概要
CV:遠藤綾
渋谷区にある女子校に通う高校1年生。現ネガ・ネビュラス副長にしてリアルではメンバー最年長。そしてでかい。アバター名は「スカイ・レイカー」。
遺伝子異常により下肢が短い状態で生まれ、歩行能力を補うために義足を装着、その制御のためにニューロリンカーを利用している。
いつも穏やかな笑みを浮かべているが、弟子の指導は容赦なく、現実・加速世界の両方で精神的・物理的プレッシャーをかける。
メンバーの中で唯一運転免許を持っており、遠方のエリアで会議をする際などは母親から借りた車でメンバーを送迎している。
作中の動向
帝城攻略失敗に伴う第一期ネガ・ネビュラス崩壊後、無制限中立フィールドの旧東京タワー最上部に構えたプレイヤーホームに隠棲、対戦から退いていた。
そんな中、2046年にある少女と出会い、ある種の直感から彼女を自らの「子」とし、ある意味規格外のアバターを得た彼女を「親」兼「師匠」として厳しくも優しく指導していた。
2047年4月、その「子」の紹介で、かつての自分と同じく「高い空を飛ぶこと」を意義としていた完全飛行型のバーストリンカー、シルバー・クロウと対面する。自慢の翼を略奪者に奪われ絶望していた彼に己の過去を語り、心意システムを教授、その翌日に彼のリアルたるハルユキと現実世界で落ち合い、自分の初期装備である強化外装「ゲイルスラスター」を貸し与えた。
ハルユキが略奪者を倒して翼を取り戻した後、強化外装を返却するため黒雪姫を介して連絡したことで再会する。自分に戻る資格はないと考え言葉を交わさず去ろうとしたが、彼女からの「私にはお前が必要だ!!」という正直な気持ちに涙を流し、共に号泣した。その後、正式に復帰を果たす。
交友関係
マスターにして親友。自分の妄執を叶えるために彼女に重責を負わせてしまったことを悔み、距離を置いていたが、彼女自身の求めに応じネガ・ネビュラスに復帰した。
弟子。自分が黒雪姫と和解しネガ・ネビュラスに戻るきっかけを作ってくれたこと、限界を感じ絶望していた自分のアバターに秘められた可能性を指摘し立ち直るきっかけをつくってくれたことから好意を持っているが、黒雪姫同様に、何かと女難に巻き込まれる彼に呆れている。
妹分。溺愛しているものの、自慢の胸の中に窒息しかねないほど抱きしめる、対戦で敵陣に放り込むなどの愛情過多なエピソードの数々から恐れられている。
弟子にして「子」。引っ込み思案な彼女を厳しくも優しく育てている。
なお、楓子自身の「親」は彼女を見捨てて去ったらしく、現在の動向は不明。
妹分。苗字が一字違いということで親近感を持たれ、「チーコ」「姉さん」と呼び合っている。
お互いに最高最大の好敵手と認め合うライバル関係。
そして、原作五巻では「彼女が戻ってきたと聞いてとても嬉しかった。」といった発言や、その他のやり取りなどにもそれがよく表されている。
出会いは美早ことブラッド・レパードの初めての領土戦で、当時からICBMという二つ名で恐れられていたスカイ・レイカーが流星のごとく超スピードで空を飛ぶのを見て、
レパードが無我夢中で追いかけたことから始まる。
そしてレイカーがビルの屋上で止まり、レパードが追いつき対面した際のことは「胸を突かれるような感覚がした。」「対照的なフォルムながら、自分とよく似た渇望を感じた。」と描かれている。
以上のことからも、掛居美早にとって倉崎楓子は唯一無二のライバルとして大切な存在であり、並々ならぬ強い思いを抱いていると分かる。
それに、他のレギオンの古参である幹部集団などと比較しても、彼女らの関係性が特別なものであることはうかがえる。
アスター・ヴァインやコバマガがレイカーに強い敵対心を抱いている描写は多いが、レパードは敵対視といった感情は見受けられない。
レイカーも、そのように敵対視してくる幹部にはちょっかいを出しつつ弄ぶのがほとんどだが、レパードに対しては弄ぶことは無い。
それらの相違点をライバル関係という一言に集約する見方もあれば、一部では二人の関係性がいわゆる「百合」だとも考えられている。
また、その「百合」の観点で言えば、美早が楓子を強く好いているという要素が好まれている場合が多い。