概要
この人物と謎のドーパントによって裏風都は作られたと言われている。
ネタバレ注意
万灯姉弟の腹違いの妹にして、裏風都を創造した張本人であり、謎のドーパントの正体。彼らと同じく人体実験施設で育った。
また、雪侍やときめとは厳しい戦闘訓練の中で互いに支え合い、信用してきたようで、幼い頃には互いに笑顔を向けているシーンもあった。
容姿
兄、姉同様整った容姿の持ち主であり、褐色の肌に色素の薄い長い髪をサイドに編み込み、さらに余った髪を後ろで三つ編みにしている。身長はときめより明らかに低く、顔つきや体つきもどこか幼いが、その顔立ちはときめとよく似ている。
劇中では財団Xの白い詰襟を着て登場したが、他の構成員と違い、まだ人間らしい表情を見せている。
なお、髪色は兄や姉と同じ薄紫であることが第147話のカラーイラストにて判明した。
劇中での活躍
雪侍とともに財団Xに加入し、彼の手足としてシティ・ドーパントに変身して裏風都の拡張を行っていた。というのも、彼女は幼い頃から雪侍を慕う一方、彼がときめに夢中になっていることにコンプレックスを感じており、雪侍の力になることで彼に認められたいと思っていたようだ。
ときめは彼女に財団や兄から離れるよう説得を続けたが、自分がシティメモリの適合者であることや家族への情もあってか受け入れてもらえなかった。
そんな中、風都をNEVERが襲撃する事件が発生。そのリーダーが変身する仮面ライダーの能力(※)によって試作型ビゼルが機能停止し、風都に戻っていたときめと雪侍は裏風都に戻れなくなってしまう。更に最悪なことに使用していたガイアドライバーが破損し、シティメモリが暴走を始める……。
(※)詳しくはこちらを参照。
その後、エターナルが倒されたことによって、裏風都に再び入れるようになった二人。しかし時既に遅く、シティ・ドーパント(=トワ)は暴走の限りを尽くしていた。体格は巨人のように大きくなり、頭部の天使像も苦悶の表情を浮かべたものに変化している他、理性を失い視界に入ったものを見境なく攻撃、破壊するようになってしまう。
更に彼女の能力の暴走によって裏風都は拡大し、あの禍々しい街並みが形成された他、風も吹かなくなり淀んだ空気が立ち込める現在とほとんど同じ姿となった。
それでも、雪侍は彼女を救うため、オーロラ・ドーパントに変身。(この段階では旧式ドライバーを使っていた。)「オペレーションX」を当時の秘書、出紋大騎に発動させるようときめに言い残し、マントで彼女を捕縛、裏風都に抑え込む……。
その後、秀夫によって改築、増強された裏風都タワー内でドーパントのまま植物状態におかれ、その名の通り半永久的に封印されることとなった。しかもここまでしても裏風都の拡大を完全に抑えることは不可能である模様。
一方で雪侍は一連の事件を「始動の日」、「運命」と後悔や悲しみを見せるどころか野望実現の本格始動ととらえ、どこか恍惚とした表情を浮かべていた。