CV:岩瀬周平
概要
機動救急警察ハイパーレスキューが所有する緊急用ウォーカービークル『ドライブヘッド』を構成する車両『バイパー』を起動させるのに必要な通信モバイル。見かけは通信ゲーム機に酷似しており、緊急時には画面越しの相互通信やバイブレーション機能も有する。
バイパーのドアを開閉、ドアロックを解除する鍵の役割も果たし、ハンドルの中央部にセット、ドライブバッジと呼ぶドライブヘッドの頭部を象ったバッジをプッシュすると起動、必要に応じてナビゲーション機能による位置確認や制御、一部を90度右へ直立に傾ける事でカーフォームからウォーカービークルへとフォームチェンジさせるが、バッジが無いとドライブヘッド自体機動しない。各ドライブヘッド毎に変型画面の色は異なる。
また、シンクロ合体に際してはドライバーのユニフォームエンブレムであるバッジホルダーからサポートビークルが描かれたシンクロバッジを取り出して付け替える必要があるが、何らかの不具合が生じた場合は警告音を発してウォーカービークルフォームからカーフォームへ強制的に移行させる。
隊員証明書でもあり、鷹冨小学校の体育館倉庫にある跳び箱、音楽室のグランドピアノ、更衣室ロッカーに偽装した隠し通路を開閉する鍵でもある。
だが、このシステム自体は大変複雑な構造で、元々はゴウの亡き祖父車田乗太郎が開発したもの。中枢を司るAIには何らかのブラックボックスを施していたらしく、息子であるジョーでも完全解析には至らず、一からの複製再現も不可能であった。
しかし、高性能の自動運転自動車よりも人の悪意や善悪の区別は付く様なアドバンテージらしきものを持っている。
ソニックインターセプター専用のモノはゴウの初陣以降は彼以外を拒絶して全く受付けなくなったが、ギアが発する特定の音色を聞き取れる者がドライブヘッドを操縦出来るリンクレベルが高い適性者だと判明し、後にタイガ、ミコト、ジンの3名が抜擢された。
OSはアップデートも可能で、『MKⅡ計画』によってサイクロンインターセプターを含め全てが強化改修時に施されている。
機動強襲警察ハイパーアタックに所属する黒江田隼もソニックインターセプターブラックマックスを起動させる為に所持しているものの、AI非搭載でありながら補助無くとも操縦技術のみでドライブヘッドを操る。同じOSを持ったハイパーレスキューのドライバーが全員小学生である事をはじめて知った時は驚愕している。
精密機械な為に強力な電磁波の影響下では通信不能に陥いる事から、音声でのやり取りで作業を進行させダム決壊を防いでいる(AKTV取材班はSAで同様に立ち往生しておりこの中継出来なかった)。
余談
17年6月中旬より製品化されており、ドライブバッジ、シンクロバッジの連動での指令、カーフォーム、ウォーカービークルフォーム音声によるなりきり遊びに加え、リンクレベル、某ライダーと同様TV音声で反応するギミックも搭載している。バッジ一つ一つに挿話が積まれており、ドライバーの声も発し同型でもセット売りではバッジの種類もイラストが異なる場合がある。初回生産分はホワイトホープ(ミコトver.)、ソニックジェット、ファイヤートラック、レスキューヘリコプターのバッジ付。
当初はTVのみしか連動しないと思われていたが、YouTube配信の『2018』版や劇場公開用の映画館でも連動可能であると第14回『ドライブヘッド情報局』で述べている。
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ネタバレ注意
ドライブヘッドを操るドライバーが全員小学生だったのは乗太郎が自己進化を続けるAIに懸念を抱き純粋な心を持つものにだけ音色として聞き取る正義回路を備え付けた事が理由である。
だが、ピットに組み込んだ彼の疑似人格をもってしてもこの結果は想定範囲外だった様だ。