概要
21話終盤に登場した機動救急警察ハイパーレスキューが所有する緊急用可変ウォーカービークル『ドライブヘッド03 ホワイトホープ』を『MKⅡ計画』の方針に則り、実働データを基に技術部門総出でブレイブバックドラフトと同時期に強化改修したもの。ドライブヘッド初の複座式操縦タイプである。
大きな特徴は4輪であったカーフォームが前輪2輪、後輪4輪の6輪になり、赤の意匠も大幅に取り入れられている事。肩の形状も円形から多角形に変更された。また、背部には外周が緑色のレーダーレドームとアイユニットが追加装備され、付属されたゴーグルも必要に応じて装着される。
バイパーもこれまでの一人乗りから前後二人乗りのクリスタルホープバイパーに改められ、交互に合体変型させる必要が無くなり、金属疲労や経年劣化、救助作業への時間ロスを減らせた。前部座席は機体の操縦、後部座席は特殊ユニットの操作とナビゲートを担当する。二人乗りなのは操縦しながら全てのユニットシステムを解放した操作を同時に行うのは相当の集中力が必要で負担になる為。とある事情から基本操縦はジン、ユニット操作はミコトが受け持つ事となる。サイクロンと同様にレスキューヘリコプターやレスキューブルチェーンソーとシンクロ合体が可能だと推測する。更にトランスポーターガイアとも合体、ホワイトクリスタルホープレスキューコマンダーになる。
ブラックチップによる積載量オーバーのコンテナ船転覆による乗組員の捜索が初陣となり、機動強襲警察ハイパーアタックと製造工場の出所を合同捜査し、感知能力のフル活用により検挙した。
26話では万田サラの専属スタッフからの強い要望で再びサプライズゲストとしてオファーされたが、アクシデントで蜥蜴マスクを紛失して、大量の市販品から買われたマスクを検索する為に急遽出動、ライブの開始する前に探し当てて届け本番に参加する。
だが、救急医療は常に危険と隣り合わせな為に防御能力の付与を『MKⅢ計画』では新規のDHの製作に当てようとするも、時間と労力が必要から既存のボディからもう一機ミコト専用を追加する形になった。
装備
サイバーアイユニット
クリスタルホープの背部に備えられた特殊多目的ユニット。バックパックにある全方位スコープと備え付けのレドームとの連動で目視でも見えない不可視を見透し、非破壊による熱源感知で建物内部の精査、要救助者の発見、金属探知を含んだ物質の特定、地底レーダーで極聴短波の音すら聞き取れ、超音波を使い表面を傷を付けずに治療、修理が可能。
クリスタルホープバイパーの後部座席から操縦捍と複数のVRコンソールを用いて起動している。視覚機能はレドーム状のスコープで周囲の状況を確認。操縦側にもその画面を共有化出来る。逆に写メからの情報をも操縦側のVRコンソールからユニット側に流せる。
全てのシステムを解放しての探査も可能だが、操縦と同時に長時間集中して行うのは(空間認識力が高い者以外は)相当に負担が掛かる為、複座式になったと推測したが、MKⅢ計画の生産性が追従できず既存機体の別使用にも搭載される事から要領さえ掴めばマスターできる様である。
インジェクトガン
ホワイトホープの基本装備だが、多目的機能による使い勝手の良さからクリスタルホープでも引続き使用する。
ガトリングガン
アクティブオフローダーに備えられた機関砲。残骸除去に使用されるもので基本は攻撃用ではない。