CV:小林沙苗
概要
劇場版におけるメインヒロインにしてキーキャラクター。謎の妖怪に狙われている事を信じて貰えず悩んでおり、妖怪ポストに手紙を出す事で鬼太郎と知り合う事になる。
今作で鬼太郎が恋をする彼女は、第3作に登場した天童ユメコをオマージュしたキャラクターと『オトナアニメ』で三条陸氏が公言している。ただし年齢や性格などはユメコとは別物と言っていい程異なり、あくまで一部設定程度となっている。祖母の影響からか妖怪相手にも全く偏見を見せずアマビエやかわうそ達ともすぐに仲良くなり、帰り際に必死に彼女らに引き止められる程に懐かれていた。
映画の内容においても、ユメコが初登場した3期の鏡じじいをメイン妖怪の1人として登場させている(そのためTV版にはあえて出さなかった)。
人物
成績優秀・スポーツ万能・家は名門と名高い名家・更に鬼太郎がその姿を見て思わず見惚れてしまう程の美人という、文武両道にして才色兼備の少女。学校では陸上部に所属している。
名門の風祭家の才女という肩書きと母親からの厳しい教育から、普段はそっけない態度を取っているせいで同級生からは「心が冷たくてきつい子」と思われ避けられているが、本来は明るく優しい性格の持ち主。
しかし同級生のみならず親を含めた周りの人間達との関係は薄く、常に孤独感に苛まれている。
呼子からも「完璧な美人」と評され(ただし華本人は「完璧」と言われるのは嫌がっている)、それを電話で聞いたネコ娘が嫉妬している。
この先、映画終盤に関する重大なネタバレ有り
その正体は、かつて閻魔大王が妖怪ヤトノカミの邪悪な魂を封じた(預けられた)人間の末裔。それが風祭家として発展し、華の代まで受け継がれてきた。
本来なら人間同士の繋がりによって、封じの力を強く保つ仕組みとなっていた。しかし生活環境とヤトノカミの仮の器が企てた策により、華が周囲から孤立して封印が弱まり、ヤトノカミ復活を許してしまう事となった。
最終的には鬼太郎に救われて魂は元の鞘に収まり、母親の真意を知って絆を取り戻す。その後は切迫した状況では無くなったためか、妖怪とは一応無縁な生活に戻った様である。
余談
- かつて存在していた公式ブログによると、『日本爆裂!!』の鬼太郎は画面上の頭身を彼女に合わせるためにTVアニメ版より少し背が伸びている、という設定になっているとの事。
- 3期で鏡じじいが実際に好きだったユメコの祖母は、少女時代「お花ちゃん」と呼ばれていて、同じ「はな」という名前である。
- 6期でも人間側のレギュラーヒロイン・犬山まなが、華やユメコ同様に鏡じじいと関わっている。
関連タグ
TVシリーズに登場の人間側ヒロイン達。更に全員が一度鏡じじいにさらわれているのも共通している。
15年後の映画に登場の人間側ヒロイン。こちらは華とは対照的な最期を迎えている。
猫娘の前身的存在にして人間側ヒロインの始まりと言える存在。