弾幕としての概要
東方永夜抄Stage6Bにて、輝夜が四つ目のスペルカードの後で用いるスペルカード。Easy~Normal選択時限定であり、Hard~Lunatic選択時は神宝「蓬莱の玉の枝-夢色の郷-」が使用される。
発動すると、まず七体の使い魔が輝夜と自機の間に緩い曲線状に並ぶ。
そして、それぞれの使い魔が一体につき一色の米粒弾を円状全方位に発する。発射された弾幕は壁に当たると反射して、その時点での自機方向に向かってくる。そこまでが第一波。
次に、輝夜から七色の丸弾が全方位にややうねりながら放たれ続けるようになる。そして使い魔は少しのスパンを置いて、中心が黒い米粒弾を左右に発し続けるようになる。
この米粒弾も壁に当たると、白くなった上で反射して自機狙いで飛んでくる。
その為、自機狙いの反射してきた米粒弾をチョン避けで避けつつ丸弾の波を潜り抜けていき、画面端に近付いたら切り返し、またチョン避け・・・を繰り返していくと避けやすい。
なお、ある程度時間が経たないとライフバーの減少量が非常に小さく、暫くの間は中々体力が減らない。
と、弾幕の概要は蓬莱の玉の枝とほぼ同じなのだが、弾速がそこまで速くないので難易度はそんなに高くない。落ち着いてチョン避け・切り抜け・切り返しをしていけば大丈夫。
難題としての概要
輝夜は蓬莱の玉の枝の本物を所持している為、このアイテムはそれとは別の未知のアイテム、という扱いなのだろう。
永夜抄のスペルプラクティスにおける神主コメントには、
輝夜が出した難題の一つ?輝夜さん、それは間違ってますよ。(Easy)
輝夜が出した難題の一つ? 東の海に蓬莱という山があり、そこには弾幕が生る木が生えているという。さぁシューターよ、いざ蓬莱だ!(Normal)
とある。輝夜の勘違いかおふざけであり実在しないのか、本当に「弾の枝」という宝が存在しているのか・・・。
備考
五つの難題の内、現在輝夜が実物を所持しているのは蓬莱の玉の枝だけだという。このアイテムは「弾」の枝、なので「難題」である事もあり実物は持っていないのだろう。
しかし金閣寺の一枚天井のように「(新)難題」と付くスペルカードでも、実物かどうかは別としてアイテム自体は持っているようなので、このアイテムもレプリカ等としては持っているのかも。
二次創作
東方キャノンボールにおける同キャラのスペルカード攻撃(全体攻撃)として採用されている。
付与効果は2ターンの間、相手全員のスペルカード発動をできなくさせる、レミリアの神槍「スピア・ザ・グングニル」の全体版とも言うべきのもの。発動ができなくなれば速攻で相手を沈めるのに一役立ってくれるだろう。
上位クラスの攻撃力でクリティカル率上昇特性を持つ輝夜ではあるが、このスペカのダメージはクリティカルよりもダメージが低い上、全キャラ中最低値という欠点がある。また、相手に先にスペカを撃たれるとほとんど意味を成さないので、多々良小傘のSP増加ブーストなどを活用して、速攻で撃つ戦術を構築することが求められる。
東方ロストワードでは善意と良心の慈愛院のスペルカードとしてHard~Lunatic選択時のものが採用されている。発動前の追加効果で味方全体の速力と回避を2段階上げてくれる。
解説文では、『竹取物語』でかぐや姫から「蓬莱の玉の枝を取ってくるように」という難題を出されたクラモチノミコが職人に偽物を作らせた有名な話、そしてクラモチノミコは藤原の者がモデルという説もあることから「蓬莱の玉の枝は蓬莱の薬とは別に『あのふたり』を繋げるアイテムなのかもしれない」と考察されている。