CV:梶裕貴
人物像
ライトノベル作品の主人公としては珍しい、ぽっちゃり体系の男子。
作中では「ハルユキ」と表記されている。
梅郷中学1年生→2年生。
小学生の時点で体重60キロ越えながら身長は平均を下回る、いわゆるちびデブで運動神経は50メートル走10秒を切れず、勉強も駄目で幼馴染のチユリとタクムはゲーム以外の全てで自分より上なため全く自分に自信が持てず、典型的ないじめられっ子で、所謂人間不信に陥っていた。
一人称は基本的に「僕」だが、気心の知れたタクムとチユリの前、興奮している時、クロム・ディザスターの支配下にある時などには「オレ」に変わる。
通常時に使用するピンク色の子豚の姿をしたアバターも、いじめっ子に強制されて作ったもの。いじめられなくなった後も惰性で使用している。
理不尽な世を呪いながら唯一の趣味であるスカッシュゲームのスコアを更新する日々を送っていたが、ある日突然、梅郷中の生徒会副会長で学校中の人気者である黒雪姫に
「もっと先へ『加速』したくはないか、少年」
と誘いをかけられ、誘われるままに自らのニューロリンカーに《ブレイン・バースト》をインストール。加速世界へ身を投じ、精神的に成長していく。
本来は明るく、他人を思いやれる優しい性格の持ち主だが、過去に受けてきたいじめの経験から、自分をシアン・パイルから守るための駒と見なして黒雪姫に辛辣な態度で話す、幼馴染であるチユリの好意すら素直に受け取れない等、他人を信じられない卑屈な性格になってしまっていた。周りの人間を信じられるようになった後でも女性は苦手らしく、たびたびパニック状態になる。
運動は苦手でスポーツも決して得意ではないが、バーストリンク中の反応速度は黒雪姫も目を見張るものがあり、状況を瞬時に判断し作戦を練るなど優れた洞察力・判断力を持っている。
また、加速中の集中力は非常に高く、親友であるタクムも「どうして普段からその集中力を発揮できないのか」と呆れている。
世界観の割に彼のデザインはマスコットの様にデフォルメが効いており愛らしいが、アニメの画面から真面目に考察すると身長が大変なことになる。
検証動画、【空想科学小話】PFBで本当にハルを救えるのか?【アクセルワールド】<ニコニコ動画>
ゲーマーではあるが攻略法などを介さず自分で経験して強くなるタイプらしく、知らない単語を聞かされて恥をかくことが多い。
しかしその分やりこむと集中力も相まってとんでもなく強くなるらしく、タク曰く「初めは必ずドベだけど、最後には誰もハルには敵わなくなる」と語っている。
なお、その体系と立ち直った後の素の性格、更にはキャラの特性から、おっさんホイホイに引っかかるタイプのマニアから「21世紀の猿飛肉丸」と称される事も、あったりなかったり。(なお「21世紀」の部分は「平成」や「IT時代」という単語に置き換わることもある)
デュエルアバター
デュエルアバターは「シルバー・クロウ」。
貴金属寄りのシルバーカラーの格闘型。現在唯一の完全飛行アビリティ所持者であり、翼によって空中で自由自在に飛行することが可能(上昇時に必殺技ゲージを継続消費)。これによって危険な攻撃を回避したり、急降下する際の速度と重力を格闘攻撃の威力に上乗せしたりできる。この翼は左右独立して動かすことができるので、地上で翼を使った連続打撃という使用方法も可能。
ただし飛行自体が遠隔攻撃に弱い、そもそも本体が(特に打撃に対して)打たれ弱いなど弱点も多い。また、「ブレイン・バースト」はリアリティを追求されている為、空気の薄い宇宙では飛行不可能。
関連タグ
桐ヶ谷直葉・・・同じ作者の別作品のヒロインで、飛ぶことに魅せられたアバターを保有している。ちなみに中の人は梶氏と夫婦である。
電撃文庫FIGHTING CLIMAX(サポートキャラとして登場、肩に子豚が乗ったシルバー・クロウが操作キャラの前方に出現し突きを放つパターンと上空から時間差で登場し、相手を突き上げる2パターンの攻撃方法がある。)