概容
ヘリック共和国の軍人であり、同国大統領ルイーズ・エレナ・キャムフォード大統領の息子。
ただし、本人はこの「大統領の息子」という肩書きを非常に嫌っている。
ポジションとしてはガイロス帝国軍人のカール・リヒテン・シュバルツと対をなす存在ではあるが、
アニメでは諸事情より(後述)正統派軍人としての人気を誇るシュバルツとは対照的に、
比較的ネタキャラとしての人気が高い。
アニメにて
少年編にてアニメに登場、主人公バンが民間人でありながら軍用ゾイドのシールドライガーに
乗っている事を不審に思い、軍からの強奪、あるいは横流しの疑いから主人公たちを拘束する
(後に登録抹消済みであった事から疑いは晴れている)。
しかし弾薬を抜いていた筈の陸戦用のコマンドウルフおよびシールドライガーに撃墜されるという
被撃墜王としての華々しいデビューを飾る事となった。
ゴジュラスに搭乗した際にはその圧倒的な火力で帝国軍の部隊を圧倒するも、
追撃を試みた際にバランスを崩し転倒、ゴジュラスのコンバットシステムがフリーズしてしまう。
また、プテラスでの流氷の調査に出向いた時にはその流氷が帝国軍のカモフラージュである事を見抜くが、
直後に撃墜される(その後共和国本土まで泳いで帰還)。
しかし、主人公と共にシールドライガーでレイヴンのセイバータイガーと戦闘した際には
レイヴンの戦闘の癖などを瞬時に見切りアドバイスするなど有能なところを見せている。
終盤のデスザウラーとの戦闘ではアーバインと共にゴジュラス2機がかりで足を止めようとするも
失敗に終わり、この際アーバインに『遅れているぞ!!』と檄を飛ばすが、
上記の失敗を知っているアーバインに『あんたにだけは言われたくねぇ!』と返されてしまっている。
ガーディアンフォース編においても度々登場し、3S(ストームソーダー・ステルスタイプ)強奪犯との
戦闘の際にはプテラスで出撃、一機を撃破するにあたって活躍するも二機目に撃墜されてしまった。
しかしデススティンガーが共和国首都を襲撃した際にはシュバルツ大佐と連携し
デススティンガーのEシールドを突破する活躍を見せている。
終盤でウルトラザウルスに搭乗した際には負傷したクルーガー大佐に代わって指揮官を務め、
以後デススティンガーおよびデスザウラーとの激闘のさなか指揮官として活躍した。
また、2作目に当たる『ゾイド新世紀/ゼロ』の最終回にて優勝者に贈られるメッセージが
ハーマンの声で読み上げられた。
ハマシュート
上記で解説したとおり、彼は指揮官として優秀であり搭乗するゾイドによっては
ちゃんとした活躍を見せてくれるのだが、
プテラスでの出撃すると8割という高確率で撃墜され、そのシーンがほぼ毎回同じバンクであった為に
いつしかファンからは親しみと揶揄を込めて「ハマシュート」(ハーマン+パラシュート)と
呼ばれるようになった。
ゴジュラスに搭乗した際もかなり自信過剰な面があった為、
彼がある種のネタキャラとして愛されるのもその辺りが影響しているのだろう。
主な搭乗機
バトルストーリーにて
小学館刊「機獣新世紀ゾイド 公式ファンブック」内のバトルストーリーでもアニメとほぼ同様の設定で登場。
登場時の階級もアニメ同様大尉から始まり、後に中佐に昇進する。
ただし部下のオコーネルは登場せず、ハマシュートするような場面もない。(そもそもプテラスには乗らない)
ゴジュラスを主な乗機としているが、ルイーズ大統領の勅命に従いデストロイヤー師団に出向、
惑星Zi大異変(グランドカタストロフ)以降数を減らし、今や1機のみが現存するウルトラザウルスに
超大型砲1200mmウルトラキャノンを搭載したウルトラザウルス・ザ・デストロイヤーに搭乗した事もある。
その後、プロイツェンら旧ゼネバス帝国派の反乱時にはケーニッヒウルフに搭乗して
ガイロス帝国のシュバルツ大佐らと共同戦線を張り、ヘリック・ガイロス両軍の会談を妨害した
鉄竜騎兵団(アイゼンドラグーン)のライガーゼロイクスを退ける。
以降、目立った活躍は見せていないが、ネオゼネバス帝国によって共和国軍が
故郷の中央大陸を追われた後も共和国軍指揮官としての采配を振るい続けていたと思われる。