CV:南里侑香
概要
アッシュ・ローラーの正体で、中学2年生の女子である。
中野区江古田在住で渋谷の女子校に通っており、兄の病院に通うためにアルバイトをしていた時に倉崎楓子と出会い、彼女の「子」となった。
彼女自身のニューロリンカー使用歴は幼児期からだったが、乳児期より兄・日下部輪太が自身のニューロリンカーを彼女に装着させて趣味の情報を共有していた(彼女が現在使用しているニューロリンカーもその兄の物を受け継いでいる)ため、兄のニューロリンカーで「誕生直後からのニューロリンカー装着」というインストール条件を満たすことが出来た。
綸自身はアッシュ・ローラーとは正反対の気弱な性格をしており、加えて乗り物の操縦技術は全くない。その為、倉崎楓子からは「完全一致(パーフェクト・マッチ)」ならぬ「完全不一致(パーフェクト・ミスマッチ)」と評されている(ただし、アッシュの装いを「カッコイイ」と評する美的センスやバトル・ロイヤル設定を常時ONにしている点など、兄の影響を受けていると思われる面は多い)。
こうしたアッシュとの乖離は上記のニューロリンカーにまつわる特殊な事情の影響で、加速中は人格が兄のそれと交代するという特殊な二重人格状態に陥っているのが原因。この兄の人格はあくまでデータとしてニューロリンカーに残っていたものが一時的に表出しているにすぎないらしく、アッシュ・ローラー(輪太)には加速世界と出会う以前の記憶がなく、さらに綸はニューロリンカーを着けている間の、アッシュは現実世界での記憶があいまいな形でしか残らない。そのため、綸の有田春雪への感情とアッシュのシルバー・クロウへの感情は互いに影響を与えつつも「好意」「友誼」と方向性が異なるものとなっている。
大人しい性格に反し、ハルユキに対し(リアルでの)初対面で「好きです」と明確に好意を告げるだけでなく、車の後部座席に押し倒す、有田家に泊まった際に夜這いをかけるなど大胆にアプローチしており、メインヒロインである黒雪姫にとっては最も油断ならない警戒対象となっている。