概要
機動救急警察ハイパーレスキューが所有する支援メカニック群の総称。可変用緊急ウォーカービークル『ドライブヘッド』のサポート用に企画段階から1号機であるソニックインターセプターと同時期に開発された。AIによる自動操縦とトランスポーターからの遠隔操作で生存性の向上に成功するが、強力な電磁波の影響下では事故を誘発する可能性から手動操縦に切り替えられる様にコクピット部分は機械や噴射口で潰さずに残されている。
また、一部のパーツを互換合体させ局地救助を運用する『シンクロ合体計画』も含まれる。
比較的早い段階でソニックジェットがロールアウトされたが、肝心のソニックはOSであるドライブギアの中枢に備えられたAI『正義回路』とのリンクレベルにより訓練を受けた大人9人をウォーカービークルフォームになった途端にフリーズさせ、悉く拒否した為に頓挫。ジョーの息子ゴウにより起動された事を受けて組織そのものも運営改革される。
以降はレスキューバックドラフト用の大型車両ファイヤートラック、ホワイトホープ専用の空輸ヘリレスキューヘリコプターも開発し続けていたが、連鎖事故による受領前倒しやゴウの能力によりプログラミングが遅延、その後元職員刈狩の復讐からソニックが中破された事を受けて『MKⅡ計画』を発動。サイクロンインターセプターとして強化修復。開発も続行し、互換合体後の継続救助運用、哨戒を意識して専用のブリッツフォーミュラを生み出した。
土木関係によるパワーと手数不足から簡易変型と複数合体も可能なレスキューブルチェーンソーも製作されたが、高速化の波に押されてソニックジェットが旧式同然になり更なる対応を迫られ後継機ブリッツジェットファイターへと改修する。
運用面の場繋ぎや大多数の排除戦闘を行う為の切り札として中継指令指揮車のトランスポーターをトランスポーターガイアとして強化改良を施す。
機動強襲警察ハイパーアタックでも有用性を見出だしており、攻撃防御力に特化した派生改修型である戦闘機ソニックジェットイーグル、遠距離戦車ソニックドーベルマンジョンを制式採用。自立稼働機能を搭載し、SIBマックスからの司令で動いている。暴走に関してはドライブギアと連動している回路との連動でウイルス感染はあり得ないとされていたが、遠隔操作による直接接触の電波干渉なものに関しては不十分であった。
強化改良計画である『MKⅢ計画』ではドライバーの意見も取り入れられ、飛行能力と上空からの消火を目的とした飛行機、防御上昇と多目的能力の救急車両が生み出された。
その一方で、成層圏内外、地中、水上、水中用のビークルは所轄、管轄の違いからか未だ登場する気配を見せていない。気候風土や土地柄から寒冷地、砂漠、火山帯用も皆無である。29話では海中遊覧船の事故が発生、高リスクであったものの救助の成功に導いているが、同様の事件、事故、想定範囲外の案件が起きるとも限らない為にこれ等ビークルの開発は急務と云える。