概要
ベイフロントシティの一画に本部を置く緊急救助組織。既存のハイパーレスキューと名称は殆ど同じ。元々は大規模災害や、対応不可能の事故、複雑多様化した犯罪に対処する警察、消防、救急の上位組織だったが、ロボテクス技術の結晶であるウォーカービークルの登場で、対処不能に陥る懸念を抱いていた車田乗太郎の立案した『ドライブヘッド計画』により数年を掛けて次世代型可変ウォーカービークル『ドライブヘッド』と支援メカ『サポートビークル』を所有する。
だが、基本フレームには問題は無かったものの、OSであるドライブギアによりカーフォームからウォーカービークルフォームに変形した途端にフリーズを起こし、シミュレーションで上位の成績者9人を悉く拒否し、暗礁に乗り上げる事態に成るも、技術部長の息子で、乗太郎の孫に当たるゴウが十二分な成果を果たした事により、一部を組織改革する様相を呈る事となる。
ギアから発せられる音色を聞き取れる者がドライブヘッドの能力を活かせるリンクレベルが高い者だと判明後は時間を掛けて選抜されたが、全て十代の小学生であり、それらを含め任命後は鷹冨小学校の一部を直通の隠し通路を製作、転校で一ヶ所に纏め上げ、任務後の補習授業で補い、メンバーを機密保持名目で常駐させる等で対処した。小学生が救助や犯罪対処する論理的観点から、ドライブヘッドのドライバーは表面上特別な訓練を受けた者で構成し極秘中の極秘扱いとされている。
これとは別にもうひとつ『ハイパーマスタースレーブ』と呼称される機能を搭載したものがコンペで出されていたが、専用のゴーグルや手足に器具を嵌める事で動きが直接連動し時間の誤差もパワーロスも少ないものの、作業や対処で行った行為が逆に操縦者にも痛みが流れ命の危険を脅かされるとジョーに指摘され、ドライブヘッド計画が採用された。当事企画した刈狩は後に退職、日本を離れ逆恨みと執れる復讐に囚われ、数年の期間を経て組織に挑戦状を叩きつけゲーム感覚に近い形で成し遂げたが、元職員が起こした不祥事からこちらも表面上調査中と報じている。
警察の名を冠してはいるが、基本的には災害救助を専門にしており捜査は守備範囲ではない。しかし、原因が判明している場合ならば事故を未然に防ぐ手立ての意味合いも含め、特殊装備を用いての対応は可能である。
指令が何らかの理由で不在の場合は長官権限により補佐クラス相当の人物に委任する。
邪悪AIの一件は当初は実態解明が困難かつ不透明である為に公式発表は伏せていたが、バベルの塔を利用して地球の地軸を変動させて災害を引き起こす人類破滅計画が展開された事により漸く開示した様だが、直接の原因であるコンピューター『アーク』に関してはAIの不信感を助長させるからか隠匿され続けている。