概要
『悪魔城ドラキュラ』シリーズのキャラクター。
初出は『悪魔城ドラキュラX 血の輪廻』。作品ごと姿が大きく変わる。ついでに中の人も変わる。
血の輪廻の際は12歳(1780年生)。公式絵で胸がデカイ。イケメン。
ヒロインであるアネットを「お姉ちゃん」と呼び慕う、最初の救出対象。
傍系ながらベルモンド家の血を引いており、救出すればプレイヤーとして選択可能。
「悪いおじちゃんをやっつけに来たんだけど、つかまっちゃったの。マリアんちもヴァンパイアハンターなんだよ!」
と発言しており、勇敢にも単身ドラキュラ討伐に向かっていた模様。
発言の真偽はともかく、まだ年端もいかない子供であることから
「マリアにはまだ無理だ。悪いおじちゃんをやっつけるのは、お兄ちゃんに任しときな」
とマリアを宥めるリヒター・ベルモンドに対して
「そんなことないもん! マリアへいきだもん!」とムキになるマリアに思わず笑ってしまうリヒターだったが、その実力はベルモンド家の直系であり、最強のヴァンパイアハンターであるはずのリヒターの実力を軽く凌駕するものだった。
ゲーム中の性能
ゴシックホラーアクションの主人公として不自由な挙動(基本は徒歩、空中制御不可等)を強いられていた頃のリヒターと比べると、その性能差は正に兵器。
・リヒターと比べて耐久力が劣るが当たり判定が小さい。
・リヒターよりも移動スピードが速い上にスライディング・二段ジャンプ・空中制御が可能。
・基本攻撃は二羽の鳩をブーメランのような飛び道具として使用、リヒターのムチと比べ単発の威力は劣るが連射が効き、判定も上下に広く移動しながら攻撃できる。
・様々な動物達をサブウェポンとして使うが、実は四聖獣の化身であり、アイテムクラッシュでその力を引き出す。
・コマンド入力により、守護精霊を呼び出して某スタンドの如くオラオラのラッシュを仕掛ける強力な無敵攻撃「ガーディアンズナックル」が無制限に使用可能。
初心者向けという側面を考慮してもリヒターより遥かに強く、ファンの間では「そのリヒターを上回る力を恐れられ、真っ先に狙われた」などと言われる始末。
他の囚われの女性達と違い、魔方陣で作られた結界に封印されているような描写であることから、あながち冗談とも言い切れない。
出演作
血の輪廻(CV:鉄炮塚葉子)
初出演作では『悪魔城』らしからぬ、女児向けアニメのようなデザインだった。
アニメパートとイメージイラストで描かれる赤いリボンとピンクの衣装が特徴的。
初期デザインではリボンが青く、服の袖が白くなっており、アクションパートのドット絵はそれに準じている。この時点で年齢の割に胸の発育がすごい。ちなみにPixivでのイラストでもこれだが決して二次創作設定とかではなく、原作の時点でこれである。
XX
血の輪廻のSFCリメイク移植版。山田章博によるデザイン。
アネットの妹という設定に変更。併せてデザインも変更されている。
ヴァンパイアハンターではない普通の少女であり、救出してもプレイヤーとして使えない。
月下の夜想曲(CV:17歳時:横山智佐 12歳時:椎名へきる)
小島文美によるデザイン。
血の輪廻の最終面を元にしたOPステージではリヒターの体力が尽きた所に駆けつけ、四聖獣の力を捧げてリヒターを無敵状態にして復活させる。
その5年後を描いた本編では成長し大人?の女性に。マリアさんじゅうななさい。背が伸びた分?お胸は以前ほどは目立たなくなっている。
アルカードの行く先々で登場し、最終的にはアイテムを託してくれる。エンディングによっては人前から姿を消そうとするアルカードを追いかける事になる。
セガサターン版では腕試しにアルカードと対決する他、プレイヤーとしても使用可能。
その兵器ぶりに益々磨きがかかっており、無敵モードやドラゴンレーザーなど四聖獣の力を完全に使いこなし、リヒターやアルカードと同じサブウエポンも扱える他、体術にも優れ「ガーディアンズナックル」を己の拳で行うなど、もはや手が付けられない。
しかし、げに恐ろしきはそんなマリアをリヒターが敗走に追いやっている事かもしれないが。えぇ…?
