概要
19話より登場する黒いドライブヘッド。
その正体は機動強襲警察ハイパーアタックに所属する緊急用可変ウォーカービークルで、専用車両『ソニックメガバイパー』とローダーが合体する。略称表記は『S.I.B.マックス』(字幕などでMAXのみ片仮名)。操縦者は小学生ではなく正規の大人の隊員黒江田隼が操縦する。
元々はゴウの祖父乗太郎が開発したソニックインターセプターのプロトタイプ(0号機)を人命救助拠りから機動隊仕様として白兵戦に特化、チューンアップしたもの。
シルエット自体はソニックを雰愁しているが、マスクの形状や装備、エンブレムは異なる(DHのイニシャルではなく、機動強襲警察の意匠である泳ぐ鮫の紋章)。色も黒に金色が使われており、何らかの改造を施したという共通点で何処ぞの黒帽子と似ている。機動救急警察ハイパーレスキュー始動以前から隠密活動しており、世間一般からは組織共々存在は公にされていなかったが、本格的に始動して以降は市民からその容姿を含め珍しがられ、AKTVのドライブヘッドラインでも漸く認知されている。
だが、機動救急警察のドライブヘッドと異なりドライブギアからのAIサポートは存在せず、通常のマニュアル操作だけでサイクロンの銃を片手で楽に振りほどく実力を持ち合わせている(それだけ隼の操縦技術が高い証拠である)。
同様に支援機であるサポートビークル『ソニックジェットイーグル』、『ソニックドーベルマンジョン』とシンクロ合体して『ソニックインターセプターメガマックス』(S.I.B.メガマックス)になる事が可能。
攻撃力に特化されている分だけ防御能力も優れているが、装甲厚によって動きが鈍いのが弱点になっている。
しかし、劇場版にて機動救急警察を3度襲撃し反撃を受けたテラに今度は強襲警察本部を奇襲され、ジョンとイーグルごと強奪されメガマックスの状態で乗っ取られ破壊活動に使われてしまう。
隊員が諸事情で臨時運用するサイクロンインターセプター、ブレイブバックドラフト、ホワイトクリスタルホープ、ホワイトパールホープを機能停止に陥らせ、
黒江田が急遽駆るCIBマックスに乗り込んで対決。しかしCIBマックスのシステムが完全に完成していなかった故押し負かす。
そのまま逃走を図るも、黒江田の苦渋の決断でCIBマックスのAM516マグナムによって撃ち抜かれ機能停止した。
装備
パトランプブーメラン
背部に装備されているパトランプ。威力も役割もインターセプターと同一。
リボルバー式拳銃
インターセプターと同一の標準装備。ハイパーレスキューとは仕事の性質上異なる為に強制捜査の荒事にも使用される。偽ソニックとの戦闘ではサイクロンに投げ渡しAM516マグナムとの二挺拳銃で用いた。
特殊警棒
超超硬度シールドの内側に2本装備されている機動隊仕様の電磁警棒。1000000ボルトの電圧を瞬間的に発する。
超超硬度シールド
いわば巨大ライオットシールド。特殊金属を加工し、工事用ウォーカービークルが集団で攻撃しても並大抵のパワーだけでは皹ひとつ付かず破損しないが、狩刈製作の戦闘用WVのレーザーサーベルには両断される。
通常は背部に備える。
余談
ロボット物にて主役機の黒いリデコロボは大体敵側の偽者などとして登場することが多い中、SIBマックス(並びにCIBマックス)は珍しく味方側の戦力である(初登場の次回予告では敵側であるかのようにミスリードされた演出であった)が、上記の通り劇場版にて結局SIBマックスは敵側の手に落ちてしまった。
『NEXT~』ではソニックの上位機体『ソニックインターセプターマックス』として登場するが、此方は派生改修機である。違いは頭部の形状と、一部の色が白か金色に置き換わっているのみ。
しかしこちらは、ジェットイーグルとド-ベルマンジョンとのセットで売られている(バラ売りのドライブヘッド版に対して、当然価格は倍に跳ね上がっている代わりにこのセットだけで遊べてしまう)。装備されているリボルバー式拳銃は備えていないので、当初はソニックから流用する事を薦めていた。
しかし、後継機である『サイクロンインターセプターブラックマックス』はユーザーからの声を受け、それ等も揃えられる様に配慮された。
付属しているドライブバッジは玩具版ドライブギアでの音声は黒江田の音声が入っておらず、ギアの音声の後に宗像亜里沙のアナウンスが鳴る。
メガマックスとトランスポーターガイアとのオリジナルシンクロ合体も工夫次第で可能である。