矢倉タイガ

やぐらたいが

矢倉タイガはアニメ『トミカハイパーレスキュードライブヘッド~機動救急警察~』登場人物のひとり。

CV：國立幸

概要

　機動救急警察ハイパーレスキューが所有する可変ウォーカービークル『ドライブヘッド02レスキューバックドラフト』及び強化改修型『ドライブヘッド02MKⅡ　ブレイブバックドラフト』『ドライブヘッド02MKⅢ　マスターバックドラフト』のドライバー。顔立ちや髪質が西園寺指令に似ているのは叔父甥の関係(姉か妹筋)に当たるから。普段着はブルーホワイトの(ノースリーブと思しき)シャツをインナーにした黒い上下のジャケットとロングパンツ。波止場で海釣りをする際は橙の救命胴衣を着ている。

　とある事故現場でソニックインターセプターだけでは救助不可能と判断した西園寺が上司の牛頭長官に受領前のバックドラフトとホワイトホープの出場許可を懇願、初出場ながら手際のよさを遺憾無く発揮し、レスキュー完了後鷹冨小学校5年2組へ転入。ゴウからサッカーボールを奪うテクニックやピアノを自在に引けるなど多彩な才能を披露。放課後正式に機動救急警察へ配属される。

　出動の際は音楽室のグランドピアノにドライブギアを翳し自動で弾き語りした後、地下に隠された通路から出場、ミッション時は赤いジャケットに指貫きグローブを嵌めている。

　バックドラフトの能力を完全に把握しており、冷静かつ的確な状況判断にゴウから厚い眼差しを送られているものの、自身はソッポを向いて立ち去り彼を落胆させていたが、ストレートにコメントするゴウの性格を受け止めきれず、こっ恥ずかしくてクールを装うツンデレ(又はクーデレ)ではないか?と思われた。

　案の定有名俳優ハリセン・フォード(と多くの動物たち)が乗った自家用ジェット救助にソニックインターセプタージェットバーニアンがシンクロ合体成功させ、必要な条件と不安要素を正鵠に当てジンに「よくゴウ君の事を見ているね」と図星を突かれた際「成功しなければ自分達も後が続かない」と否定しつつも頬を少々赤らめていたりする。

　大規模山野火災で待望のファイヤートラックが完成し、レスキューバックドラフトブースターキャノンを実機テストも無しでシンクロ合体を完了させる。飛び火の鎮火もゴウの機転で鎮圧し誉めているが、彼のお調子発言からドライバーに選ばれた理由も含め前言撤回を言って落胆させるなど矢張クーデレ感は否めない。

　天才肌であるものの、実際には妥協を許さない相応の努力家であり、数%の誤差でシミュレーションが成功しても再チャレンジする拘りがあり、絶望的な状況ですら自身を犠牲にしてでも生還率を向上させる覚悟も見せている。シミュレートでのトランスポーターガイアとのシンクロ合体による稼働効率は9割を保持しており、巨大クレーン船『富嶽』を止める為にブレイブバックドラフトレスキューコマンダーを起動させる。

　だが、容姿端麗、文武両道と多彩さを際立たせている為に学年女子に人気が高いものの、自身は騒がしいのは苦手の様であるが、視聴者参加型番組に出演するかすみの為に音楽や芸術面をマンツーマンで教えている。意外にも緊急コールが鳴ったあと食事を短時間で済ます特技がある。好きなのもは季節限定アイスバー『しょりしょり君オムライス味』で、明太子やビーフストロガノフ、たこ焼味など新作が出れば真っ先に購入、最後まで取り押く派でもあり、ゴウに食われた事を知った時は激しく怒り(当然弁償させられ、ジンとミコトの分も追加させられ、3rdEDでも食してる)、好感触なら冷凍庫の奥に隠しており、白身魚は天麩羅よりもフライ派らしい。現実主義で冷静沈着な分だけ運命など非現実を否定しつつも苦手なものはお化けやオカルトの類いだったりするが、宇宙人関連は可能性を含め肯定している。学年合同の学芸会で主演を籤引きで当てた際は運命ではなくくじ運だと論じる。意外な事に図工のセンスは微妙である(秋遠足で端材を使ったアクセサリーの製作でバックドラフトの頭部を模したものを作ったが、何をモデルにしたのか誰も分からなかった)。

　それでも、一方的な敗北で落ち込んだかもしれないゴウをメンタルケアするなど表面上博物館のチケットが勿体ない事や、サイクロンインターセプターの能力評価を理由に誤魔化しているが、両親のラブラブな夫婦関係が未だ続いているのには精神的満腹感で満たされた様である。反対にブレイブバックドラフトが完成間近の時には逆に同じMKⅡ同士で対等に対応出来る事を素直に述べているが、後継機の役割が全く異なった仕様の為待機状態とシミュレーション漬けの日々が続いたが、ブラッシュアップと長時間に耐えうる防御力が実証され実践で発揮される。

　プライベートや任務中でも混同せず西園寺とは上司と隊員と言うべき関係であったが、自由な時間は気楽に話せとゴウ達に指摘され、リーガルクラウンで音信不通になった際は新たな力で崩れた設備を撤去しつつ、救出後は自然に「伯父さん」と呟いていた。

　現時点ではプロフィール、家族構成も含め不明な点も多い。

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