概要
36話より登場したドライブヘッドの偽物。邪悪AIが自身を滅ぼしかねない攻撃用ウイルスを消去する為に直接機動救急警察本部を強襲した際にドライブヘッドの設計データを本部の占拠中に無断盗用し、自動車(若しくはウォーカービークル)の生産工場を利用して(不振がられない様に)夜な夜な製作した。
その容姿はソニックインターセプターをはじめとする第1世代のドライブヘッドではあるが、ドライブギアを持たないと推測される無人機で救助装備が攻撃に特化した武器に変更されており、デュアルアイの色が赤く発光することや注意書きが描かれていない事以外は不要部分を除き(カーフォームの必要がないためか)サポートビークルのパーツをも用いた継ぎ接ぎだらけのシンクロ合体のキメラであり、カラーリングも丸ごと使用している為に遠目から見たら本物と区別が付かない。実際ゴウ達全員も初見で誤認している。
だが、パワーや攻撃力、防御力はオリジナルだけでなくサイクロンインターセプターをはじめとする第2世代ドライブヘッドをも凌駕しており、最新ビークルであるトランスポーターガイアのボディを容易く貫くなど制作者であるジョーも驚愕させる程。しかし、刈狩一派が使用する電磁トラップで簡単に鹵隔できてしまう位に電子機器の脆弱さまで再現してしまっている(※後述)。
データを盗んだ限りなく本物に近い偽物ではあるものの、1話限りの出番と思われていたが、37話でバベルの塔から邪悪AI=アークを守護する為に大量に現れ、次の最終話でも引き続きメガマックスやレスキューコマンダーを絶望的状況に陥れる。この際、活動限界時間を迎えて機能停止したレスキューコマンダーにゾンビの如く群がる姿は悪意のつぶやき声も相俟って非常に不気味である。
だが単身サイクロンバイパーで直接乗り込んできたゴウのドライブギアがアーク中枢部に組み込まれタイガ達の所有するギアの正義回路とピットとの共鳴連動でアークから悪意が取り除かれ正常化、偽ドライブヘッドは全機停止した。その後どうなったかは不明瞭である。
強固な防御面や開発の必要経費から考えるなら研究材料や予備部品の流用と考察するのが妥当だろうが、Web配信の2ndシーズンや劇場版で判明すると推測されたが結局真相は闇の中であった。
この名称は別呼称が皆無な為便宜上のものである。
バリエーション
- 偽ホワイトホープジェットバーニアン(仮名)
ホープバイパー2号をベースにソニックの左腕とジェットバーニアンの主翼、バックドラフトの右腕と後ろ足に備えたタンクブースターを推進補助で組み合わせた偽物。武装は火炎放射器と化したウォーターマグナム(ウォーターとは…)とソニックワッパー。
力そのものもレスキューコマンダーとも短時間でも互角に渡り合える。コマンダーの活動制限時間を越えてしまい唯一戦闘から逃れたが、本拠地に帰還する途中で刈狩一派によって鹵隔(戦闘で疲弊していたことも考えられる。なおこの際バイパーが脱落)。彼らが使用するウォーカービークルのバイパーに刈狩が以前コンペで出された機能『ハイパーマスタースレーブ』を追加され交換、37話での偽ドライブヘッド軍団との戦闘に利用される(別個体が他の機体共々大量に出現している)。バベルの塔へ特攻してもその堅牢なボディのお陰で一味の命が助かったと云える。
- 偽ソニックインターセプターブースターエンペラー(仮名)
ソニックインターセプターをベースにホープの左腕とスラスターエンペラーの脚、ブースターキャノンのウォーターキャノンを組み合わせた偽物。インジェクトガンを溶解液に転換させており、機動歩兵に近い。SIBメガマックスのガトリングを直撃されても壊れないタフさだが、祖父の形見でもあるソニックの偽物を使った破壊行為がゴウの怒りと悲しみを買い、サイクロンインターセプタージェットストライカーの前転の勢いをつけた飛び蹴り一発で爆発四散してしまう。
37話では他の機体共々大量に現れる。
- 偽レスキューバックドラフトスラスターバーニアン(仮名)
レスキューバックドラフトを母体にブースターキャノンの左腕とホープの右腕、ジェットバーニアンの脚を組み合わせた偽物。スタイルはシンプル過ぎるが、ジェット推進での単独移動は勿論、分割させたシザーブレードはガイアのボディを貫く。SIBメガマックスのガトリング斉射を受け中破したもののベイフロントシティへ向けて飛行しながら自爆を図るが、ジェットストライカーに海へ向けてジャイアントスイングされ長距離ライフルの直撃を喰らい、海上で爆発四散した。
37話でも大量に現れメガマックスやレスキューコマンダーを他の機体共々物量戦術で窮地に陥らせた。