クマサン「オカシラシャケだ! まいったね…
イクラキャノンを支給するから これで身を守ってくれたまえ」
概要
オカシラシャケとはスプラトゥーン3のサーモンラン NEXT WAVEの「EXTRA WAVE」にて登場するボス級のシャケ。
オオモノシャケらとは一線を画す高いHPを持ち撃破は容易ではないが、遭遇・撃破できればレアなアイテムと交換できる「ウロコ」を入手できる。
さすがのクマサンでもオカシラシャケの出現はイレギュラーであるらしく、金イクラ納品をいったん中止して「身を守る」よう指示している。失敗の場合でも「こわい思いをさせてしまったね…」「最後まで戦いぬいてくれたキミたちに感謝するよ」とバイターたちをいたわってくれ、逆に撃破に成功すれば「キミたちならやってくれると信じていたよ」と手放しでほめてくれる。
EXTRA WAVEの発生と仕様
サーモンランのバイトを続けていくと、次第に「オカシラゲージ」が貯まっていく。
編成内にこのオカシラゲージが貯まっているプレイヤーが多い(厳密には「パーティ各員が持つオカシラゲージの総量が高い」)と、WAVE3終了後に「EXTRA WAVE」に突入し、オカシラシャケが出現する。
バイトマニュアルによると「オカシラシャケがイカ・タコのニオイを少しずつ覚える」ことが原因のようだ。
また、バージョン6.0.0でオカシラゲージはそのシフトで登場するオカシラシャケの形になった。
EXTRA WAVE突入が決定した際は、バイト終了のファンファーレが打ち切られて「緊急事態発生!!」のテロップが表示され、サイレンが鳴り始める。
その後出現したオカシラシャケのカットインが入り、スタート地点に飛んでWAVE開始となる。
使用ブキは再抽選され、また各人にスペシャルパウチが1つずつ再支給される。
それまでのWAVEでスペシャルが未使用であっても持ち越しはできず、再支給されるのは1つだけなので注意が必要。バイトマニュアルによれば、限られた物資を無駄なく運用するため、余っていたスペシャルパウチを一度全て回収した後に再支給する...ということらしい。
潮の高さはWAVE3の時のまま引き継がれるが、例外として、干潮時は干潮時にコンテナが置かれる場所へ飛ばしてもらえる。
EXTRA WAVEでは金イクラを持っている場合、イクラ投げと同じ操作で「イクラキャノン」を放てる。非常に攻撃力が高くインクも消費しないが、曲射になるため偏差撃ちが必要であり、かつ命中させられず外してしまった金イクラはそのまま消滅してしまうため注意。なおテッキュウの砲台で投げた金イクラは残る。
EXTRA WAVEのノルマは金イクラの納品ではなくオカシラシャケの撃退であり、撃破した時点でクリアとなる。
時間内にオカシラシャケを倒せなかったりプレイヤー側が全滅した場合EXTRA WAVEは失敗だが、WAVE1〜3は突破しているのでバイトはクリア扱いになるため安心されたい。あくまで残業ということなのだろう。
戦術
先述の通りEXTRA WAVEのノルマはオカシラシャケの撃退。
となればオカシラシャケを攻撃したいところだが、残念ながらザコシャケやオオモノシャケも通常通り多数登場する。当然放置していてはやられるので、こちらも倒していく必要がある。
通常の武器やスペシャルでも攻撃して体力を減らせるが、それだけでは追いつかないほどオカシラシャケの体力は高いため、イクラキャノンも適宜当てていく必要がある。EXTRA WAVEが「イクラコンテナが動き回って攻撃してくるウェーブ」とも言われるゆえんである。
おすすめなのが、オオモノシャケの処理に積極的にイクラキャノンを使うこと。無傷のオオモノを確実に仕留められる状況なら、迷わずキャノンを使って金イクラを1:3交換すると良い。またオカシラシャケが遠いなら、近くのドスコイに叩き込むのもあり。
「まずは1匹オオモノを倒して金イクラ入手 → その金イクラでオオモノを処理 → 入手した金イクラでさらに……」というサイクルを作れると、オオモノを安全に処理でき、オカシラシャケに集中しやすくなる。
オカシラシャケの種類
シーズン6までで確認されたオカシラシャケはイカの3体だが、次のシーズン以降にも別個体が現れる可能性が高い。
ヨコヅナ
クマサン「あれは ヨコヅナだ
あんなに大きな体で つぶされたら ひとたまりもないね…」
オカシラシャケその1。ドスコイやバクダンより遥かに大きい体が特徴。
装甲や武器は一切持たず、純粋な肉弾戦を挑んでくる。
戦闘中は一番近くにいるプレイヤーをターゲットとし、一定の距離まで詰めると、前のめりに転がってダメージを与えようとする。
