪独特の移動と手刀、受け流し。立ち上がった際には足技によるパワーとゲイルスラスターの超飛行で相手を圧倒する。
心意を扱わざるを得ない状況となれば「庇護風陣(ウィンド・ヴェール)」で味方を助け、「旋回風路(スワール・スウェイ)」で自己強化も可能。
それ以上に厄介なのが複数の回避性能で、最低でも敵側は『車椅子』『ゲイルスラスター』『身軽さ』『装甲』の四重苦を乗り越えなくてはならない。
車椅子、身軽さは言わずもがな、一旦ゲイルスラスターで空に上がられてしまえばとてつもない変態軌道で動き回り、遠距離攻撃ができないバーストリンカーはここで詰む。
遠距離攻撃を撃ち込んでなんとか当てたとしても、『白』と『青』に構成された装甲は防御寄りの『緑』ほどとは言えずともダメージを与えにくい。
故にアニメ、劇場版では(少なくとも見てとれる場面では)四肢欠損は愚か、ダメージが入った描写がない。
これは劇場版で煤けていたブルー・ナイトやグリーン・グランデ。主のロータスなど、王達ですらなしえなかった快挙である。
このように、単体での攻撃手段が限られるBBではレイカーにダメージを当てることすら難しく、完封したいのであればゲイルスラスター着装前に&猛スピードで逃げられる前に超火力で奇襲し、ケリをつけるしかない。
一応の弱点として、ゲイルスラスターはチャージ式であり、クロウのように長時間飛べるわけではない。チャージが切れたら一旦地面に降りて満タンになるまで待つしかないという制約が存在する。
しかし弟子であるクロウがそれを心意でカバーしていたことから、彼女も空中でリチャージできる可能性が浮上する。