概要
元々の2人の関係は私立梅里中学校の1学年差の先輩・後輩関係だったが、片や美貌の生徒会副会長、片や小太りのいじめられっ子というスクールカーストで対極の位置にあり、話したことすらなかった。
しかし、鬱憤をゲームにぶつけるハルユキの並外れた反応速度が黒雪姫の目に留まり、ブレイン・バースト(BB)を与えられバーストリンカーとして「親」と「子」の関係になる。ほどなくして黒雪姫は彼に向ける感情が好意であることを自覚するが、劣等感の塊だったハルユキは心無い言葉で彼女を傷つけてしまい、涙のビンタに見舞われる。その直後、ハルユキは車に轢かれそうになるが、黒雪姫は彼に好意を告白し、身を呈して守り抜くことでその気持ちが真実であると証明した。
この一件以降、疑心暗鬼になっていたハルユキは黒雪姫を信頼するようになり、ネガ・ネビュラス再興以降、片腕として物理的・精神的に彼女を支えている。
エピソード
以下、黒雪姫のハルユキに対する愛情(依存)がわかるシーン。
- 車に轢かれる寸前に加速し、仮想空間にてアバターの状態でハルユキにキスをする。
- 有田家に居座るニコに対抗して自分も宿泊。
- 自分の留守中領土を守ったご褒美を尋ねた際の返答「そばにいてください」に赤面。
- 大雨を理由に有田家に2度目の宿泊(しかも今度は2人きり)。さらにハルユキのベッドで朝まで一緒に寝る。
- ベンチに並んで腰掛けた上、一人暮らしをしている自宅に連行する。
- クロム・ディザスターとなった彼の攻撃を防御せず全て受け入れる。
- 「毎日一緒にご飯を食べたい」発言に赤面。
- 姉に騙され友を全損させてしまったことを語り、ハルユキの胸の中で泣く。
- ネガビュのマスコットと談笑していて集合に遅れた彼につっけんどんな態度をとる。
- 自分が知らない女子と一緒に昼食を摂る彼にプレッシャーを浴びせ、加速世界で軽く一撃。
- OVAにて、アクシデント(というより黒雪姫のドジ)で混浴した際、後ろからハルユキに抱きつき彼を失神させる。
- 自宅に差し入れを持ってきたハルユキを引き止め一緒に食事、さらに彼を風呂に入れた後、自らも入浴。しまいには正面から抱擁し、またしても隣で一緒に就寝。
そして「親」と「子」の関係を始めてから約9か月が過ぎた頃、ハルユキも勇気を振り絞って答えを出した。
「黒雪姫先輩。僕は、あなたが好きです。」
「バーストリンカーとしてじゃなく、有田春雪として、」
「あなたが...黒羽早雪さんのことが、大好きです。」
晴れて両想いとなった2人は、現実世界で初めて口づけを交わすのだった...。
ちなみに、この状況をいの一番に知ることになったのは、何の因果か宿敵であるはずのこの人である。