概要
MARVELコミックのキャラクター。
X-MEN、特にウルヴァリンに敵対するスーパーヴィラネスとして知られる。
本名:ユリコ・オーヤマ(Yuriko Oyama)。大阪出身の日本人。
来歴
彼女のオリジンには父親のケンジ(Kenji)が関わっている。
ケンジはかつて神風特攻隊として米軍の戦艦に特攻を仕掛けるが不発に終わったという過去を持ち、その後「ウェポンX計画」に参加。ウルヴァリンやセイバートゥースのようなアダマンチウムを骨格とする工程を主導した科学者だった。
またサムライのソードスキルを極めた武術家でもあり、「ロード・ダークウィンド(Lord Dark Wind)」と名乗っていた。
初登場は1983年の『Daredevil #197』。
悪の道に走り、件の骨格を獲得しようと接触してきたブルズアイを雇って首相暗殺を画策した父を止めるべく、ユリコはデアデビルに協力。父を殺害した。
この間に、反ミュータント主義の過激派としてたびたび登場するウィリアム・ストライカーの妻マーシーから格闘術を教わっている。
1986年の『Alpha Flight #33』で再登場。
父の研究資料を盗みだし失脚させた犯人がウェポンX計画の被験者・ローガンであったこと(後にこれはケンジの妄想が産んだ誤解であったことが明らかになっている)を知り、仇敵ウルヴァリンの抹殺と、その骨を奪い取ることを決意。
この時に「レディ・デスストライク」を名乗った。
しかし「アルファフライト」のメンバーであるヘザー・ハドソン / ヴィンディケーターに敗北し、ウルヴァリンとその仲間たちに対抗しうる更なる力を求め、同様にウルヴァリンを狙うドナルド・ピアースに接触。
同年の『The Uncanny X-Men #205』にてスパイラルによる改造手術を受け、アダマンチウムの骨格と爪を具えたサイボーグとして生まれ変わり、ピアース配下の「リーバース(The Reavers)」に参加。
以後、幾度にもわたりウルヴァリンやX-MENに挑み、例えばサンファイアが脚を失うなど、一度ならず大きな打撃・損害を与えている。
近年では『Hunt for Wolverine』(2018年)にセイバートゥース、ダケンと共に参戦、蘇った父・ダークウィンドと対峙している。
関連画像
メディア展開
X-men: The Animated Series
1992年スタートのアニメではシーズン3の第1話・第2話にリーバースの頭目として登場。
コミックにおけるマリコ・ヤシダの設定を部分的に継承し、過去にローガンと恋仲であったことになっている。
X−MENユニバース
2003年公開の第2作『X-MEN2』に登場。
ウィリアム・ストライカーの制御下にあるミュータントとしてウルヴァリンと戦った。
Hulk vs. Wolverine
2009年の長編アニメ。
セイバートゥース、デッドプール、オメガレッドと共に「Team X」として登場した。