また、一定時間が経過すると、プレイヤーに対しスーパーチャクチを思わせるジャンプ攻撃を仕掛けてくる。無論、これをマトモに喰らえば即死(ナイスダマのアーマーもブチ抜いて即死)であるため、速やかに範囲外に避難すること。
スーパーチャクチと同じく飛び上がった直後に攻撃範囲が表示されるため、急いで範囲外に逃げることが出来ればダメージを受けずに済む。
幸い巨体ゆえ動きはあまり機敏ではなく、全身に当たり判定があるため攻撃はかなり当てやすい。機動力に優れたブキを持つプレイヤーが接近して囮となるのが有効。
機動力とDPSを併せ持つボールドマーカーやスパッタリー、DPSの高いスピナー系の武器は特に活躍する。
また、カニタンクの射撃はDPSが非常に高く、単体でもヨコヅナの体力を削ることが可能なため、持っている際は積極的に使っていきたい。
ただし巨体ゆえに距離を見誤りやすく、特に長射程ブキは射程圏内で撃ったと思ったら射程圏外で外れた……という凡ミスが割と起きる。イクラキャノンも射程が長い&弓なりの弧を描いて弾道飛翔するという特性上、遠距離で撃つと結構外れるので注意しよう。
バイターたちの間ではドスコイの進化系・上位系と考察されているが、公式情報はなく真相不明。
英語名はCohozuna。
タツ
クマサン「あれは タツだね
口からはき出すボムは とても強力だ… 気をつけなさい」
オカシラシャケその2。シーズン3(2023年春)以降出現するようになった。
その名の通り東洋の龍を想起させる長大な体が特徴で、一度水中から登場してからは、常に一定のルートで空中を漂い続ける。
開発者インタビューによると、とても厳しい滝での滝登りに成功したシャケが滝を上る過程で体を鍛えられ、竜のような体に発達してタツと呼ばれるようになるらしい。
口内にバクダンが生成するものに似た球状のボムを生成して投下してくるのが特徴。しかし、身体が長大になった故か、はたまた浮遊に支障があるのかは不明だが、バクダンのような装甲は装備していない。
ボムは着弾するとナイスダマに酷似した爆風が発生する。このボムは投下されるまでにボムに一定ダメージを与えると、口内で爆発して大ダメージを与えることができる。
Nintendo Magazine 2023 winterによると、このボムはタツが身体に溜めた電気とインクを混ぜ合わせたものだという。このせいか起爆直前のボムにも帯電しているかのようなエフェクトが見られる。
このオカシラシャケとの戦いでは、長射程ブキ(特にチャージャー)が口元のボムを攻撃し、短射程ブキがザコ処理やオオモノ処理を行う、という役割分担が非常に重要。といっても地形次第では短射程ブキも射程に入るため、攻撃できる場所は覚えておきたい。
また必然的に視線を上に向けることになるため、地面からやってくるモグラやダイバーの奇襲には注意しよう。
ヨコヅナ同様、ブキやイクラキャノンの射程見誤りには気を付けたいところ。
なお、サメライドの爆風に巻き込むことでも大ダメージを与えることが可能。
こちらに関しては仕様なのかバグなのか不明だが、シーズン5現在も変更されていないため、仕様である可能性が高い。
ちなみにビッグランで実装されたのとその見た目から某狩りゲームのストーリーモードのボスを連想した人が多くいた。
バイターたちの間では攻撃方法からバクダンの進化系、またはモヒカンの形や細長く機械部品の組み込まれた体といった身体的特徴からタワーの進化系と考察されているが、公式情報はなく真相不明。
英語名はHorrorboros。
ジョー
クマサン「かれは ジョー…
何でも食べてしまう 暴れんぼうだ… エサにされないよう うまくにげなさい」
オカシラシャケその3。シーズン6(2023年冬)以降出現。今まで目撃されてきたオカシラシャケよりもはるかに巨大で、その大きな口で何でも食べてしまう。
先述した通り、やはり一番最初に目に入るのは大きな口。どのシャケよりも大きく、唇まで立派に備わっている。
口周りには我々の使うような、歯並びの矯正器具に似たものが取り付けられており、
そのおかげか歯も他のシャケたちと比べて圧倒的に大きく立派なモノ。
頭のモヒカンは青色で、その後ろの頭頂部には大きいたんこぶ(と呼ぶには位置がおかしい気がするが………)ができている。
胴体には浮上するための物と思しきウキも付いている。
「ジョー」の名前の由来は恐らく「顎(あご)」の英語での呼称である「Jaw」であり、こちらもジョーと読む。(また、某人喰い魚や後述の巨大生物の名前とも掛かっている可能性が高い。)
