概要
第十巻の短編エピソード「遠い日の水音」に登場したデュエルアバター。
ポイントが枯渇しかけているレベル2以下のバーストリンカーを救済するレベル1の用心棒《唯一の一(ザ・ワン)》として活躍しており、誤ってレベルアップしてしまったシルバー・クロウを助けことがある。
その正体はかつてブラック・ロータスが率いていた第一期ネガ・ネビュラスの主要メンバーにして、「水」を司る《四元素(エレメンツ)》の一角であり、情報収集と分析を担当していた。『子』にブラッド・レパードがいる。
リアルネームは「氷見あきら」。
プロフィール
アバターネーム | アクア・カレント(Aqua Current)直訳・流れる水 |
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カラーサークル | 不明/水 |
二つ名 | 「カレン」「レンねえ」「用心棒(バウンサー)」《唯一の一(ザ・ワン)》 |
所属 | 黒のレギオン『ネガ・ネビュラス』幹部《四元素》の《水》 |
強化外装 | なし |
アビリティ | 《流体音感(ハイドロ・オーデイトリー)》 |
必殺技 | 不明 |
心意技 | 《激渦流(メイルストロム)》《相転移(フェイズ・トランス)》《鋭(キーン)》《硬(アダマント)》《記憶滴下(メモリ・リーク)》《記憶解放(メモリ・フリー)》 |
アバターデザイン
足元から頭上までをツインテールの形に循環する流水により構成されている。水が無色なので装甲色も『不定』。原作では素体があるらしい描写がある。
この水はステージにある水分で補強できるほか、取り込む際に濾過して一切の不純物を含まない「理論純水」に変え、電気を通さない性質にできる。
戦闘スタイル
シルバー・クロウとタッグを組んで戦った際は、自身の特性である「理論純水」や水の特性を使って戦っていた。
レベル1でありながらレベル4以上のタッグの戦いに対して「『万が一』負けたら」(逆に言えば勝つこと前提)といい放つ自信と、それを裏付ける確かな戦闘経験を持つ。
心意技
- 記憶滴下(メモリ・リーク)/記憶開放(メモリ・フリー)
前者は対象となるバーストリンカーが持つ自身に関する記憶を封印、後者は封印を解除する技。自分の素顔を知った者への対抗手段。
- 相転移(フェイズ・トランス)
水の状態変化の原理を応用し、自身のアバターの形状・能力を変容させる技。形態は5つ存在し、明らかになっているのは近接戦特化の「鋭(キーン)」と防御特化の「硬(アダマント)」。
レベル1問題
アクア・カレントがレベル1でレベル4を圧倒したことから読者が混乱し、生じた問題の総称。
他にもタッグによるポイント移動量がおかしい事が指摘され、作者の計算が間違っているのではないかという考えがネット上に拡散、ポイント表が長らく懐疑視された。その騒動の痕跡が今でも下記リンクのコメント欄に残っている。
結論からいうと、この問題は中途半端な情報のままネットに撒かれた誤解が肥大化し、起こったものである。
アクア・カレントの活躍は元レギオン幹部である経験とデュエルアバターの性質を活かしたもので、具体的な戦闘シーンは存在しない。
タッグによるポイント移動量の問題も、レベルが統計で行われる点(レベル1&レベル4vsレベル3&レベル2はレベル5同士の戦いと見なされ、もらえるポイントは10) を見落とし、「二人倒したんだからポイントの二倍のはずだ」と読者が決めつけた事で起こった。
原作をまともに読みもせず、ネットの情報を流し読みしてわかった気になっていた『にわか』に責任があると言えよう。
しかし、タッグ時のポイント移動の詳細はハッキリと書かれておらず、微かに示唆されてる程度で明言されていなかったため、読んでいた人でも見落とす可能性は高い。タッグポイント問題ばかりは作者の説明不足のせいである。