アルカード曰く「ベルモンド家の力は他を圧倒する。同じ性質の力なら、まず倒す事はできまい」とのことなので、多分そういう事なんだろう。
『Xクロニクル』収録版では性能が大きく変更され『血の輪廻』に近い性能に。輪廻との違いとしてはサブウエポン(聖獣)を2つ保持でき、空中ダッシュや鳩に掴まっての垂直上昇が追加された。強いことは強いが、相対的に見て輪廻やSS版ほどの頼もしさはないと言った塩梅。
ギャラリーオブラビリンス
血の輪廻より約150年後。
ゲームクリア後の隠し要素として『血の輪廻』基準の姿でリヒターと一緒に登場。
『ギャラリーオブラビリンス』のシステムそのままに、リヒターと共に行動する。
『月下の夜想曲』基準に更なる強化が図られたリヒターに対してマリアはほぼ原作性能のまま。
それでようやく対等な辺りにマリアの兵器っぷりが窺える。
改めて声を収録しているが声優名は非公開…というより、本作出演声優から考えてステラ・ロレッタ役の鈴木麻里子の兼任であろうと思われる。
Xクロニクル(CV:石毛佐和)
血の輪廻のリメイク版。月下と同じくデザイナーは小島文美。
シリアス寄りな作風とポリゴンモデルの都合にあわせてデザインが大きく変更。
『XX』のマリアを彷彿とさせる前髪に緩めのポニーテールを残し、動きやすそうなキュロットパンツを身につけている。(※当時のキュロットパンツは男装で、フランス貴族が特に好んだとされる。CRぱちんこで追加された「地方領主の娘」設定の下地になったのかもしれない。余談ながら、輪廻の1792年はフランス革命真っ最中)
この作品では元々ヴァンパイアハンターではなく、両親は既に殺害され、シャフトに捕われた際に能力を引き出されたとなっている。…最強の敵を生み出した事になってる気もするが。
Netflixで配信された『悪魔城ドラキュラ 月夜のノクターン』では本作のマリアの衣装が採用されている。
ジャッジメント(CV:松来未祐)
小畑健によるデザイン。新世界のムチ使いと並ぶと、弥海砂に見える。
黒幕の策略なのか、本作のマリアは年相応にぺたんこにされている一方、サイファとカーミラはやたら盛られておりものすごいことになっている。そのため彼女らとの会話イベントでは胸のことをかなり気にしておりお怒りの様子。本作でも攻撃性に優れ耐久力に劣る性質を引き継いでいる。
HD(CV:斎藤千和)
DLCの追加キャラとして登場。
『血の輪廻』の初期デザイン及びアクションパートをベースに改めて小島文美によるイメージイラストが描かれている。
さりげなく「ガーディアンズナックル」が「ガーディアンナックル」に変更されている。(マーシャルアーツ)に分類されているが、血の輪廻と違う仕様となっており、空中では出せずMP消費技となっている。
マルチプレイの協力モードではHPが0になるとスケルトンに変身してしまい、いわゆる復活待ちの状態となる。マリアもやられるとスケルトンの姿に変えられてしまう。白骨死体の魔物にされたマリアはただのスケルトンにされてしまった影響か四聖獣も召喚出来なくなり攻撃手段が骨投げだけとなってしまうが、マリアのラジオチャットは明るい台詞が多いので可愛いロリ骸骨として周りを和ませる事も出来る。
スケルトン・マリア「やったね♪」
『血の輪廻』を元にしているだけあって小島文美タッチであってもデカい。
CRぱちんこ悪魔城ドラキュラ
地方領主の娘という設定が追加。
外見は『Xクロニクル』をベースに下半身をミニスカ白タイツに変更。
『血の輪廻』の快活さはそのままに『月下の夜想曲』のようなグラマラスさと彫りの深さを持ち『ジャッジメント』を彷彿とさせる巨大な杖を携えており、今までのマリアをごった煮したようなデザイン。
設定年齢は不明だが12歳には見えない。
悪魔城ドラキュラ グリモアオブソウル(CV:鬼頭明里)
魔導書の管理を行う組織「エルゴス」に所属するルーシーによって召喚される。
血の輪廻時代のマリア、月下の夜想曲時代のマリアどちらとも登場しているが、血の輪廻時代のマリアはプレイアブルキャラだが月下の夜想曲のマリアはアルターアーツという少しの時間のみでしか使用出来ないキャラクターとなっている。
外部出演
大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL
「スピリット」として登場する。スピリットの詳細はスピリッツ(スマブラ)を参照。
ゼルダ姫に憑依しているがお供にファルコ・リザードン・ガオガエンを連れている上に、コッコ(攻撃して怒らせると集団で攻撃相手に襲いかかる)まで持ち込んでくるので間違ってコッコに当たったり攻撃しないように。そうなるとマリアが兵器になってしまう。
スピリットの外観は上記のドラキュラHD版を元にしており、スピリットレベルを99まで上げると「月下の夜想曲」バージョンに超化する。
ちなみにスキルは空中ジャンプ追加で、パワーはレジェンド級にも引きを取らないという正に兵器な性能である。