機動戦士ガンダムSEEDC.E.73STARGAZER
きどうせんしがんだむしーどしーいーななさんすたーげいざー
スターゲイザー その眼差しは星々の彼方 遙かなる人の未来へ…
概要
機動戦士ガンダムSEEDASTRAYとは別に機動戦士ガンダムSEEDDESTINYの裏側を描いたスピンオフ作品。
一話15分、全45分の短編として制作された全3話のOVA作品であり、シリーズで初めてインターネット配信とイベント上映が行われた。以降、ガンダムシリーズは本作の仕様に準じた作品がリリースされていく事になった。
テーマ曲は、根岸さとりが歌う「STARGAZER 〜星の扉」。
SEEDやDESTINY本編では良識的な軍人も多数描かれたザフトに対し地球連合軍は組織内の人間全員が腐敗しているかのような描かれ方をしていることが多かった一方、今作ではデュエイン・ハルバートンのような連合軍内の良心的な部分にスポットを当てている。とはいえ難民キャンプを民間人ごと襲撃するシーンを筆頭に容赦ない描写もある。
2006年11月24日に3話全てを収録したDVDが発売された。DVDでは新規のエンディング映像が追加され、映像特典としてバンダイ商品を発売していた店頭でのみ上映されたプロモーションアニメ『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY -RED FRAME- & -BLUE FRAME-』が収録された。
2009年6月26日にUMD版が、2013年3月22日にはBlu-ray版がそれぞれ発売された。
あらすじ
コズミック・イラ73年。「ブレイク・ザ・ワールド」と呼ばれたユニウスセブンの落下事故は地球の各地に甚大な爪痕を残し、これに乗じたテロも横行していた。
そんな中、南米の都市フォルタレザから宇宙への打ち上げを待つ1機のMSがあった。
フォルタレザに研究所を持つDSSD(深宇宙探査開発機構)が開発した非戦闘用MS、「スターゲイザー」であった。
火星以遠への探査を可能としたスターゲイザーに人生を賭けていた女性技術者セレーネ・マクグリフは、その打ち上げに尽力する。
一方、地球連合軍の非正規部隊、ファントムペインに所属するスウェン・カル・バヤンは、コーディネイターの殲滅作戦に参加していた。民間人を殺め、仲間を失いつつも、任務をこなし続けるスウェンに与えられた新たな指令。それはスターゲイザーに搭載された独立AIの奪取であった。
セレーネとスウェン、ふたりは星の下で邂逅する――。