その特性と名前から某狩りゲームの生態系の破壊者を連想する人が多数いた。
その破壊者も『古龍級生物』というヤバいカテゴライズがされている。
攻撃パターンはオオモノシャケの『モグラ』と同じで、ターゲットを決めてからの真下からの噛みつき。
ターゲットにしたプレイヤーを決めて噛みつき、またターゲットを決めて噛みつきの繰り返し…と、動き自体は単調なもので特にまどろっこしい立ち回りはしてこない。
ただし噛みつきの範囲はモグラのソレとは比べ物にならないほど大きく、ぼーっとしていると回避が間に合わなくなる。更に、噛みつきの範囲は上方向にも広がっているため上下移動だけでの回避はほぼほぼ不可能。
一応、噛みつき攻撃がある数秒前にはターゲットにされたプレイヤーの体にロックオンのマーク、そしてプレイヤーの周りにはリング状に攻撃範囲が表示されるため気を付けさえすれば噛みつきを躱すのは容易になっている。またカニタンクやテイオウイカなどアーマーを纏うスペシャルウェポンで相殺が可能。しかし発動が遅くなりすぎて不発したままデスしてしまうリスクもあるため過信は禁物。
基本的には潔く範囲外に逃げることに専念しよう。
また、噛みつき攻撃はザコやオオモノにとっても致命傷となり、巻き込むことができれば邪魔者を一掃出来る上に金イクラを大量に生み出せるため、ターゲットになった際には意識して立ち回るのもアリ。
噛みつき攻撃の際はもちろん地面から顔を出すのだが、噛みつきが終わると即座に地面に潜っていたモグラとは違い、コイツが地面から顔を出した際は、次なるターゲットを定めるためか、はたまた余韻に浸っているのか、5秒ほど地面から顔を出したまま動かなくなる。
この状態になると、再度地面に潜るまでは全く抵抗してこない。この時間がプレイヤーが反撃できる唯一のチャンスなので、イクラキャノンなどなど、遠慮なく体にぶち込んでやろう。
因みに、弱点は先述した頭頂部のたんこぶ。胴体部分よりも入るダメージ量が多いため、見たら積極的に狙っていこう。
英語名はMegalodontia。
ウロコ
EXTRA WAVEに到達すると、通常の報酬に加えて「ウロコ」が入手できる。
ウロコには金・銀・銅の3種類があり、それぞれ商会カウンターでアイテムと引き換えられる。
ゲットできるアイテムはイカの通り。
- バイト時の作業着
- ネームプレート
- オキモノ・ステッカー
- ギア
ウロコは参加賞で確実に2枚、以降オカシラシャケに与えたダメージごと、および撃破した場合はその際の残り時間に応じてもらえる。
ウロコの質は完全ランダムだが、バイトのキケン度が高いほどいいウロコが手に入りやすい。
ツナギ(特に白と黒)は入手のために非常に多量のウロコを必要とするため、見かけたらまず正社員……もとい熟練のバイターだと考えて間違いない。
2023年春シーズンからは『2』版のツナギも復活した。ハイカラ地方でのバイトが恋しい方は交換してはイカがだろうか?
さらに、2023年秋シーズンから模様が付いたツナギが新登場。白や黒のツナギよりも高価なため、見たら紛れもなしに実力は高いということだ。
白黒ツナギ(左)と模様付きツナギ(右)の例
余談
- 現在登場しているオカシラシャケは全て白目になっている。
- 撃破に成功した場合のクリア時のファンファーレは、少し豪華な特別版である。
- カットイン時に入るオカシラシャケの咆哮はかなりうるさい。音量には注意。(特にタツの咆哮は甲高く鼓膜への負担が大きいため注意されたし。)
- EXTRA WAVE開始直前によく見ると、オカシラシャケの上陸方向が金色に発光している。
- EXTRA WAVEの最中は空が赤く染まっている。
- 今後追加されるオカシラシャケは、前述のウロコと交換できるステッカーの「グラフィティSK-◯◯◯」にて描かれているシャケなのではないか、と有志による考察が為されているようだ。事実、ヨコヅナは「グラフィティSK-YDN」となっており、シーズン3にて追加されたタツも「グラフィティSK-TMA」と言うステッカーと類似点、共通点が多い。シーズン6登場予定であるジョーも、外見や名前の特徴などから「グラフィティSK-OOG」にて描かれたシャケである可能性が高い。
- 当初のEXTRA WAVEありのバイトでは、WAVE3開始前のテロップが「最終WAVE開始まで」ではなく「WAVE3開始まで」と出ておりバイターたちの判断基準だったのだが、後になってただのバグだったことが判明。現在はバイト終了のジングル、および「セーブ完了」の表示が出るかどうかでしかEXTRA WAVEに入るかどうか分からない。